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【moonの韓国ワーホリ日記10】「働かない」を選択した理由

こんばんは、moonです。

私の韓国ワーホリの目的は、推し活
ワーホリ出願時から”働く”ということは自分の選択肢にはありませんでした。

”勉強”することも”働く”ことも選択しないワーホリ。
貯金を考えると、働きながら生活するより滞在期間は半分以下になりましたが、自分のやりたいことを優先しました。
この選択が100%正解だったかと聞かれると、いまだにわかりません。

最低限ハングルだけは覚えておかなければと思い、渡韓直前にギリギリTOPIK2級を取得しましたが、「楽しい」だけで良いのか。私は何か「成長」するべきだったのか。今も悩んだり迷ったりすることがあります。

でもこの4ヶ月間のソウル生活の中で、自分の幸福度が上がったと思えることが大きく分けて二つありました。

・自分と向き合うこと。
・”好き”を貫くこと。


これだけは間違いないと思っています。

1.自分と向き合うこと

一人の時間が無限にある中で、推し活を通して自分と向き合う時間が増えました。

どこへ行きたいのか、何を食べたいのか、じっくり考えながら毎日を過ごしています。

色々なひとりイベントも開催しました。
「韓国ワーホリやりたいことリスト」を作って達成した時にチェックを付けていく遊びをしたり、韓国限定お菓子をコンビニやダイソーで購入して食べ放題デーを作ったり。
ひたすら映画だけを観たり。
韓ドラ関連のイベントをSNSで見つけた際は次の日には飛んで行くこともありました。

これまで「時間がない」を理由に日本では先延ばしにしてやらなかったことにも挑戦しました。
博物館、美術館、植物園、演劇。色々な場所を訪れて自分の“好き”を広げました。

特に演劇。
生で観るお芝居に感動しすぎて、今後はちまちま働きながら劇場に通う生活をする人生もあり!!と思ってしまうほど惹かれるものがありました。

ソウルにある演劇の街。
あまりにも好きでここでずっと暮らしたいとすら思った。

日本の映画やドラマも数えきれないほど視聴して新たにお気に入りのジャンルや推しを見つけました。
日本にいてもできるけど、日本にいたらきっと気づかなかった新しい自分だけの幸せ。
このワーホリ生活で一番大きな気づきだったかもしれません。

反対に、自分が苦手なことも発見しました。

外食です。

一人でお店でご飯を食べることがあまり得意ではありません。
周囲に人がいると落ち着かないみたいです。
日本でも一人で外食よりテイクアウトの方が多かった気がします。
カフェもスタバ以外一人で行ったことがありません。
外食って旅の醍醐味なのに...と思ってたまに挑戦はしていますが、人はなかなか変わらないようです。

ワーホリ生活でしか得られない、ゆっくりひとり時間を過ごしてみて、自分の“好き”と“苦手”を発見できたことはとても大きいと思います。

2.好きを貫くこと

ワーホリ生活の最優先事項は、自分にとって心地良い暮らしを作ることでした。
初めての一人暮らしが(と言ってもコシウォンですが)韓国になったため、できる限りマイナスな感情やストレスを避けて暮らしたいと思っていました。

何より重要なのは旅のメインイベントである“推し活”。
“働く”=生きるための手段と考えた時、私にとって“生きる”とは、美味しいご飯を食べて映画やドラマを観てライブに行きイベントに参加すること。その“生きる”の大部分を韓国エンタメが占めています。

韓国に滞在して数ヶ月。
正直、この先もずっと韓国で暮らすという想像はできませんでした。
働いたり、ここで何年も生活するということは、文化の違いや言語の壁にぶつかり、良いことも悪いこともたくさん経験することになります。

でも私にとって韓国は今もずっと推し活の場であり、夢を見る場所です。

学生時代、1番大変だった時期を支えてくれた韓国ドラマとKPOP。

この“好き”という気持ちだけは絶対に失いたくなかった。

20階からの景色。私はこの街で暮らしているんだと考えたらワクワクが止まらなかった。

数ヶ月滞在していれば、腹が立ったり悲しい思いをすることもあります。

それでも、この景色を見たときに「帰りたくないな」と思えるくらいには、この国を今も好きでい続けられた自分は幸運だと思っています。

最後に

ワーホリ生活では“働かない”を選択した私ですが、一度だけ面白い求人を見つけて応募したことがあります。
やりたいことも見つけて採用されればなんとか一年はここにいれるし、ダメだったらお金が尽きるまで遊ぶことに専念しようと思って応募しました。

結果は全然ダメでしたが、挑戦したいという気持ちに忠実に行動したり、どうにもならないことは諦めて“楽しむ”に専念したり、この時間にしかできないことを経験できたので後悔はしていません。

正解がないワーホリ生活で常に迷いながら旅をしていますが、楽しければオールオッケー!と思うようにしています。

こんなゆるすぎるワーホリ生活ですが、「こんなヤツがいるんだ」とどこかの誰かに安心してもらえたら嬉しいです。

それでは!!!!


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