シェア
秋の星月がゆらゆらと 雲間に揺れて踊るやう まこと奇麗な空に向け ぼくのため息昇つてく
夕笑みに渡る雲と鴉は それぞれの朋を引き連れて 夜の帳に消え霞んでゆく 握つた手だけは離さ…
春の風吹けば 君の髪は揺すれ 影のなかで微睡めば 夢のやうな五月の空
暖かき午の射し陽に 懐かしき日々を憶へば 君の鼻唄が聞え 徒然と目を閉づ