RTA in JAPAN Winter 2023に参加してきました。(RiJ前夜までのこと)
1.はじめに
今でもちょっと信じられないことですが、RTA in JAPAN Winter 2023でスターフォックス64のMain Game Score Run(Single life)の走者を務めさせて頂きました。ミコです。
RiJ以降、おかげさまで色々なことがあり、2023年の年末から2024年の年初まで割とノンストップでここまで駆け抜けてきた気がします。
今回はRiJに至るまでのことについて振り返っていきたいと思います。
あ、RiJ当日のプレイについての振り返りは配信でやったので、こっちも見てみてね!(唐突な宣伝)
2.RTAイベントに参加しよう。
私がRiJに参加しようと思い、初めて応募したのは、今回よりももう少し前のこと。2022年のex#1の時だった。
それからは「応募するだけならタダ」の精神でずっと応募してきたが、ex#1、2022 Summer、2022 Winterと3連続落選。「今の自分が持ってる記録って結構凄いからいけるはず!」と思っていたが、現実はそう甘くはなかった。一応RiJにもスーパープレイ枠があるし、スコアアタックが採用されてもおかしくはないはずなのだが…
それでも、スコアアタックは安定感に欠けるし、本気でスコアを詰めるとプレイ時間も不安定になる。やはり大規模なイベントには不向きなのかも知れないと感じた。
そこで、2023年の目標として掲げたのは、「RiJはともかく、まずは何でも良いからRTAイベントに出てみよう」というものだった。
そんな時に私の目に入ってきたのは、任天堂のゲームに限定した新規のRTAイベント、『スーパーニンテンドーRTAマラソン』だった。
3.はじめてのイベント参加
これは間違いなくチャンスだと思った。しかし、問題はどのカテゴリで応募するか。通常のスコアアタックではイベントに採用されるには不利になる可能性が大きい…
そこで白羽の矢が立ったのが『2K%』というカテゴリだった。これはスコア2000HITオーバーを記録しつつ、素早くゲームクリアを目指すという、スコアアタックとタイムアタックの両方要素を含むものだ。
このゲームをプレイしたことがある人であれば、2000HITというスコアはそれなりのインパクトがある。そこにRTAの要素が加われば更に興味を引くだろう。「とにかくスターフォックス64でRTAイベントに出る」という目的を達成するならこのカテゴリが最適だと判断した。
結果、見事に当選し、遂に初めてのイベント参加を掴み取った。
ということで、スーパーニンテンドーRTAマラソンに2K%で参加することになったのだが、これが思いの外緊張した。
というのも、Twitchで同接数を確認したら1000人くらいいるのである。
「いや、1000人って何だよ!?私がニコ生やってる時にリアルで見てくれてる人5人くらいだと思うんだが!?200倍やんけ!!!」とひたすらビビり倒していた。コーネリアなんかミスり倒してるし、喋りもノッてないしで見てられない…
このカテゴリで一番気を付けなくてはいけないのがメテオのワープだった。
しかし、ワープさえ出来れば後は何とでもなる。なので、ワープを決めた後はかなり気が楽になり、普通にプレイすることが出来た、ところどころで仲間に暴言を吐くぐらいには余裕があった。
なんだかんだあったが、無事に完走し、後にTwitchのチャットアーカイブを見てもそれなりに好意的に見てもらえたのはとても嬉しかった。イベントに参加するという目標を達成することも出来たので、一安心である。
結果的に、ここがターニングポイントだったのかも知れない。
4.遂にRiJ採用!!!
