君はムンビョルという奇跡を知っているか?
1992年12月22日。
一体、何の日か。
それは、無数の奇跡が重なり、形となった日。
人類の宝、MAMAMOOのメインラッパー兼メインダンサー、歩くリアコ製造機ことムンビョルが生まれた日。
🎂ムンビョル、お誕生日おめでとう〜〜〜〜〜!!!!!!🎂
月(문)と星(별)と書いてムンビョル。
本名は문별이(ムンビョリ)。
もう名前からして美しいですね。
そして、名前の由来も美しい。
ムンビョルの父上が、29年前の今日、夜空の星がきれいだったことに感動して、愛する長女に「星が輝くように、輝くようになってほしい」という思いを込めて付けられた名前。
お父さん!!!!!!あなたの娘さん!!!!!一番星みたいに!!!!輝いてますよ!!!!!!!📣
勢いと溢れんばかりというかこぼれちゃってる愛だけで、一オタクがママムのムンビョルという奇跡の存在に出会い、ずぶずぶと沼にはまっていった日々を振り返ることで彼女の尽きぬことのない魅力を言語化することに挑戦したいと思います。
気づいたらもう抜けられない。沼。またの名をQueendom.
去年の10月、私はマイルドに鬱でした。仕事についていくので精一杯で、目まぐるしく時間が流れていく中で、とある決断をしたことが関係していました。
オタ活を卒業しよう、と。
そのために取った行動は、9年間使用していたTwitterのアカウントを消すこと。
たかがTwitter、されどTwitter。
アカウントを消したあとは一瞬ふっと心が軽くなったと同時に、なんだか自分の一部も一緒に消えてしまい、世界から切り離されてしまったような虚無感に襲われました。
結局は、Twitterで信頼できるエンタメの情報源としてフォローしていた人のアカウントをちょくちょく覗きに行く日々。
そのうちの一人の方が、この番組面白いよとツイートしているのをきっかけに、出会ってしまった運命のコンテンツ、Queendom。
Queendomって何やねんという方のために一言で説明すると、Mnet制作の「6組の女性アイドルグループが1位の座をかけてパフォーマンスするサバイバル番組」です。(以下詳細)
ガールズグループが同時にカムバックすることを避けてきた近年のK-POP界。そんな中、同じ日・同じ時間に新曲を発表するという型破りな方法で本当の1位を決める「Queendom」。
最終優勝グループには、数々のアイドル達が夢見る単独カムバックショーを開催するチャンスが与えられカムバック前に行われるステージ対決で最下位となったグループには、衝撃的なペナルティが…。
「Queendom」でしか見られない、各グループのスペシャルパフォーマンスステージも!様々な戦いを勝ち抜きQueenの座に輝くのは誰!?
“本当の1位”をめぐり、真っ向勝負を繰り広げる彼女たちの姿をお見逃しなく!
(引用:https://mnetjp.com/program/2521/)
K-popのKすら理解していなかったくせに偏見にまみれていた私は「アイドル...女の争い...怖い...何が楽しいんや...」と番組の内容紹介を冷めた目で一読しましたが、インターネットの波で目に止まったのはこちらの動画でした。
勝負とかはどうでも良さそうな可愛い女の子が「私は鳩になりたいです。」と言っていたので、とりあえず見てみることにしたら、2週間後にはこうなっていました。
Once an Otaku, Always an Otaku.
容易にツイッターのアカウントを消すことはおすすめしません。だってどうせすぐに戻ってくるから。とはいえ、一度はやめることを決意したOtaku Worldに私を引きずりこんだのは、ママムという唯一無二の存在、そしてムンビョルという推しに出会ってしまったからでした。
もうこの記事読まなくていいので、とりあえずこちらの動画を見ていただきたい。初めてこの動画を見たときは、金槌で頭打たれたくらいの衝撃でした。
あまりにも、、、強いっ!!!!!!!!
「鳩になりたいんです。」ってスフレですかってくらいふわふわしてた子と本当に同一人物ですか?いや歌うますぎでしょ。オーラありすぎでしょ。鳩じゃなくてライオンでしょ。
混乱も束の間、勢いよくMoonstar!という雄叫びとともにカメラがスナップし、始まったムンビョルのソロパートは、金槌どころじゃない雷に打たれたくらいの衝撃でした。
だってとても綺麗なお顔ですらっとした女性のアイドルが、キャップを後ろ被りにして、ケルベロスみたいな男性ダンサー2名を鎖でつないで、トムブラウンのスーツ着て、バチイケのラップをかましてるんですよ、めっちゃ黄色い声を浴びてるんですよ。
そこからシナプスを通じてニューロンへの情報伝達は光の速さだったので、一気にたどり着いた結論が、
かっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!好っき〜〜〜〜〜〜〜!!!
