ちょっと気が弱くなると涙が出るので

別居してからひと月が経った。

相変わらず子供達は元気そうで、私はと言うと実家の手助けをもらえるのでむしろ生活リズムが整っている。

夫とは週一くらいで会ってお金や面会交流について話すのだが、先週は本当に話にならなかった。



私の希望は月一です、夫の希望は何回ですか、という話をしたけど「毎日」とかめちゃくちゃなこと言ってくるし、毎日みられんでしょ!夜勤もあるのに現実考えて!と話すと週2で攻めてきた。

間をとって週一会う話になった(納得してない)。
しかもその一回は平日もコミ(納得してない)。
しかも泊まり(納得してない)。


なにも頷いてないけどあまりの噛み合わなさや夫からの煽りに苛立ちと悲しみとさまざまな苦しみで何も話せなくなった。ので、これはもう第三者(弁護士先生)を挟むしかないとようやく思い至りました。

最初からそうしておけばよかった。一旦その話を通されたので昨日さっそく保育園終わりの子供達を連れ去り…じゃなくて迎えに行って、お泊まりさせたらしい。



夫から笑顔の子供の写真が撮って送られてきた。実家に一人帰った私は孫が引き離されてやや興奮気味の母に「どうして許したの?どうしたいの?!」と責められた。板挟みで、でも多分私が一番苦しかった。母なんかよりも、夫の今までなんかよりも、よっぽど苦しかった。

私は子ども二人共がそばにいない夜は初めてだった。

夜と朝に数回、夫と子供のいるアパートまで行き、部屋に入るでもなく外の壁際に立ちんぼして声を聞いたりした。はたから見たら完全に不審者だ。なりふり構えないくらいには不安が大きかった。



子供達はというと元気そう?で、とはいえ4歳児なんかは既に気をつかうので無理してないかしらと勝手に心配してました。もしかしたらママなんかよりパパといたいやーい!って思ってるかもしれないのにね。

でも、いよいよそう思い込んでしまったらおしまいだと思う。〇〇くんはパパが好きなんでしょ、無理してママと居なくてもいいよ…だなんて思うと大人は楽になるかもしれないけど、子どもは行動の端々から感じてしまうと思うから…

結果、父親からも母親からも十分に愛情を注がれていないと感じる子どもが出来上がってしまう。そんなのとっても悲しいので、私はどんなに寂しくても息子たちに対して執着してないといけない。

私にその想いが返ってこなくても、注ぎ続けることこそが保護する親の責務だと思う。偉げに〜しないといけないなんて言ったけど、マトモな親なら、誰に言われるでもなく執着してしまうし、心配する心は溢れてくるしね。



しかし今夜も泊まるらしい。

夫が子供に「今日もパパのとこ泊まる?」と聞き、「うん」と答える子供の動画が送られてきた。

いやいや約束と違うし、そんなの許すなら来週はないよ?と言うと「むしろ回数増やしてほしい」ときた。嫌々飲んでる今回のお泊まりをさらに拡大させようとは…“強い“な、ひるまんな…



私は今でも押し潰されてしまいそうだ。

不安な心を少しでも鎮めるために、本を読もうと思った。初めて銀河鉄道の夜を開いた。

私には到底思いつかないような空想的想像で、ふわふわして読めている。でも登場人物の身の回りのことや考えが散りばめられててほんのり悲しい。その感じが今の私にしっくりくるのか、段々と落ち着いてくる。



今私はすごく弱い。

子ども達のことを思うと、むしろどーんと構えていたいのだけど。ままならないなぁ。


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