「非日常体験が楽しめる場所で、思い出とともに記憶されるSDGsの精神」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記
9月16日(土)、ファジアーノ岡山戦は、「ワイムpresents モンテディオ山形 GIRLS DAY」として開催され、SDGsブースでは山形の特産品である紅花を使ったフェイスペインティングなどを行いました。
子どもも楽しめる、キラキラネイル体験
「GIRLS DAY」にあわせ、スタジアムでは体験型イベントも多数行われました。その一つが「キラキラネイル体験」です。環境に配慮した高純度ヴィーガンエキス「JUST ONE」などを販売する株式会社ジェイブル様が実施し、たくさんの親子連れが訪れ行列をつくっていました。なかには開始前から並んで待っている人もいたそうです。
同社の担当者は「今日は、お子様向けのネイル体験をメインに行いました。使ったネイルは、水ベースで作られた、石鹸で簡単に落とせる水性マニキュアなんです」と、ブースで使用した同社で取り扱っているキッズコスメ「ピーチアンド」を紹介してくれました。
参加者の中には、お母さんと娘でお揃いのネイルをする人もいたり、普段、マニキュアを塗ることがないお父さんが不思議そうに覗き込んでいたり、男の子もネイルを体験したりと、さまざまだったそう。「みなさん楽しそうで微笑ましかったです」と担当者の方も笑顔で話してくれました。そのほかにも、モンテディオ山形にちなみ、ブルーとミントのマニキュアもワンコインで販売。「モンテディオ山形愛が強い人が多くて、反響が大きかったです」だそう。
「おしゃれの幅が広がることで、より楽しい毎日にもつながると思います。また手先を使うので、子どもの知育にもつながると考えています。ただ、お子さんに使うのであれば、成分も気になるところですが、今回使用したピーチアンドは成分も厳選した商品。通常はほとんどネット販売ですが、今日は実際に体験してもらえる機会になりよかったです」と担当者の方は手応えを感じていました。
普段はしないネイルや口紅でちょっと特別な1日に
そのほかにも、SDGsブースでは、「紅花でフェイスペイント」体験も実施しました。こちらは昨年に続き、文政8年創業で日本国内に唯一残っている紅屋「伊勢半本店」様が担当し、顔や腕、マスクに紅でペイントできるイベントを行いました。参加者は、さまざまな形の型を選び、自分の好きな場所にペイント。なかには、口紅を塗っていく子どもたちの姿もありました。
伊勢半本店様の担当者の方は、「去年も体験したという方もいらして、一度だけで終わらず、続けることができてよかったです。紅花の魅力を伝えることができました」と笑顔。山形市から参加した小学生は「楽しかったし、大人っぽくなれました!」と大満足でした。
紅花は病気に弱い花ですが、栽培は現在も最低限の農薬しか使わずに、昔ながらの製法でつくられているそう。自然由来の成分でつくられた化粧品や食紅は、環境に配慮され、SDGsとも言えるのではないでしょうか。
山形県の特産品に宿るSDGsの精神。もしかしたら、今は「化粧をして楽しかった」という思い出だけかもしれませんが、いずれ大人になったときに、紅花のこともふと思い出してもらえたら。
そういった一歩一歩が、SDGsを広めていくために大切なのかもしれません。
2023モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.17
2023/9/16(Sat)
第35節
vs ファジアーノ岡山
ライター
松田 陽
●SDGsパートナー