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芝かぶりシートと推しの話 〜奈良クラブvsいわてグルージャ盛岡〜

日時:4月16日(日)13:00K.O
場所:ロートフィールド奈良
対戦相手:いわてグルージャ盛岡
◯1-0 win

【芝かぶりシートで観戦】
今節から「芝かぶりシート」が販売に。いわゆるピッチサイドで試合が観られる席種。当日券なし、前売りのみで5,000円。限定20席。15席ほどは埋まっていたように思いました。
陸上競技場なのでトラックの分、距離を感じてしまいがち。ですが、ピッチサイドはやはり近い。スポンサー看板の真後ろでしたが、そんなに高さはないのでピッチレベルで試合を観戦することができました。
場所としては奈良側ゴール裏寄りに座席が設置されていました。
試合中の写真撮影もルールを守ればOKということで、撮影しておりました。撮った写真はTwitterやInstagramに載せていますのでどうぞご覧ください。

ざっくりポイントと感想を。

・チケットで名前を確認。入った順番に芝かぶりシート専用のパス(首から下げるもの)を渡される。出るときには一度パスを返却、入るときに再度交付、という流れ。再入場時にチケットを見せる必要がないのがとても楽でした。(受付してくださったスタッフさんが丁寧に対応してくださったおかげです。)
・中に入ってからは自由席。好きな場所を選んで座ることができます。ちなみに、パイプ椅子でした。
・いい天気だと確実に日焼けします。わたしはマスクの跡がくっきり残るくらい焼けました。夏場はかなり暑いと思います。
・水分補給以外は飲食禁止です。この日は天極堂さんの葛もちサイダーをいただきました。(座席まで持ち込みできました。)奈良クラブカラーでブルーハワイにしました。美味しかったです。
・カメラは一脚や三脚は禁止。わたしはかなりコンパクトな一眼を使っていて、いつも首から下げて撮ってるのでいつも通りでした。ご一緒させていただいたサポさんは望遠を使っていたので重そうでした。公式カメラマンさんの目線を味わえます。いつもこの景色が見えるのかと羨ましく感じました。
・比較的、みなさん静かに観ていましたが、途中チャントを口ずさんでいる方もいましたし、ゴールを決めたときにはナイスゴール!と声も上がりました。わたしもご一緒したサポさんとあーだこーだ言いながら観てました。笑

奈良クラブの選手でこちら側の座席に気がつき、最初に声をかけてくれたのは都並選手でした。ウォーミングアップのときでした。選手からそういったアクションを起こしてくれるのはとても嬉しいですね。

余談ですが、ウォーミングアップの最後のダッシュのとき、都並選手が「ホームで勝つぞ!やるぞ!」と周りの選手たちを鼓舞していました。そういう声が聞こえるのが芝かぶりシートのいいところです。

【推しの古巣戦】
一番書きたいのはこちらのことですね。本音を書きましょう。取り留めのない話になりますが、お付き合いください。

ヨメが4年間在籍していたグルージャとの対戦でした。わたし以上に本人は気合が入っていたと思います。
琉球戦で、相手選手と競り合ったときに後頭部から落下し、正直、次の試合出られるのかと心配していました。
でも、そんな心配を忘れさせてくれるくらい、ピッチで躍動してくれました。
何の巡り合わせか、一緒にプレーしていた宮市選手とのマッチアップが実現しました。
これはわたしが言うまでもなく、長くグルージャを応援してきた方たちにとって、胸が熱くなったシーンだったのではないでしょうか。
わたしよりも前にヨメを応援してきた方たちもたくさんいます。むしろ、わたしはガンバにいたときのヨメのことはほとんど知らなくて、在籍していたのを知っている程度です。
グルージャに在籍していたときも、ヨメのことを応援している方が多いのは肌で感じていました。とても愛されていました。

グルージャは1年で降格、そのタイミングで奈良クラブが昇格。そして、その日を迎えました。

「同じカテゴリーなら地元チームを応援するべきだよ」と言われたことがあります。なので、また同じことを言われるのかと怯えていた自分がいました。

「試合出てないじゃん」「干されてるよね」
そういう風に言われてとても悔しい思いをしたこともありました。わたしが感じていた以上に、本人はその思いを強く感じていたと思います。

だからこそ、この試合は何としても勝ちたかった。

そんな思いで迎えた一戦。

勝った。

素直に、嬉しかったです。

試合が終わったあとに近くまで挨拶に来てくれました。ソックスを下ろした脚は擦り傷だらけでした。

身を粉にして、とはこういうことを言うのかと。

色々な感情が込み上げてきました。

視界がボヤける中、ハイタッチをしてくれた選手たち。周りの選手やサポーターからしたら、なんでこいつそんな風になってるんだと思ったと思います。

それを知っていたと思いたいのですが、ヨメは笑顔で迎えてくれました。見たことないくらい、眩しい笑顔でした。

去年より表情がとても柔らかくなったように感じました。

途中、自分が腐ってしまって、なんだよ!って思うこともありました。個サポを名乗っていいのかと、こんな奴が応援していていいのかと思うこともありました。

今だから言えます。

信じて応援してきてよかったです。

微力かもしれないけど、これからもサッカーを続ける限り、その背中を押させてください。

いくらでも後押しします。

長くなりました。
読んでいただいて、ありがとうございました。


今度はいわぎんスタジアムで。