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【東洋医学】ゴロで覚える古代九鍼

【2022/09/11 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【東洋医学概論】
 ⏩ 古代九鍼 についての解説

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こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長のもぬけです。

今日は鍼灸理論や東洋医学概論で出てくる「古代九鍼」についてまとめていきます。

「鑱鍼」・「鈹鍼」・「鋒鍼」などそもそもよめなくないですか?
ややこしいしゴロを作ったとしても読めないじゃん!っと躓いてしまいます。

わかります。
私もここでつまずきました。

今回はゴロとイメージでしっかり認識していく方法でまとめていきます。


【まとめ】古代九鍼のポイント

破る鍼:鑱鍼・鈹鍼・鋒鍼
刺入する鍼:毫鍼・長鍼・員利鍼・大鍼
刺入しない鍼:鍉鍼・員鍼
大鍼:関節水腫
鋒鍼:三稜鍼の原型(刺絡・瀉血に使用)
鈹鍼:切開して膿を出す

これは覚えていなくても大丈夫ですが、長鍼は7寸にも及ぶそうです。
一体どこまで刺すのやら…


【東洋医学】破る・刺す・刺さないの九鍼の分類

まず必要な認識なんですが、「九鍼」と「九刺」は違います。ここを間違えるととんでも回答をしてしまいます。

九鍼は以下の9個でパターンは3種類に分けられます。

【破る(切開する)鍼】
 ▶鑱鍼(ざんしん)
 ▶鈹鍼(ひしん)
 ▶鋒鍼(ほうしん)

【刺入する鍼】
 ▶毫鍼(ごうしん)
 ▶長鍼(ちょうしん)
 ▶員(円)利鍼(えんりしん)
 ▶大鍼(だいしん)

【刺入しない鍼】
 ▶鍉鍼(ていしん)
 ▶円(員)鍼(えんしん)


【東洋医学】破る(切開する)鍼についての覚え方

【破る(切開する)鍼】
 ▶鑱鍼(ざんしん)
 ▶鈹鍼(ひしん)
 ▶鋒鍼(ほうしん)

【読み方の覚え方】
「ざんしん」については画数がおおいやつって覚えていきます。
「ひしん」は金偏に「皮」なので「ひ」、ひしんです。
「ほうしん」は「蜂」の別の読み方が「ほう」なのでほうしんです。

【破る鍼の覚え方】
 ▶「ざんしん」を「斬しん」とイメージして切るんだなっと思う。
 ▶「ひしん」は「皮」を斬るイメージ。
 ▶「ほうしん」は縫合(ほうごう)でメスで切ったイメージ。
 ※あくまでイメージで、実際の内容とは違います。

【破る鍼のゴロ合わせ】
 破れ・ザ・秘宝
 破れ(破る鍼)・ザ(鑱鍼)・秘(鈹鍼)宝(鋒鍼)


【東洋医学】刺入する鍼についての覚え方

【刺入する鍼】
 ▶毫鍼(ごうしん)
 ▶長鍼(ちょうしん)
 ▶員(円)利鍼(えんりしん)
 ▶大鍼(だいしん)

【読み方の覚え方】
「ごうしん」は「豪」に似ているのでごうしんでいけますね。
「ちょうしん」はそのまま「長」鍼。
「えんりしん」は「員」でも「円」でもえんりしんとよみます。(いんりしんと呼ぶ人もいます。どちらも正解)
「だいしん」もそのまま「大」鍼。

【刺入する鍼の覚え方】※無理がある
 ▶毫鍼(ごうしん)は「毛」なので毛を刺すイメージ。
 ▶員利鍼(えんりしん)は円皮鍼と似ているので刺しているイメージ。

※あくまでイメージ(想像)で覚える方法です。

【刺入する鍼のゴロ合わせ】
 死ぬ(しにゅ)なら5兆円利子頂戴!

しにゅ(死ぬ(刺入))なら5(ご(毫鍼))兆((ちょう)長鍼)円利子(えんりし(員利鍼))頂((ちょう)長鍼)戴(だい(大鍼))


【東洋医学】刺入しない鍼についての覚え方

【刺入しない鍼】
 ▶鍉鍼(ていしん)
 ▶円(員)鍼(えんしん)

【読み方の覚え方】
「ていしん」の「鍉」は、提出に「提」の「てい」で覚えます。
「えんしん」は「えんりしん」のときと同じでえんしんともいんしんとも言います。

※間違いやすいポイント
員(円)利鍼と員(円)鍼は間違えやすい!

【刺入しない鍼のゴロ合わせ】
 侵入しない!庭園に侵入しない!

侵入(刺入)しない!庭(てい(鍉鍼))園(えん(円鍼))

ちょっとそこの君!侵入しないで!庭園に侵入しないで!って感じです。(どうでもいい)


【東洋医学】九鍼のそれぞれの役割について

今授業で使っていて、鍼灸院でも一般的に使われている鍼は「毫鍼」です。

それ以外にも国家試験で出たものをピックアップします。

▶【大鍼】:関節水腫
▶【鋒鍼】:三稜鍼の原型
▶【鈹鍼】:切開して膿を出す

■【鋒鍼】:頑固なしびれ・痛みのときに手足末端の経穴・局所を瀉す
■【員利鍼】:急激な「痺」に対して「深く」刺して取る

※「員利鍼」は円という名前がついていて、円皮鍼に名前が似ているため浅いところに刺すようなイメージが湧きますが実際は深刺しです。

そもそも【鋒鍼】が三稜鍼の原型になったと言われても三稜鍼自体が思い浮かばないかもしれません。

三稜鍼とは「刺絡」「瀉血」など皮膚外に血を出すときに用いる鍼です。
井穴で使われることがあります。


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