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【はじめての東洋医学】聞いて・読んで覚える「心の生理作用について(主血脈・主神志)」の考え方

【2021/06/01 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【東洋医学概論】
 ⏩ 心の生理作用

今回は「心の働き」について勉強をしていきます。

心臓というと、西洋医学では血液を送るポンプの役割を果たしています。
ですが、ただ血液を送るだけなら、心停止などが起きた際に意識までなくなるのって不思議だと思いませんか?

しばらくは流れている血液によって身体は動くはずなのに、痛みとともに意識がなくなります。

あれって心の機能がポンプを送るだけではないからだと考えられませんか?
他にも臓器移植をした際に、心臓の臓器を移植した人の性格や好みが変わってしまうそんな話も聞いたことってありませんか?


心の働きは大きく分けると、2つあります。

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【心の生理作用】
 ▶主血脈(主血)
 ▶主神志

具体的な内容について詳しく説明をしていきましょう。



【東洋医学】心:主血脈の働きについて

これはいろいろな言い方があり、単純に主血といったり、血脈を司るというふうに言われたりします。今回は主血脈といいます。

【主血脈の働き】
 ▶血脈は、血液が運行する通路のこと
 ▶心は血液を推動して、身体各部を滋養する働きがある

心には血を全身に送り出す働きを持っています。
心に熱がこもると不整脈になったり動悸が起こったりします。

東洋医学ではこの動悸のことを心悸(しんき)といいます。
心悸が悪化したものを怔忡(せいちゅう)といいます。

心悸(しんき)⇒驚悸(きょうき)⇒怔忡(せいちゅう)

【東洋医学】心:主神志の働きについて

主神志は別名 蔵神(ぞうしん)・主神明(しゅしんめい)ともよばれます。

神志とは、生命活動や精神活動・意識・思惟活動のことをいいます。

【主神志の働き】
 ▶生命活動の維持
 ▶精神活動の主宰

まずは生命活動から説明していきます。
生命活動というのは臓腑の機能(心拍・呼吸・排泄など)・行動のすべて・言動・感覚などありとあらゆることをいいます。

つまり心が活動を止まるとなんにもできなくなります。
心筋梗塞などでうっと心臓が止まると、助けを予防にも声がでないという光景をテレビでみたことありませんか?
西洋医学のようにただのポンプ作用として使われているのであれば、肺の機能が正常なんだから声を出すことはできますよね?
また感動的なもの感情が高ぶるものに触れた時、心がおどるという表現をしませんか?
あれも言動・感覚が心とつながっているということを指しています。

もうひとつが精神活動です。精神・意識・思惟活動のことを指しています。

冒頭で話をしましたが、心臓移植をした人が性格が変わってしまったり、好みが変わってしまう。そういう話をよく聞きますがあれのことです。
心の機能が弱まってしまった人は物事を深く考えられなかったり、意識をしっかり保てなくなっていきます。

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