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野良猫さんが子猫を連れてやって来た(1)

なにか出来事が重なる日というものがあります。

6月15日、私は午前中に加藤拓未さんのバッハの講義、午後は横浜詩人会主催、詩人の松下育男さんの講演会に行く予定で以前からずっと楽しみにしていました。
早朝家事を済ませてバス電車を乗り継ぎ2時間かけて会場に着くと鍵がかかっていて誰もいません。
驚いて受付の方に伺うと講義は夕方17:30から時間変更になったのだとか。すぐにこの講義のお世話係をしているかたと加藤先生にご連絡しました。
数分後、とても丁重な謝罪のメールが届きました。どうしたことか連絡が上手くいかなかったそうです。加藤先生からもすぐ丁寧なお詫びのメールが届きました。お世話係の方はそういう落ち度のない方だそうでどうしたんだろうとのこと。

お二人の真摯なお心が伝わってきて、返って心温まる思いになりました。

午後の講演会までにまだ4時間あります。しょうがない、家に帰ろう!
また電車に乗り込みました。
最寄駅まで着いた時にこれからバスに乗り家に行ってもまた次の講演に出かけるまで10分しかないことが分かりました。で、そのまま次の講演会に行くことにしました。

早々と開場前に着いてしまい、時間があるのでスマホを見ました。家族からのメールが届いていました。

「ミケがいる。子猫がいる。」
半年以上前から毎日うちにやって来て昼間ずっと過ごす三毛猫がいるのです。ミケ子さんと私は呼んでいます。それと、鼻のところに白い線の入った雄の猫。2匹はととても仲良しで、頭をくってけあったり身体を絡ませたりしてうちにやって来て、2匹で一日うちのデッキの上で過ごしていきます。雄猫のことを私は密かにポンちゃんと呼んでいます。
家族がうちの猫たちに柑橘系の名前をつけました。
ライムくん🍋‍🟩、ヒラミレモン(シークワーサー)からとったヒラミくん。そこでこの雄猫にポンカンからとってポンちゃんと名付けたのです。
子猫?
ポンちゃんは、右耳の先をサクラカットされた地域猫です。捕獲され去勢手術をされたものの、人に慣れない猫だと判定されて地域に戻された猫です。
「子猫が4匹いる。三毛猫のおっぱいを飲んでいるように寝はじめた。」とまた家族からのメールと今度は写真が送られてきました。


すぐに、町で保護活動をしていらっしゃる亀井さんという方に連絡しました。松下さんの講演内容はとても素晴らしく心に響きました。講演を聞くかたわら密かに子猫のことで大忙しいになっていました。

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