スパーク

ひとりの時間が好きだ。世界でいちばんくらいに好きだ。夜の公園も好きだ。ひとりじゃないから好きだ。
ひとりぼっちだと感じるとき、夜の風に当たりたい。君に置き去りにされるとき、夏の匂いを掠めたい。
君は迎えに来ないけれど、いつまでも待っている。君と手を繋いだ夜の公園で、君が迎えに来てくれるのを、ずっと、待っているんだ。
「心配した」と言う君の顔を、見たかった。

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