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【1】鍼治療初回

PVLで脳性麻痺、四肢麻痺のsunちゃんの鍼治療の記録です。

鍼治療を受ける前のsunちゃんの詳しい発達状況は、別記事「sunちゃんの発達状況」にまとめてあります。

関東にある鍼灸院に、メールで現在のsunちゃんについて伝え問い合わせたところ、相当回復する見込みがあることと、でもまずは体の状態や色んな発達の具合を見なければ詳しいことはわからないという事だったので、早速飛行機とホテルと、初診の予約をとりました。

土日の予約は混んでいて、予約が取れたのは約1ヶ月後でした。幼すぎるsunちゃんと荷物をもって一人で行くのは難しかったのと、旦那と一緒に二人でちゃんとみて話を聞きたかったので、旦那の休みに合わせる必要がありました。

2020年3月某日、行ってきました。最寄りの駅から徒歩5分ほど、他にもクリニックが入っているビルにありました。駅から近いことと、道もわかりやすかったので、駅からの出口さえ間違わなければたどり着けると思います。

問診があり、女性の先生にかなりしっかりと出産当時の事や、最近の過ごし方について聞かれました。

治療院に来る前に、生まれた時の状況をあらかじめ整理していたのですが、緊張からちょっとしどろもどろに。

ある程度、治療院のHPを読んで予備知識がないと先生の話が理解できないところがあるので、事前に読んでおく必要があるなと思いました。内容はとても前向きな内容で、未来に光が差したように思えました。

内容はこれまでいろんな症状の子たちが歩けるようになっているというもの。すごい重たい症状の子でも、必ず改善に向かっているということでした。HPでは症状の軽めの子が多く、自分で立つことが不可能なsunちゃんは本当に回復して成長していくのか疑っていたのですが、HPに掲載していない子たちがたくさんいることを教えてもらいました。

初回治療はするかしないかと聞かれたので、もちろんします!と即答。

専用鍼は買っても買わなくてもいいということだったんですが、なんとなく購入しました。(これは本当にどっちでもいいみたいです。)

初回の治療は、知的の発達を促す治療でした。うつ伏せで、動かないように手足をベルトで固定して、おでこ、眉間、こめかみ、両手、両足に鍼を刺して、電気を流す装置をつけていました。時間は15分ほど。

sunちゃんは初めてのことで、痛くて怖かったのか泣き叫びました。そもそもうつ伏せが嫌いなので、それもあってかかなり怒って泣き叫んでいました。

鍼が終わった後は、理学療法で全身をゴリンゴリンにマッサージというか体操というかストレッチというか、とにかくびっくりするくらい、ゴリンゴリンにやられていました。sunちゃんは当然泣き叫んでいました。

終わった後は、体の柔らかさがすごかったです。こんなに柔らかくなるの!?ってくらいすごくて、柔らかくなったsunちゃんの足首をずっと曲げ延ばししていました。

sunちゃんはすごく疲れたみたいで、かなりぐったりしていて、夜はいつも寝かしつけが必要なのに、勝手に一人で寝ていました。次の日の朝、目覚ましの音がかなりうるさくなっていたのですが、それでも起きず!かなり熟睡していました。

次の日も、なんとなくぼんやりしていました。ですが、手の動きが積極的になっていて、ベビーカーに乗りつつも手を伸ばしてお店の商品を触ろうとしたりしてて、さらに、手を動かすときにいつもは足も突っ張っていたのですが、それが全くなくなっていたのです。

初回の治療で効果が見えたので、通うことに決めました。遠方なので労力や費用が掛かること、問題は山積みでしたが、sunちゃんが普通に歩く未来が見えた気がしたのです。

さっそく、4月と5月の治療の予約を入れました。飛行機と宿泊施設の予約も。

4月の予約まで約1か月ほど空いてしまったのですが、その間にまた信じられないことが起こりました。

sunちゃんがズリバイのような動作をしたのです。うつ伏せが嫌いで、すぐ泣いてしまうsunちゃんが、うつ伏せにしたら泣かずに怒らずに、手の力だけで前に進んだのです。

鍼の効果が出ていることを、また確信し、夫婦で泣きました。

これから治療院に通うのは大変だろうけど、絶対に心折れることなく最後まで通い続けなければという意思も生まれました。

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