初めての異動。変革の日はいつも何かしらの予兆があるのに気付かなかった・1
もう8月初旬の話しだ。
この頃から不調を極めていて(これが後にとんでもない事態を引き起こす)
『仕事面倒、今日も姿勢が悪い客とか眺めなきゃいけないとか鬱、買い物行きたい、早退したい…』とイライラしながら出勤した。
朝はいつも一人体制だったからいつものようにパソコン、レジを起動し鞄をロッカーに入れて、さてレジ金の準備とスタッフルームを出た時だった
『おぅ、貴鏡』
上司が来たのだ
この上司、実はかなり上の地位に居る人で様々な店舗を巡回し、各店舗エリアの責任者をまとめて