見出し画像

Solitudeのすゝめ

 ご無沙汰です。メシロです。突然ですが、「Solitude」という言葉をご存知でしょうか。ラテン語のsōlusを語源にしてるんですが、「孤独」という意味です。「ソロプレイ」とかのソロですね。トランプゲームのソリティアもそうかも。

 ただ「孤独」という言葉はこれ以外に「Lonely」という言葉がありますよね。じゃあどう違うかっていうと、Solitudeは進んで一人になる一人でいることを楽しむ、っていう意味合いがあるんですよね。個人的な解釈では、「孤高」も割と近いかなって思います。

 昔から一人でぼーっと考え事するのが好きだった僕は、このSolitudeって言葉が好きでして、高校の仲良い先輩がよく言ってたのが記憶に残ってるんですよね。そんなSolitudeについての話です。

  

 時々、時間が余ってる時に、一人で人気のない場所に行きたくなるんです。人工島の隅っことか、海辺とか。博物館・美術館とか、人のいない喫茶店とか。あと一人でドライブしたりとかね。なんというか、その間に思考を整理する時間が好きで。

そんな時、特に好きな場所がここで、時々行くんですけどね。

鬱屈としてるね

ここがわかった方、大阪市民か廃墟マニアの方ですね。そう、「なにわの海の時空館」です。大阪市によって176億円をかけ、海に関する博物館として2000年に建てられたものの、全く人が来ず、赤字を垂れ流した結果2013年に無事閉館廃墟と化し今に至ります。ちなみにこの球状のドームは海底のトンネルから入るそうで、陸からは行けません。以下の記事に詳細が書かれていますが、ほんまなんでこんなもんつくったん????

 

 ということで、この廃墟の前で黄昏れるのが好きなんですよね。基本的に人は来ないし(時々釣りをしているおじさんはいるけど)、さざ波の音が心地いいし。考え事をするのにいい場所で、「SFっぽい見た目してるのに廃墟なのが退廃感を加速させてるな」とか、大きな存在に対する無力感、みたいなのを感じたりとか。あと時々タンカー通ったら、「この陸と隔離された大きなハコにも働いている人がいるんだ」って思ったり、海を眺めながら一人反省会をしたり。ただ難点はこの時期は寒すぎて死んじゃうことですね

でもなによりも、辛いことがあったとしても目の前にそれ以上のクソデカ失敗が鎮座してるんで、それに比べたら自分の悩みなんか些細なもんだなって思っちゃうんですよね。ですので、目の前のクソデカ失敗に思いを馳せながら、考え事に耽るのも良いかなって。たまにはそんな一人の過ごし方も悪くないかもよって話でした。
ほな。

余談ですが、これどうやって落書きしたん????????????????

もしかしてこれ描くために泳いだ???????


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?