2024.8.20 満月「ほんとうはできること」
こんにちは、MOONSOAPです。まだまだ暑さが厳しい毎日ですが、夕方にはどこからか聞こえる太鼓の音や、美しい虫の音が秋の涼しさを招いてくれています。
さて、MOONSOAPは今年で創業20周年を迎え、記念にささやかなマルシェを開催することとなりました。詳しくはこちらをお読みいただけますと幸いです。
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1.MOON LETTER
2.花葉月果(かようげっか)
Contents
1.MOON LETTER
8月20日3時26分、満月を迎えます。
月は強い土星と一緒に水瓶座に入っています。
8月に入って、夏休みやお盆などに、故里や家族など、自分のルーツに触れる機会があったかもしれません。
恵まれた家庭で育った方もいれば、生きづらい環境だった方も、それぞれ違いますが、そういった自分の土台は変えられないものです。
それでも、持って生まれたものを認識した上で、あえて、今の自分は何ができるのか、何をしたいのか、ということを考えたほうが良さそうなタイミングです。
ほんとうはできるのに、その力があるのに、周りの環境のせいでブレーキがかかっていることがあるのなら、
今の自分の自由な感性や個性を生かして生きたほうがいい、そんな感じがする満月です。
残り少ない夏を楽しみましょう。
OSHO
◆THE REBEL 反逆者
自分が自分であることに責任を持ち
変化を起こすことで「反逆者」と言われたとしても
本当に人生でやりたいことをする勇気を持つこと
西洋占星術とインド占星術では春分点の度数が違うため、月の入るハウスが変わることが多いのですが、今回は西洋占星術でもインド占星術でも水瓶座です。
ゆき Blog 星と光
2.『花葉月果(かようげっか)』 第四十九話
「リトリート 〜屋根のない診療所・軽井沢編」
Retreat[ritríːt]: 退却や後退。隠居、隠居所、隠れ家。または避難、避難所という意味の英語。キリスト教の修養会では、静想・退修・静修などとも訳し、一定の期間、静かな場所に退いて、講話を聞き、聖書を学び、黙想・祈りなどをすることを指す。リトリート。
(※第十七話スタート、不定期更新のリトリートシリーズ。今回は第三十七話の続きとなります。)
私たちは、皆ごくりと息を呑みました。
元来、何かを怖がると言うことのないこのお二人と一緒にいると
少しばかりの恐怖がそのまま未知なものへのワクワクへと繋がる、不思議な状態になるので
この時も一体ここから何が始まるのだろうかという期待だけが胸を占めていましたが
大きな生き物が、ブルっと体を震わせるようなそんな振動の後
何かいつもの自分の体感とは異なる感覚になっているようで
私もご主人と同様、野生の動物のように目を光らせ何かを察知しようと全身をそば立てていました。
その時、声ともつかない声が
もう一度、頭の中に届いたのでした。
『ありがとう』
その声は耳を通さず、頭の中に直接入ってくるようなメッセージだったので、聞こえた、というよりも、届いた、という言い方がしっくりくるのでした。
やっぱりだ、
と私は悟りました。
この建物の声だ。
自分が自然の一部であると感じられなくなった時の 急激な孤独。
自分ではない声がたくさん聴こえてきて
自分の声がだんだんと聴こえてこなくなる不安。
目が見えなくて、息ができなくなるようなじわじわと。そんなときに
こっそりと遠くに居た私をここに呼んでくれたのがこの声でした。
そしてこの声の主はまさに
森の中に立つ築100年の古いこの建物、アネモネ院自身の声だったのだと、ようやく確信が持てたのでした。
遠くから、遠くから、あの時、私を
呼んでくれていたのだということがわかりました。
この家は私たちの応答を求めて一生懸命に声帯を震わせるように、想いを放っているのでした。
...
噂を頼りに手探りでウランバーナの森を進み手に触れる木の蔓や蔦を
掻き分けながら
偶然のように、
しかし当然のように辿り着いたこの建物。
...
嗚呼、と深い感動に身を震わせながらも
ここで私は訊かなくてはならないのだな、
と思いました。
“あなたのなすべきことは愛を求めることではない。
自らがつくりだした、愛に対する全ての障壁を
自らの内に探し出すことだ。”
と、なぜこの建物は森の中で人々に告げたのか。
これについてを、この建物に訊かなくてはならないのだな、と思いました。
Ayurveda for your Life --Therapist & Counselor SAKI IKEDA
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