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散った工業女子

私は10年間、工業女子として生きてきた。 夢はもちろんエンジニア。 工業高校、工業大学を経てIT系の会社で正社員をしたが、夢が叶ったかと聞かれるとなんとも言えない。 私は今、工業から完全に離れているし、たぶんもう戻ることはないだろう。 工業高校生だったとき私はものづくりに憧れ、楽しみながら学校生活を送っていた。 私にとって、ものづくりとは図工のようなもので自分を表現できる楽しいものだった。 自由に考えてロボットや電気で動くものを作るということがノートの端に落書きを

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