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「L型(ローカル)もG型(グローバル)も。多種多様な人たちが集まる会場だからこそできること」|モンテディオ山形SDGsコーナー体験記

少しずつ肌寒さを感じ始めた10月1日(日)、徳島ヴォルティス戦。SDGsブースは、いつも以上に国際色が豊かでした。

noteをきっかけに広がるSDGsの輪

SDGsブースに登場したのはJICA(ジャイカ・独立行政法人 国際協力機構)。山形デスクの方が、JICAの取り組みを紹介できる機会を探していたところ、こちらのnoteをご覧いただいたそうで、モンテディオ山形に連絡をし、今回の出展につながりました。ブースでは、青年海外協力隊をはじめとしたJICAの取り組みを中心に難民支援などの国際協力について紹介。青年海外協力隊というと、医療や教育関係、農業や工業などの技術指導のイメージが強いかもしれませんが、サッカーなどのスポーツの指導で派遣される方もいるそうです。

JICAでは、ウガンダでのサッカーを通した難民支援も行っています。ウガンダは、150万人以上の難民が滞在していますが、ウガンダ社会における女性や難民の現状への理解促進を図ることなどを目的とした、女子サッカートーナメント「TICAD CUP」をウガンダサッカー連盟らと共催しています。トーナメントには、同連盟の招待チームのほか、難民と受け入れ側のホストコミュニティの混成チームなどが参加し、さまざまな状況に置かれている人たちがサッカーを通して交流を深めます。ブースでは、その大会の写真なども展示されていました。

展示を見てもらったり、資料を配布したりするだけではなく、「国際交流や国際協力の入り口として、体験する機会もあった方がよいのではないか」ということで、アフリカン柄の布を使ったガーランド(三角形の旗のような飾り)を制作するワークショップや、SDGsのマークや意味が書かれた箱を作成するワークショップ、アフリカの子どもたちがサッカーをするときに使う自作のボールのレプリカを使った体験コーナーなども実施しました。

JICA山形デスクの担当者は「スタジアムではさまざまな催し物が行われていて、自分が思っていた以上にたくさんの方に来ていただき、縁ができてうれしい時間でした。積極的に関心がある方は少ないかもしれませんが、今は無関心な人たちが少しでも目を向けてくれればと思っています。実際、今日も展示されているものや写真を見てくれる人が多かったです。また参加させていただけるのであればぜひ参加したいです」と手応えを感じていたようです。

コンセプトは「ワ」。ユニバーサルスポーツも「ワ」にちなんだ体験会

この日は、「つなげよう家族の『ワ』」をコンセプトに、お“ワ”らい(お笑い)芸人のトークショーや、はたらく“ワ”ーカー(はたらくくるま)の展示が行われましたが、ユニバーサルスポーツ体験コーナーも“ワ”(円盤)を投げるフライングディスクや、“ワ”投げ(輪投げ)が行われました。フライングディスクは以前も登場しましたが、輪投げは初登場。輪投げというと縁日などのイメージがありますが、今回は「国際輪投げ協会」の協力のもと、公式輪投げで使われる輪や文字盤で体験できました。親子で体験する方も多く、楽しそうな声が聞こえてきました。

SDGsコーナーは3シーズン目の実施となり、地元の生徒・学生が考えた地元文化を紹介する展示やワークショップなどのローカルな内容もあれば、今回のJICAのようなグローバルなものまで、とても幅広く展開されています。認知度も上がり、関わる団体も、立ち寄るサポーターも増えているように思います。“ワ”が広がっていくことで、一人ひとりが持続可能な社会を考えるきっかけになっていればうれしいです。

2023モンテディオ山形SDGsコーナー体験記 vol.18

2023/10/1(Sun)
第37節
vs 徳島ヴォルティス

ライター
松田 陽

●SDGsパートナー

THINET
株式会社ミズサワセミコンダクタ
山形朝日株式会社
株式会社京都スペーサー
株式会社ソフィア
株式会社スマートチェックアウト
株式会社ライフエッグ
株式会社メイコー
日本電子株式会社
渋谷建設株式会社
株式会社日本エコライフ
株式会社庄内クリエート工業
おもてなし山形 株式会社
株式会社ヤマザワ
株式会社南東北クボタ
オザックス株式会社
新井紙材株式会社
東都クリエート株式会社
株式会社フォンテーン

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