なんか私が思ってたK-popと大分違う...!!!そこからどんどんQueendomを摂取していくうちに、ムンビョルさんが自分のグループのメンバーからだけでなく、他のグループからも愛されるムードメーカー的存在だということが分かりました。クラスに1人はいますよね。そういう感じです。老若男女に好かれるタイプ。
特にシックスパズルというLOVELYZのイェインちゃん、AOAのチャンミさん、(G)I-DLEのスジンちゃん、OH MY GIRLのユアちゃん、パクボムさんの代役でBrave Girlsのウンミさんで構成されたユニットでリーダーを務めることになり、さらっと東方神起大先輩のカバーを披露したり、上手に周りとの意見を合わせていたりしているムンビョルさんを見て、ますます好っき!!になる訳ですよ。
このシックスパズルが7話目で披露したメドレーではそれぞれソロの見所があって、全員本当に完成度が高くて最高です。そしてこの時もスーツを着て堂々とMirrorという自分の曲に合わせてキレッキレのダンスを披露するムンビョルさん。眩しすぎて直視できません。フィナーレでLittle MixのPowerをバックダンサーもメンバーも総出で踊るところなんかもう圧巻すぎて、感動で目からナイアガラ。これぞエンターテインメントのパワー。明日からも生きていける。
無知と怠惰ゆえに「女性アイドル」=「スカートしか履かなくてザ・可愛い存在」という周回遅れの固定概念がジェンダーの垣根をひょいっと超えちゃうムンビョルという奇跡の存在によってぶっ壊れたのですが、この時はまだ沼に足首が浸かったくらい。
「ママムってすごい!ムンビョル、かっこいい!!ファサ様、天才!!ソラさん、可愛!!フィインちゃん、はまるとやばいのもう分かる!!」というピュアな感情を抱えながら、今度こそ節度と秩序がある平穏な生活を送るために、彼女たちの素晴らしい才能を音楽を通して、遠くから享受しようとしていました。そう、彼女たちの音楽さえ聞ければいいんだ...
が、時すでに遅し。そんなの無理無理。最終回の頃には一人上映会して吸水力抜群の今治タオルに顔をうずめながらびっしゃびしゃに泣きました。今からQueendomを見るチングのためにネタバレは控えますが、Queendomは最初から最後までいいぞ...だから絶対見て...
人生で初めてのカムバ体験、HIPという嵐
〜紫色の髪の君に恋をした〜
Queendomの感動と興奮が冷めやらない中、ママムは最高のタイミングでカムバック期間に突入しようとしていました。
カムバ。それは宴。アイドルとファンが全身全霊をかけて作り上げる祭り...。祭りの始まりの合図は、公式が供給されるティザー(予告)のコンセプト写真や数秒間の映像。そして、ついに作品がリリース日を迎えると、そこから毎日浴びるように大量に公式からコンテンツが投下され、推しが毎日歌番組でタイトル曲を披露し、我々ファンは必死になって1位を捧げようとあの手この手で全身全霊をかけて臨む数週間の祭り...!!
そんなことを知る由もないKぽビギナーだった去年の私は、毎日12時になると突然活発になるTLで、出会ってしまった。世界一紫色が似合うムンビョルに。
????二次元からコンニチワ???え??人間で紫色の髪が似合う人なんているの??え??なにその滑らかなダンスの動き??なにこれ????え????ムンビョル氏???お椅子に座りながらもキレッキレに踊っていらっしゃる???え???立っちゃう??そりゃ立っちゃうか??アイソレーションすごいね????お、お、椅子??椅子倒しちゃう??我々をユニバースに連れていっちゃう??
