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診断士として銀行との関わり方

中小企業119 (chusho119.go.jp)   

ティフ研メンバーの方は企業内診断士が多いとお見受けします。
副業解禁の方、将来診断士として独立を考えている方はご参考に✋

(1)昭和の頃のエセコンサルタントが闊歩していた時代
 怪しげなコンサルが 医者の開業資金を銀行に持ち込んでいた。
 勿論、中小企業診断士の資格はない。
 
(2)現在の銀行への中小企業診断士との関与度合は?
 バブル以降設備投資の縮小、不動産取引縮小の状況下、融資需要激減で銀行が企業に対して積極的に融資セールスを行うようになった。結果、銀行に対する口利き屋まがいのエセコンサルや銀行OBの存在価値が消滅した。
信金さんと提携して事業計画作成専門に活動している診断士もいる一方、同期診断士仲間は補助金申請業務中心。中小企業との顧問契約を結ぶ診断士は数少ない。たまに事業再生案件(リスケ)での事業計画書で作成診断士の名前を見る程度。30年以上銀行員しているが取引先から診断士の影は見えない。

(3)ある日中小企業119登録の専門家登録の推薦依頼が来た。
昨年、診断士登録を済ませたばかりの診断士から認定支援機関である当行に対して事務局への推薦依頼があった。当職が面談すると、実は凄い経歴の方でビックリ!!海外留学・海外での製造業勤務経験あり、ビジネス英語堪能、製造業・物流に精通している強み満載の新米診断士であった!!
→銀行経由で推薦ならば中小企業119事務局は勿論、銀行からも直接依頼するケース有。銀行と仲良くなれるドアノックツール?

(4)経営者保証に関するガイドライン一部改訂(厳格化)を考える。
創業や事業承継にはメリット大であるが、安易な適用には経営者のモラルハザードのリスクがあるのでは?また担当者、例えば診断士である銀行員(自分)が声高に事業性評価での融資稟議書を作成しても審査システム自体を抜本的に変えないと運用困難になるのでは?診断士としても無保証人となる要件はしって置くべきと考えます。

「経営者保証に関するガイドライン」等の一部改定について:金融庁 (fsa.go.jp)


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