「3年目となるSDGsコーナーがスタート。さまざまな活動が集まるプラットフォームに」｜モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

例年よりも少し早い春の訪れを感じる、ポカポカ陽気に包まれた3月19日（日）、ホーム開幕戦が行われました。モンテディオ山形では、今シーズンもホームゲーム全試合で「SDGsコーナー」を実施します。

助け合いのココロ、集めて届ける場所に

SDGsに取り組む企業や団体を支援する「SDGsブース」と、県内外の団体から協力をいただきながら実施する「ユニバーサルスポーツ体験コーナー」から構成される、モンテディオ山形の「SDGsコーナー」。2021年からスタートし、毎回、多くのサポーターのみなさまにお立ち寄りいただいています。

これまでと同様にSDGs関連資料の設置配布が行われたほか、恒例となったフードドライブや、「（認定）特定非営利活動法人ジャパンハート」による医療支援企画も実施しました。

フードドライブとは、地域の皆様から食品を集めて困窮する家庭への食糧支援に役立てる取り組みです。今シーズンからは、SDGsパートナーで山形県を中心に展開するスーパー「ヤマザワ」様の協賛で実施しています。今回もたくさんのサポーターの方に、食品を持ち寄っていただき、米が0.5kg、食品が94.1kg（合計413品）集まりました。本活動にて寄せられた食品は、「一般社団法人やまがた福わたし」へ渡され、山形県内の自治体や社会福祉協議会と連携して、困窮世帯を支援する活動に活用されます。今シーズンは、7月1日仙台戦、8月12日千葉戦、11月12日甲府戦の計4回実施予定です。

フードドライブの隣では、2021年シーズン以来2回目となる「ジャパンハート」による医療支援企画も行われました。こちらは食品ではなく、書き損じハガキや金券、壊れた貴金属などの有価物を持ち寄っていただくもの。回収した有価物は、業者で査定および買い取りがされた後、国内外の医療支援に利用されます。「モンテディオ山形のホームページやSNSなどを見て、ハガキなどを持ち寄ってくださる方が多くてうれしいです」と担当者は笑顔を見せます。

SDGsブース脇では、キックターゲットも行われました。こちらは、SDGsのマークが描かれたマトに向かってサッカーボールを蹴り当てるゲームで、年代や性別問わず楽しんでいる様子が見られました。キックターゲットは、今後、ユニバーサルスポーツ体験コーナーとともに、毎回設置される予定です。

ボランティアの経験を通して学ぶSDGs

今シーズンも、山形県内の大学や専門学校に通う学生ボランティアのみなさんにも、活動をお手伝いいただきます。今回は、大原学園と羽陽学園短期大学から2名ずつボランティア参加いただきました。参加した学生の一人は「以前も参加しましたが、SDGsやユニバーサルスポーツについて知るきっかけになりました。活動に参加しないと知らなかったスポーツもあったと思います。今日は子どもも大人も一緒に身体を動かすことができて楽しかったです」と話してくれました。

この日は、学生のほか、モンテディオ山形アカデミーに所属するジュニアユースも一緒に活動。ジュニアユースのメンバーらは、フードドライブのサポートや、SDGsパートナーの日本エコライフ様がリリースしたモンテディオ山形Ver.オリジナル蓄電池の広報を中心に担当。SDGsコーナー前を通りかかった人に、オリジナル蓄電池のフライヤーを配布するなど行いました。

SDGsコーナーの担当者は「3シーズン目となりSDGsコーナーも定着してきました。今シーズンはNPOや自治体に、これまで以上に声がけをして、一緒に活動をしていきたいと思います。また、今シーズンはSDGsパートナーのオザックス様と、応援で使用したハリセンの回収などのゴミ問題にも取り組む予定です。ブース出展だけではなく、スタジアム全体のサステナブル推進に寄与していければ」と話します。

SDGsパートナーも増え、チームとともに新たなスタートを切ったモンテディオ山形SDGsコーナー。今シーズンも、さまざまな交流や活動が生まれそうです。

2023モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.1

2023/3/19（Sun）
第5節
vs FC町田ゼルビア

ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

THINET
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト
株式会社ライフエッグ
株式会社メイコー
日本電子株式会社
渋谷建設株式会社
株式会社日本エコライフ
株式会社庄内クリエート工業
おもてなし山形 株式会社
株式会社ヤマザワ
株式会社南東北クボタ
オザックス株式会社
新井紙材株式会社
東都クリエート株式会社
株式会社フォンテーン