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お別れの先に

来月で2年記念日を迎えようとしていた彼とお別れしました。
ただの自分の備忘録としてここに残しておこうと思います。

彼が秋に新しい仕事のため東京へ行くことになりました。
今も大阪と福岡の遠距離で、さらに遠距離になって、お互い仕事の都合だから、その土地を離れる=仕事を辞めるいうことになります。

最初の方はお互い今後どうする~?なんて話題が出ててほんとに新しい就職が決まったら本気で話し合おうなんてお互い話していました。4月頃かな

そんな中でも、東京来て欲しいとか東京で一緒に働こうとか江ノ島で一緒にデートしようとか、割と一緒にいる未来を彼は私に話してくれて、当たり前に彼の未来に私はいるんだなと感じて嬉しくて、でも異動希望を出しても必ず東京にいけるわけではなくて、今の会社で行きたい部署は東京にはなくて、もちろん彼がいるなら今と同じ仕事内容で部署は変えず東京に行くことも考えてた。
でも一緒に住もうという彼の言葉には私は答えられなかった、結婚を約束していないのに生活を共にするというのは家も仕事も失うというのは怖かった。考えられなかった。その事を彼にも伝えたけど、東京で一緒に働こうという問いかけには「うーん、いけたらいいね」みたいな感じで濁していた。
近距離の時も彼が大阪にいた時もずーっと私は彼といる未来の話を濁して曖昧にして考えないようにしてた。
ずるいよね。
人の考えって環境が変わったり時間がたつと変わること知っていたのにまたそれに直面することになった。
東京で働くことが決まって、仕事を辞めることが決まって彼の中の何かが変わったのか。
「1回距離を置くというか別れた方がいいと思う。どう思う?」こんな言葉を彼は言った。
名古屋から大阪に移る時、私は遠距離恋愛というものに疲弊していて4月から自分もどこへ行くのか分からない状況で、自分も大阪に行けたなら、その時お互いが好きだったならまた付き合うのもありだと思うという話をしていた。
でもその時彼は、嫌だ、俺はムンちゃんとずっと恋人同士でいたいなんて言葉を言ってくれた。
その話を彼にしても覚えてないみたいだったけど。
私は嬉しかった言葉とかデートで食べたご飯とか(アーカイブにして残していてたまに見返すからか)馬鹿みたいに覚えていて本気にしてずっとその言葉に縛られる。
でも、そんな気持ち今の彼には無いのがすごく伝わってきた。
最後に会った時思い出話をずっとしてた私と対照的に彼はずっと未来の話をしてた。
次はどんな人とお互い付き合うのかとか次の恋愛はすぐする?とかお互い頑張ろうというような内容の話。
私が大丈夫かな?なんていっても大丈夫よ!て元気づけられる感じ。
あぁ、もう彼の思い描く未来に私はいないんだなと思った。
私が最後に会ってすぐ入ったスタバで泣いた時も、夜一緒に寝る前に泣いていたときもお互いやっぱり付き合い続けようなんて言葉は出なかったね。
こんな別れ方初めてで、お互い泣きながらさよならしたのも初めてで。環境が変わらなければあの時あぁしていたら、あの時こう言ったらなんてたらればばかりが残って、
恋愛する度に何か教訓を得て次恋愛する時はこれを意識しようみたいなのを自分で見つけるのだけど
前の恋愛は自分が受け身すぎてやってもらったりしてもらって当たり前みたいな自分がいて、自分はなんにも彼に与えれてないななんて(いわゆるテイカーというのか)思って今回は自分がしてあげれることは積極的にしてあげよう(ギバーになろう)というのが私の中の小さな目標だった。

でも私は自分の気持ちにはまだまだ正直になれていなかったかもしれない。
彼は、俺は電話したいってよく言ってたし全然ムンちゃんから連絡くれないもん、遠距離このまま音信不通に俺がしたら終わるんじゃないかと思った。なんて言ってた。
確かにそうだったかもしれない。彼が連絡してくれるのも当たり前じゃないよね。
女の子って結構もっと連絡欲しいって感じじゃない?なんて言ってた、そうかもしれない。
だからさ、俺がいなくてもムンちゃんは生きていけるよ、大丈夫、
大丈夫じゃないよ。
泣いていた時にたくさん泣きなといってくれた。
キンプリが5人から2人になる時嘘だって泣いた私を慰めてくれて、何も言わずに整形した時も受け入れるのに時間はかかったかもしれないけど受け入れてくれて、大阪と名古屋の遠距離になってもっと会いたい私と会う頻度がちょうど良かった彼、名古屋の彼の家が恋しくて行くことの無くなったその家をGooglemapの写真で見ていた私、福岡大阪の遠距離になって全てが前に戻って欲しくて泣いていた私も優しく抱きしめてくれてありがとう。

彼は辛い時すごく支えてくれて感謝してるって伝えてくれた。私はただ話を聞いて大丈夫、大丈夫って言ってただけだったよ、少しは彼のためになれたかな

遠距離だから会う度にいろんな観光地に行ったり、パン屋巡りをしたり、いろんな景色をみたし、彼の趣味の音楽も服も私にとって初めて知るものばかりで新しい世界がみえた。

約2年間喧嘩をしたことは1回もなくて、その分お互いの自分の気持ちに蓋してたのかもしれない、でも2年間ずーっと大好きだったよ

恋人は別れたら他人になって友達みたいに気軽に会えなくなってしまうのなんでだろう。
彼の大阪の仲良い同期と彼はまた会えるのにね。
羨ましいな

泣きながらご飯を食べたことがある人は生きていけますというカルテットの言葉
泣きながらご飯食べたことは流石にないなぁって見てたわたし
昨日初めて泣きながらカップラーメンを食べた。
あぁ、私生きていけるのかもって少し元気になれた。

私はずるかったね。
彼の提案する明るい未来をずっと先延ばしにするみたいに濁して、気持ちに寄り添わずに、そして新しい仕事に挑戦する彼は仕事を真剣に頑張りたいっていってた、年収が今より下がる彼との未来を不安に思って、あぁ、私結局2年も付き合ってスペックで彼を突き放すのかと気づいて自分に心底がっかりした。
結婚しても養ってやれねぇな(笑)
ムンちゃん養って(笑)
なんて言う彼にうんと頷くことが出来るほど私は仕事熱心じゃない。
彼女にプロポーズする彼氏ってものすごい覚悟だなと思った。
ダメだと思ったらいつでもムンちゃんの方から見限ってくれていいから
なんて言っておいて見限る勇気もない私を見透かすように彼は自分から離れていったのか、それとも私を離してくれたのか
最後に見たリズと青い鳥の映画どんな気持ちで見てたかな
私はリズと青い鳥を私たちに重ねてしまっていた
彼の気持ちなら答えなきゃと飛び立つ自分をリズの決めたことなら従うしかないと別れを受けいれた青い鳥に🕊‎

2年間ずっと大好きだったよ、ありがとうってLINEをサヨナラした後にもう別れたのに送ろうか悩んで知恵袋見て友達にも相談した。もう直接伝えたしなと送るのをやめた時に彼からありがとうのLINEが来た。
こんなこと悩むほど自分の気持ちを彼になかなか伝えれていなかったのかもと思った。
今度の恋愛の目標は自分の気持ち、欲求を相手にまっすぐ伝えること にしたい。

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