さて、これで「RTAイベントの参加経験があります!」と言えるようになった。イベント実績が皆無な中RiJに応募してきた以前とはワケが違う。
ということでRiJ Summer 2023に応募したのだが…見事に落選。
ただ、今回も落選だろうと思っていた。というのも、先述のスーパーニンテンドーRTAマラソンで応募したのは2K%。RiJに応募したのは『Main Game Score Run』、『Extra Score Run』の2つ。どちらもスコアアタックで応募していたのだ。
一応、この頃から既にシングルライフ(エクストラでは、ほぼシングルライフ)のレギュレーションで応募していた。RTAイベントでは異端となるスコアアタックで冗長になるような、本気の記録狙いのスコアアタックでは採用はされないと考えていたからだ。
実は、これ以前はRiJに応募する際は『2K%』のカテゴリを提出していた。しかし、2K%はもうイベントで披露した。それに私が本当に見せたいのはスコアアタックだ。「どちらにしても採用が難しいならもう妥協はしない。」と意気込んでのスコアアタックでの応募だったが、やっぱりダメだった。
RiJでは過去にスターフォックス64のAny% RTAが採用されている。一度採用されたゲームでもあり、スコアアタックという特殊なカテゴリではやはり無理なのだろうか…
あっという間に、RiJ Winter 2023の応募が始まった。
正直、応募するかどうかさえ迷っていた。結局応募したのは応募締め切りの1時間前ぐらい。今回もメインゲーム、エクストラのスコアアタックで応募した。
どうせ落選するだろうと思いながら当落を待ちつつ、RiJ前に開催されるニンテンドー64のゲーム限定のRTAイベント、『N64 SpeedRun Party』への参加応募をするために、RiJのゲーム紹介・カテゴリ紹介文を参考にしようとした時だった。
なんと、RiJに応募した際のカテゴリ紹介文で誤字をやらかしていた。「誘爆」と書くところを「ゆうっばく」と書いていた。
「紹介文で誤字ってるヤツのゲームなんか当選するわけねぇ!!!」と愕然とした。これは社会人としてやってはならないことだろうと…
そうして、RiJ Winter 2023の落選を確信しつつ、N64 SpeedRun Partyのゲーム・カテゴリ紹介文に誤字がないかとても注意しながら応募を済ませた。
で、いざRiJ当落の日になって確認したら、スターフォックス64が採用欄にあるのである。カテゴリは『Main Game Score Run(Single Life)』。走者は間違いなく私だ。これには目を疑ったし、見た時は思わず「うえぇっ!?」と変な声を上げた。今回ほど落選を確信していた時はなかったからだ。
どれだけ落選を確信していたかというと、今までRiJ当落発表の瞬間は必ず配信をしていたのだが、この時は配信していなかったくらいだ。こんなことならやっておけば良かった…しかし、遂にRiJの当選を掴んだ。しかも、シングルライフ…やり直し無しの制限があるとはいえ、念願のスコアアタックだ。今まで自分がやってきたことの、一つの到達点に達したと言っても過言ではないだろう。
当時、スターフォックス64で出来ることがほとんどない事に気付いたこと、心身ともに自分自身の疲労がたまっていたこと、その他にも色んな要因があり、もうフェードアウトしようとしていたぐらいにモチベーションは落ちていたが、これでモチベーションは復活した。あとは本番まで全力で準備を進めていくのみである。
後日、先述した『N64 SpeedRun Party』への参加も決まった。
こちらもメイン・エクストラの両スコアアタックで応募していたが、こちらではエクストラ スコアランが採用された。
12月2日・3日の2日間に渡って開催されたこのイベントは、RiJの前にイベントでスコアアタックが出来る絶好の機会だった。
前回は初めてで緊張したが、今回は2回目のイベント参加。もう緊張はしない…
嘘です。この時も凄く緊張していました。その証拠にコーネリアでミスりまくりました。
しかし、その次のステージ、セクターYでは普段のスコアタでも優秀なスコアと言っても良い450HITを記録。これで完全に緊張が解れた。
セクターYは、イベント直前に裏で練習をしていた時に462HITを出して自己ベストを記録するぐらいにこの日は良かった。それで自信があったのが要因だろう。
最終的にこのイベントで残したトータルスコアは2935HIT。ほぼやり直し無しのプレイで2900HIT超えは優秀だろう。更に完走後にもう一度コーネリアをプレイさせて頂き、当時の自己ベストタイである361HITを記録した。
これでスコアアタックでイベントに参加したという経験が出来た。
前回は2K%で、純粋なスコアアタックではなかったが、今回は真っ向勝負のスコアアタック。この経験も非常に大きかった。
緊張している状況でスコアアタックをやっても、ある程度の記録は出せることが分かった。そして、自分は一定の難所さえ超えればリラックスしてプレイ出来ることも分かった。
RiJの難所は2K%の時と同じく、メテオのワープだ。これさえ超えれば最低でも2600HITという目標スコアの達成は容易であると確信した。
あと、すっごいどうでも良いけど、スーパーニンテンドーRTAマラソンの時も、N64 Speed Run Partyの時も競馬で勝っていた。高松宮記念はトゥラヴェスーラの複勝、チャンピオンズカップはレモンポップの単勝、美味しかったです。RiJ当日は競馬がないが、その直前には有馬記念がある。
このジンクスから、有馬記念は的中する。そう確信した。
有馬記念はソールオリエンスの単勝1万5000円勝負で散りました。
(「RiJ前日&当日編」へ続く 後半の公開がいつになるかは分からない)
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