【FaB】Deadlockと引き分けと投了
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2023年12月30日のルールに基づいて作成しています。
英語のルール文章を日本語に訳しているものは私訳になります。
2024年10月1日:BHTokyo2024の出来事を元に追記しました。
はじめに
2023年もまもなく終わりですね。
今年はFlesh and Bloodの日本地域のサポートが始まり、日本選手権を筆頭に、Battle Hardened: TokyoやProQuestなどいろいろなイベントがありました。
今まではスケジュールされたイベントの参加者をメインターゲットにして記事を書いてきましたが、今回は年末年始版です。
実家のこたつの中でゴロゴロしている方がメインターゲットです。
気軽に読んでもらえるとうれしいです。
ゲームが進行しないとき
Flesh and Bloodの特徴的なゲーム性として、ターン終了時に手札を規定枚数になるまで引くルールがあります。
このルールから、手札が多いときはカードを引かずに自分のターンを終了する場合があります。
お互いがそれを繰り返し、何もせずにターンエンドが続きゲーム状況が何も変わらない状況が時々発生します。
そんな状況をDeadlockと呼びます。
Deadlock
DeadlockはCRで定義されています。
日本語訳
Deadlockが起きると、ゲームは引き分けになる。Deadlockは、すべてのプレイヤーがゲームの終了を目指さないプレイを続ける場合に発生する。
以上から、Deadlockが起きると引き分けになることがわかります。
次にCRにある具体例を見てみましょう。
解説
例:2人のプレイヤーのライフはそれぞれ1です。お互いに手札にあるのはInvert ExistenceとClacked Baubleの2枚のみです。彼らのequipment、weapon、そしてデッキには何もカードがありません。
最初にInvert Existenceをプレイしたプレイヤーはゲームに敗北します。なぜなら、対戦相手は対応してInvert Existenceをプレイすることができ、それが最初に解決してダメージを与えるためです。
そのため、相手が動くまでターンエンドを繰り返すのが最善手です。
以上からゲームは引き分けになります。彼らはDeadlockに陥っているためです。
Deadlockの説明は以上です。
皆さんのなかには上記のような状況に陥ったことや、そうなってしまうかも!と思い困った経験がある方がいるかもしれません。
Deadlockという概念を知った皆さんは、今後はジャッジを呼んで引き分けにしてもらいましょう。引き分けが嫌なら、違うアクションをしてゲームを進めましょう!
追記:DeadLock後は?
再度ゲームをします。これは、FaBのゲームが1本先取のためです。現在のマッチの状態を見ると、どのプレイヤーもまだ1ゲームをとっていません。そのため、サイドボードから初めて2本目のゲームを行います。
この際、先手後手の決定権は1ゲーム目に決定権を持っていたプレイヤーが引き続き持っています。
制限時間も残り時間がそのまま適用されます。延長時間はありません。
合意による引き分け(ID)
合意による引き分けはTRPで定義されています。
解説
エリミネーションラウンド以外のラウンドでは、プレイヤーたちはゲームやマッチの結果をいつでもお互いの合意の上で引き分けにできます。
Intentional Drawsの頭文字を取って、IDと呼ばれています。
お互いの合意がないとできないため、片方のプレイヤーがIDを申し出ても、もう片方のプレイヤーが拒否した場合はゲームが続くことになります。
ゲームの状況に関わらずIDは可能です。ゲームの準備中や、ゲーム中の状況に関わらずプレイヤーはいつでもIDを提案することができます。
投了について
投了はTRPで定義されています。
解説
プレイヤーは制限時間のないラウンドではいつでも投了することができます。
制限時間のあるラウンドではいつ投了できるのか?以降の文章を見ていきます。
解説
制限時間のあるラウンドでは、制限時間終了までの間はいつでも投了できます。制限時間終了後にゲーム内でのアクションをしたプレイヤーは、そのゲーム中は投了できなくなり、最後までゲームをプレイする必要が生じます。
もし上記のタイミング後にプレイヤーが投了を望むならば、正当な理由がない限りそのプレイヤーはイベントから棄権することになるでしょう。イベントから棄権したプレイヤーは、その時点で進行中のゲームは敗北扱いとなるためです。
制限時間内でゲームを終えることができなさそうなら、制限時間終了前に投了するかしないか考えておくのをお勧めします。上記から、制限時間終了後にゲームを進めると、その段階で投了ができなくなるためです。
制限時間終了後に投了が認められる事由の例として以下があります。
解説
・緊急事態が発生したとき
・体調がすぐれないとき
・コーヒーを溢してはやく掃除したいとき
上記が正当な理由の例です。正当な理由がある場合は、制限時間終了後のゲーム中でも投了することができ、次のラウンド以降もトーナメントに残ることができます。言い換えると、正当な理由がないけれども制限時間終了後に投了したいならば、それはトーナメントからの棄権とセットになるでしょう。
この節の最後に、対戦相手に投了してくれないか?と聞くのがいつまで適正なのかが書かれています。
解説
ゲーム開始前に自分のデッキを対戦相手に提示するまでの間、プレイヤーは対戦相手に投了してくれないか頼むことができます。
お互いにデッキを提示した後は頼めません。暗黙的に投了を要求したり圧力をかける行為も頼む行為とみなされます。
投了については以上です。
FaBでは円滑にゲームを進めるため、制限時間前後での投了や、対戦相手に投了してくれないか聞けるタイミングがルールで定められています。
わからないときはジャッジに聞いてください。
まとめ
Deadlock、ID、投了について述べました。
FaBではこれらのできるタイミングがルールによって定められています。
ルールに則って正しいゲームの幕引きをしましょう!
では皆さんよいお年を!
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