ムンビョル:「もり おっけ むる ひーーっぷ」
かっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すっき〜〜〜〜!!!!!(2回目)
もう毎日出てくるティザーの威力がすごくて気づけばバイオリズムが12時に合わせてピークに来る身体になっていました。そして迎えるカムバの日。HIPという音楽史で語り継がれる名曲が遂に爆誕。
誇張抜きで少なく見積もっても100回は見た。だってこんなにかっこいいビデオありますか?最初の一音から傑作、サビなんか中毒性を持ちすぎて恐怖のレベルですが、何と言ってもムンビョルのラップパートが至高です。
0:41~
이젠 모든 일이 가뿐해 veteran
성공을 썰어 먹어 마치 Michelin
누구보다 빠른 걸음을 걸었네 비시즌
잊은 지도 오래야 뒷걸음
Veteranのように今となってはもう全部のことが軽やか
Michelinのように成功を綺麗に切って食べる
オフシーズンも誰よりも早く歩いてきたね
後ずさりなんてもうとっくに忘れた
1:38~
날 자극한 여러분 감사
거기서 멈춘 찌질이 반사
덕분에 나의 멘탈은 단단해
난 다음 앨범 만들러 갈게
私を刺激してくれた皆さんに感謝
そこで立ち止まってた臆病者に反射
おかげで私のメンタルは強くなった
私は次のアルバム作りにいくね
かっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すっき〜〜〜〜!!!!!(3回目)
しかも作詞クレジットにはムンビョルのお名前。よくよく調べてみるとほとんどの曲のクレジットにはムンビョルのお名前が。作詞までできちゃうのか、そうか、天才に限界はないって本当だったんだ。
ちなみに10thミニアルバム"TRAVEL"を以ってムンビョルの作詞クレジットは2020年12月現在で合計70曲になり、BoA様を超えて女性アーティストでは歴代に2番目に多いという超快挙を達成しています。好き。
もうお分かりとは思いますが、この時点で半身は沼に浸かっています。なんとか理性で沼から出ることも可能でしたが、もうあとは野となれ花となれ。
君に決めた!!ムンビョル沼で全力バタフライ
ママムのHIPカムバ時期を駆け抜けた私はもう3度の飯よりムンビョル状態に。カムバは終えたものの超新参物だったので、履修しないといけないコンテンツが星の数ほどありました。
まずはMAMAMOO TV。略してMMMTV。デビューしたばかりの初々しいベイビーママムちゃんたちの姿から最新の建国ソングことAYAでのカムバ期間の舞台裏映像まで見れる最強コンテンツ。宝の山。なのに無料。WHY。一体どういうビジネスモデルなんだ。課金させてください。
MMMTVなんかどのエピソードも最高だから20時間ほどかけて一気見するのがおすすめですが、そんな時間ねえよという方向けにとりあえず一つだけ紹介します。伝説のSeason 1 Episode 6。車で移動中の4人が車内でカラオケ大会を繰り広げています。わちゃわちゃしているのにビヨンセもびっくりな歌唱力を披露する4人を見てるだけでセロトニン分泌されること間違いなし。開始0秒、いきなり2015年のベイビームンビョルがラップをぶちかましています。
かっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すっき〜〜〜〜!!!!!(4回目)
次に履修したのは過去のライブ映像。そこで、とんでもないものを見つけてしまいます。ここまで5000字ほど書いたのは実はこの動画にあなたを誘導するためだったと言っても過言ではありません。おすすめの視聴方法は1秒も飛ばさずに全部見ることですが、せっかちなあなたのために一気においしいパートをお教えします。では、1:27まで早送りして、深呼吸してください。Are you with me? アーユーレーディイイイイイイ?!!!!!!
息してます?1:37でネクタイ緩めたのを見て生きて帰って来れたあなたすごいです。おめでとうございます。私は初めて見た時これは失神するんじゃないかと思って一回そのままMacBook閉じました。1:41の歌い出し。なんだその吐息まじりのエロボイス。1:42...これはいかん。1:45「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」観衆からの黄色い歓声が完璧にナムドルに向けたのでしか聞いたことないやつ。いやでもそうなの。1:55手の動きが罪。分かってやっているのでそれは罪。2:01そんなかっこよく髪かきあげじゃったら死人がでるよ勘弁してくれ。2:09はい世界一素敵な襟直しいただきました。2:28ざわつく観客。いや本当勘弁してくれ。もう本当、、、
かっこいい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜すっき〜〜〜〜!!!!!(5回目)
はい、めでたくムンビョルのリアコn人目が誕生した動画でした。
(後編に続く。多分)
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