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スピッツ『インディゴ地平線』

1996年10月23日リリース、スピッツの7枚目のフルアルバム。

今日は草野さんのお誕生日という事で、それだけでスピッツを聴こうと思った人も多いんじゃないかな。

ただそれだけの理由でこのアルバムを今日は一日中聴いていた。スピッツも未だに全アルバム聴いた事はなくて、今日はたまたまこれを。

レビューはいつも調べたながら、聴き返しながら書いているので、誤った知見が入っているかもしれないけど、ご了承ください。


M1.「花泥棒」演奏時間1分50秒、手始めの1曲だけどベースがゴリっゴリっ!思わずレッチリかな?と思ってしまいそうになるほど。詞も前衛的で、一緒に"花泥棒ー!"と言いたくなる。夢では上手くいくのに‥分かる‥。


M2.「初恋クレイジー」世間の抱いているスピッツのイメージのままの楽曲。というよりシングルカットしてもいいような曲の構成。と、思って調べたら本当にシングル候補だったらしい。聴けば皆そう思うよね、スピッツ節炸裂だ。


M3.「インディゴ地平線」表題曲。スピッツの楽曲は海がよく登場するし、スピッツを思い浮かべると海岸の景色も浮かぶ。地平線もその路線の曲で、このアルバムのジャケの女の子と一緒に浜辺へ向かうような、そんな様子をイメージして聴きたい曲。


M4.「渚」シングル曲。前トラックが地平線を歌い、この曲では渚。やはりスピッツは海が好きなんだと思ってしまう。シーケンスを利用した曲らしく、あのデジタルっぽい音はそういう事だったのか。ちょっと変な曲だけど、サビの歌メロはさすが。


M5.「ハヤテ」ギターの音がお気に入り。草野のストロークと三輪アルペジオ、その所々に入る音(何だっけな)も良い。あと相変わらずベースラインが魅力的。"言葉はやがて恋の邪魔をして それぞれ鍵を100個も付けた" という詞も面白い。


M6.「ナナへの気持ち」始まりで、「笑いすぎ?‥ふふっ」という女性の台詞が入る。その声を記憶したまま詞を眺めると、自分の理想の恋人像を個々に想起して曲に没頭出来ると思う。勝手な想像だけど、長髪で知的な女性像が多いような気がする。


M7.「虹を越えて」明るいコード進行でポップなAメロとBメロが続くが、サビはあるようでないような構成。間奏のカッコいいベースラインと歌メロを扮したギターソロが和む。その後もソロがあって、演奏の聴き応えがある。


M8.「バニーガール」シングル「チェリー」のカップリング曲。この8cmシングルは中古で買って持っているので、当然この曲も知っていたんだけど、多分このアルバムの中で1番好き。それぐらい聴きやすくて、このアルバムの中ではアップテンポな方だし。かなりポップな曲。


M9.「ほうき星」Ba.田村が作曲の少し不思議な曲。まずギターリフからして変な感じ、ベースが完全に楽曲を支配している。サビ以外、本当に「ほうき星」の曲なのかな?って思う。「火山の洞窟」という雰囲気。笑


M10.「マフラーマン」ギターの歪み具合からベースの重さ具合から、題に似合わず超ヘビーに始まる曲。最近スピッツの曲を聴く事が多いけど、ベース本当に重いし、うねりまくりだ。ただでさえ抽象的だけど、今回は詞がさっぱり分からない。笑


M11.「夕陽が笑う、君も笑う」この曲もM8.同様にアップテンポなナンバーですぐに好きになった曲。曲のテーマも前向きだし、アニメのEDに使われそうなイメージで聴いている。


M12.「チェリー」シングル曲にして代表曲。1番最後にこの曲を持ってくるのは、アルバムのコンセプトとは外れているからなのかな?個人的にはそういうふうに受け取ってしまう。間に入るとちょっと違和感があるのかも。

最近聴く事は少なかったけど、アルバム全編通した後の油断した所にこの曲が流れると凄く良い。単体でも勿論良いけど、余計に際立つというか、スピッツを知った時の原点の新鮮さに還る感じ。

未だにカラオケでもみんな歌ってるし、世代を超えて愛されている。誰がなんと言おうと、間違いなく名曲と言える。


今日で草野さんは53歳になるらしい。この年齢で、あんなに透き通った綺麗な歌声が出せるなんて。多分、活動休止だってした事ないと思う。めちゃくちゃ体力があるなぁと感心する。

僕はスピッツのライブをまだ生で観た事がないので、自分が生きている間に絶対に行こうと思う。

Twitter見てる限りだけど、スピッツは本当に愛されているね。

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