忘れたくないこと:にっき2022/5/6

本当はあまり……こういうのは恥ずかしいから残したくないけれど、それよりも感情が風化する前に、忘れたくないから書き留めておく。

久しぶりに、日常の中の小さな幸せを生きて、いや、出来事としては大きいのだが、それはともかく、そういう幸福が過去になって、この少しだけのぽかぽかも薄れてしまうことは、とても悲しいのだ。きっとその幸福は私ではなくて違う分岐点が必ずあって、それでもエンディングがなぜだか私だったので、少し戸惑いながら馬に跨りました。一日の4分の1を、とても大切に生きたいと思ったし、なんで今死ねないんだろうと思ったし、今死んだらもう会えないと思った。明日も大切な友人と会うのに、私が迎えに行かなければならないのに、もうそんなこと結構どうでもいいくらいには、世界で100ばんめくらいに幸せだったのだ。
今日の証拠なんてデータと記憶だけ、小さくてすぐに失ってしまうメモリに、ちょっとはみ出るくらいのデータを、でもどうせ、こんなこと忘れてしまうのに。

もうちょっと、目を閉じていてください。まだ、心の準備が、できていないのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?