【東洋医学】聞診の発語

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【東洋医学概論】
　⏩　問診の発語　についての解説

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【東洋医学】発語

患者の言語表現や応対能力の異常、きちんと発音できているかなどを聞き分け、心身の状態を推察する。

心は神志を主り、舌に開竅することから発語は心と関連しています。
心の病には発語の異常が多く現れます。

【譫語】
　読：せんご
　うわごと(言語錯乱)のこと
　高熱時などで、意識がはっきりせず、語声が高く力があるが、話の筋は通らない。
　病：実証

【鄭声】
　読：ていせい
　同じうわごとを繰り返し発するものをいう。
　低く力がない声が途切れ、言葉にならない。
　病：虚証

【独語】
　読：どくご
　独り言で、人が近づくと止まるものをいう。
　病：心気虚

【錯語】
　読：さくご
　話が錯乱し、後に気づくものをいう。
　病：肝鬱気滞・心脾両虚

【狂言】
　読：きょうげん
　見たこともないものを語り、荒唐無稽な妄言をするものをいう。
　病：実熱

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