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「日常生活ではできないことを体験する場所に。楽しみながら考えるきっかけをつくる」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

7月22日(日)、ジュビロ磐田戦。ユニバーサルスポーツコーナーには、宮城県を拠点に活動するブラインドサッカーチーム「コルジャ仙台」が訪れ、体験会を行いました。

ブラインドサッカーを通してコミュニケーションを学ぶ

ブラインドサッカーをテーマにした体験会は、これまでも何度も行っています。高校生が中心に運営することもありましたが、今回は2012年に設立した「コルジャ仙台」のメンバーが、体験会を実施してくれました。

「Coruja/コルジャ」とは、ポルトガル語で「梟/フクロウ」のこと。暗闇の中でも高度な感覚を研ぎ澄ませ自由に飛び回るフクロウのように、ブラインドサッカーに必要な感覚を鍛え、知性と工夫があふれるプレーを展開したいという願いを込めて名付けたそうです。

今回、初めてモンテディオ山形での体験会に来たという同チームの伊藤選手は、ドリブルやシュートなどのデモンストレーションもしてくれました。アイマスクをしているにも関わらず、器用にボールをさばく姿に、参加者からは驚きの声が。伊藤選手は「今回のように、さまざまなイベントが行われている中で体験会ができるのは良い機会だと思いました。体験会のなかで、最初は声がけができなかった子どもたちが、声を出しながらまわりの様子を伝えることができるようになってうれしかったです」と感想を話してくれました。

誘導する側が、自分の位置や相手の状況をいかにわかりやすく知らせるかが重要です。どう伝えればわかりやすいのかを考えるきっかけになったようです。

日常にちょっとしたスパイス。大人も参加できるワークショップイベント

また、この日は、U-23マーケティング部による特別企画「おらだのサマーフェスティバル」も開催。DJイベントが行われたほか、キャンドルワークショップも実施。マジックで自由にデザインしたキャンドルカバーをつくっていただきました。完成品は、キャンドルタワーとともに中央エリアに展示されました。モンテディオ山形のブルーを基調としたデザインが多く、賑やかな作品がスタジアム外をいろどりました。今回はU-23マーケティング部の企画ということもあり、ワークショップを通して、マーケティング部のメンバーの高校生や大学生と、子どもから大人まで幅広い世代の参加者との交流もさまざま生まれていました。

NDソフトスタジアムで楽しい時間を過ごすのは、子どもたちだけではありません。今回に限らず、スタジアムで実施しているさまざまなワークショップに、大人の方が参加することも少なくありません。以前、他チームのサポーターの方に「他のスタジアムだと、ワークショップは子ども限定のことが多いですが、モンテディオ山形では大人も参加できるものが多くて楽しいです」と言っていただいたことがありました。また、モンテディオ山形のサポーターの方からは「大人になると工作をすることなんてあまりないから、思わず真剣になっちゃいますね」といった声も。

スタジアムでの応援はもちろんですが、プロサッカーチームを通して、日常ではなかなかできない体験ができることが、モンテディオ山形のスタジアム外の魅力の一つだと改めて感じます。

2023モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.13

2023/7/22(Sat)
第27節
vs V・ファーレン長崎

ライター
松田 陽

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