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【東洋医学】図解イラストとゴロ合わせで簡単「五行学説と難経六九難」覚え方

【2023/06/24 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

このノートは
【東洋医学概論】五行学説
【東洋医学概論】難経六九難(なんじょうろくじゅうきゅうなん)
についてをまとめています。

こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長 です。

このノートでは、鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師の国家試験対策についてまとめています。
臨床的な内容は含まれておりません。
また記載に関しては訂正などが入る可能性もあります。
このノートだけで解決せず、必ず教科書も見てご自身で判断してください。


【東概】難経六十九難って何?

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※上記の表には心包経を含んでおりません。
 心経の経穴を使う際に代わりに心包経を使用しても効果があります。
 【第29回 鍼灸師国家試験対策より】

東洋医学概論で習う治療法の一つで臓腑の病変に対して五行学説を用いて治療を行います。

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この「母」や「子」は五行学説の相生関係に基づいて決められます。
例:「肝が虚」の時、「肝」が「自経」で「腎」が「母経」

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例:「肝が実」の時、「肝」が「自経」「心」が「子経」

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んーなんだかわかりにくいですね。
どちらかというと図を書いて考える方がわかりやすいと思います。

ちなみにまた後ほど解説しますが、「母穴」とか「子穴」とかいうのは「井」「滎」「兪」「経」「合」に該当する経穴名を指しています。

ではまずは五行学説から復習をしていきましょう。
※すでに知っている方は読み飛ばして次の章へ


【東概】五行学説について

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五行学説とは、あらゆるの物や事象を木・火・土・金・水 で分類した学説です。
もちろんここでは臨床的なことは触れません。

臓腑を例に出すと
木▶︎肝
火▶︎心
土▶︎脾
金▶︎肺
水▶︎腎 と「臓」に当てはめられます。

五行学説で国試的には五行色体表はもちろん覚えないといけませんが今回は飛ばして五行学説の関係性についておさらいをしていきましょう。

五行学説には、「相生関係」「相克関係」「相乗関係」「相侮関係」の4つの関係があります。

▶︎相生関係
下の図の赤い矢印の関係を表しています。
生かす働き・生み出す働きをあらわしています。

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【相生関係】
 木:木材は火を生み出す
 火:燃えた木材は土に帰す
 土:土の中から金属が生まれる
 金:冷えた金属に水滴がつく
 水:その水滴が木を育てる

上記のような流れで、相生関係が流れ、循環します。

▶︎相克関係
下の図の青色の矢印の関係をあらわしています。
「支配関係」や「相勝関係」とも言われており働きが強すぎないように抑えるなどの働きを表します。

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木は土から養分を奪い、土は水を吸い尽くし、水は火を消します。火は金属を溶かし、金属は木を切り倒します。

「相生関係」と「相克関係」はよく理解していく必要があります。

▶︎相乗関係
「相乗関係」と「相克関係」の関係性が強化されたもの。

▶︎相侮関係
「相侮関係」は「相克関係」の関係性が逆転してしまったのものです。

問題 次のうち、五行学説において誤っている関係性を示しているのはどれか。
1、木生火
2、金剋木
3、水剋土
4、金生水
問題 次のうち、五行学説において正しい関係性を示しているのはどれか。
1、木乗火
2、金乗火
3、水侮土
4、金侮水

おさらいはできましたでしょうか。
それでは難経六十九難の国家試験的な解き方に戻っていきたいと思います。

【答え】両方とも「3」


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