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MIDREEの正体について

リベラルアーツとしてのブログ

このWeb Logには文化が蓄積され、それらは醸造されていくでしょう。

著者は資本主義イデオロギーに屈服することを嫌悪する者たちです。抗う者、抜け出す者、対応する者と、各々様々なやり方で過ごしていますので、様々な記事が提供されるでしょう。ここで問題視する資本主義イデオロギーとは、富が分かつ階級によって資本家のための社会が形成され、資本家以外の人びとを機械化する社会システムのことを指します。

私たちは生活時間を「労働時間」へと変容させられて生産装置に縛り付けられています。この身に文化を蓄積するどころか、文化と接触する余暇を与えられていない状況です。知的探求心で養われるべき脳は機械労働によって退廃し、より都合のいい生産機械として訓練されていることでしょう。

もちろん人間としての時間を全うしたい私たちは、本来の自分たちを忘れないために、ここで知識と文化を記録することにしました。資本主義へのささやかな抵抗にくわえて、自分たちがより人間らしく向上することが目的です。つまるところ、面白い人間になることが私たちのゴールです。

ブログの目標

そのゴールに向けて、3つ目標を用意しました。それぞれ簡潔に紹介しましょう。
①    文化的パノプティコンの形成と加速
テクノロジーの発展と資本主義の効率化は、人間社会を監視社会へと変貌させたといっても過言ではないでしょう。労働のための規律訓練は厳しくなるばかりです。そこでハンムラビ法典の「目には目を歯には歯を」に倣って、文化的になるための強制力を働かせればよいのではないかと考えました。著者同士および読者による監視環境をつくりだし、文化的活動を加速させます。ひとりでは脆弱な私たちですが、お互いで支え合って交流することで、本来の余暇を取り戻したいと思います。

②    コモンズの設立
自由市場を前提とする資本主義では、競争を加速させるために公共(コモン)を私有地にすることが正解となります。しかし宇沢弘文の「社会的共通資本」の考え方によると、人間的な時間に根差したものは資本主義の効率的時間軸に当てはめるべきでないとされます。医療、教育、司法、行政などの国民国家内部的な装置が「社会的共通資本」に該当しますが、大前提として人間関係も効率化されてはならないものです。私たちが所属している企業社会での時間速度は変えられませんが、私たちが安心することができる居場所の時間は変えていくべきでしょう。じっくりと考え、ゆっくりと話し合う。皆が安心できる心のよりどころを作っていきましょう。

③    趣味誌打倒
ここでは長いあいだ検討し、思想や価値観が反映されたものを投稿します。各々が面白くカッコイイ人間になるための経験を、熟成されたのちに出力しますので、生半可な記事は出さないように心がけます。もちろん私たちの記事は、著者が気持ちよくなりたいだけのオナニー本(自己啓発本)でなければ、営利目的でファッション化した軽薄な趣味誌でもありません。真・善・美に照らし合わせてモードを批判的に検討し、昨今の雑誌よりも洗練された記事を公開します。

記事のテーマ

最後に、投稿される記事のテーマを絞ろうと思います。
1.CINEMANIA:映画についてのあれこれ
2.MUSICMANIA:音楽についてのあれこれ
3.BOOKMANIA:本についてのあれこれ
4.ESSAY:知識から得た新しい価値観の記録、のあれこれ

以上を踏まえて、このBlogの方向性が定まったとします。個性豊かな今後の記事に期待いたしましょう。


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