リモート会議

製造業界で営業をしている知人は、この数年間続けるうちに、対面で会う機会がほとんど減ったと聞く。会うことでしか得られない情報や価値への意識が薄れるのではないか。そんな仮説を立ててみた。
やはり出張だと体を動かすのがおっくうになり、外にでることはためらわれる。実際、要件というのは10分そこらで終わるし、あとは駄弁りのほうが多い。
リモート会議が、米欧のような多様な働き方が日本企業に影響するといわれ、コロナ禍で一気にタイムリープしたような状況だ。
リモート会議は米欧のような「合理的な働き方」を、日本企業にもたらすと言われてきた。働く人の意識まで変化させたとすれば驚きだ。
そんな世の中の流れが変わるのかもしれない。米アマゾンが、社員に対し、コロナ禍前と同じく、週5日の出社を義務づけると発表した。
「過去五年間を振り返ると、オフィスで対面で働くことの意義は大きい」と確信したそうだ。
対面で仕事をすることのほうが、よい影響を与え互いに学び合うことができるとも気づいたという。グーグルなど他のデジタル企業も出社回帰に向かっている
日本政府は、海外の動向をなぞり、テレワークを推奨してきたが、どうするのだろう?
大切なのは人と人を有機的に結び付けて、血の通ったコミュニケーションをすることではないだろうか。