【コスパ爆発】Find X3 Pro カメラレビュー【IMX766】
どうもしばもんです。
ついったー @monsivamon
はじめに
先日4月下旬からauより昨年のOPPOのフラグシップモデルFind X3 Proの投げ売りが始まり、元値が12万ほどの本機を運良く単体購入4万円でゲットできたので本来購入予定ではなかったが早速カメラのレビューをしていく。
IMX766について
本製品はOPPOがソニーと共同開発したというIMX766というイメージセンサーがメインと超広角に搭載されている。
このセンサーは2020年末に中国で初投入されたOPPO Reno5 Pro+という機種に初搭載された。
半年ほどOPPOに独占供給されていたが、今はOPPO以外にも供給が始まっており、最近だとHONOR Magic4 ProやXiaomi12などにも採用されてはいるがいずれもフォルダブルや最上位フラグシップより一段下の機種に採用されるにとどまっている。
私は以前からOPPOがメインレンズに大してセンサーサイズの大きくないIMX766をフラグシップに使い続けることをを非難し続けていたのだが、IMX766搭載機はOnePlus9 Proの超広角以外に経験がなくメインレンズにIMX766を搭載した機種はなにげに初めてである。
(※大半のAndroidフラグシップがメインレンズにに1/1.3かそれ以上の巨大イメージセンサーを搭載しているのでIMX766(1/1.56)を搭載したOPPOはそもそも購入選択肢に入らなかった)
余談だがOPPOが今年(2022)のフラグシップとして投入したFind X5 ProもIMX766を搭載している。OPPO公式から日本市場投入を否定されたので手に取る可能性のある方はあまりいないと思うが、同じセンサーを採用している以上、おそらく写りはFind X3 Proと大差ないと思われるので購入を検討される際は参考にしていただければと思う。
お昼(晴天)編
天気の良いお昼の映りは特に言うことないのでサラッと流していく。
メインも超広角もいい感じです。
逆光にも十分耐えられるHDR性能。
曇り空
続いて曇り空下での作例を載せていく。
曇り空の撮影では空の色が飛びやすいのだが、ここをどう処理していくかが各メーカーの腕の見せ所でもあるのでそのあたりを気にしてみていただけたらと思う。
少し暗い室内(注目ポイント)
このあたりからイメージセンサーの性能が物を言う領域である。
超広角の写りは正直言ってかなり凄い。
以下の写真はすべて超広角で撮影しているがメインレンズではないのにこの明るさで撮れるのはIMX766様々であろう。
あまりにもいい写りで感動した。
都市夜景(ここから本気)
このあたりからはフラグシップでないと撮影が困難になってくる。
私が普段カメラスマホとして愛用しているHONOR Magic3 Pro+と並べて作例をチェックしていく。
まずはメインカメラである。
Find X3 Proの夜景は全体的にやや暗めの写真で白飛びやフレアは少ないがノイズが多い傾向にある。
次は超広角である。
写りの傾向としてはメインレンズと同じ。
Find X3 Proは16mm、HONORは11mmなので迫力としては明らかに後者に軍配が上がる。
ただ、Find X3 Proの超広角はフリーフォームレンズを採用していることにより、写真の四隅の歪みが少ないのにご注目いただきたい。
まぁ、これに関しては一長一短でどっちが良い悪い言い切れないところであるので各自で判断いただきたい。
暗い空のエリアが広い都市夜景
最後に都市夜景としては最難関となる暗い空の広いエリアでの作例を載せる。
個人的にはこのシーンでまともに撮れるスマホに出会ったことが無い。
広角、超広角と載せていく。
まずメインレンズだがどっちも酷いので不問とする
次に超広角だが、こちらはコメントしたいことがあるのでこの後に書く
IMX766の超広角がめちゃくちゃすごい
このあたりに注目いただきたい。
それぞれの拡大図を載せる
見たとおりであるのだが、明らかにFind X3 Proのほうがディティール、ノイズ、ダイナミックレンジあらゆる面で優れているのである。
これにはめちゃくちゃ驚いたというか
IMX766の超広角スゲー!
動画について
Find X3 Proには手ぶれ補正Proという機能が1080p 60fps止まりではあるが、有効にできOIS+EISでの撮影が可能である。
Androidスマホの多くは最近流行りのOISを搭載していたとしても動画撮影時には動作しないものが多く、動画撮影を得意とするものはフラグシップでもそう多くないのだが、Find X3 ProはiPhoneと比べると大きいセンサーを搭載しているにも関わらずかなり強力な手ぶれ補正が昼夜問わず効くのでAndroidスマホとしては最高レベルの動画撮影が可能である。
以下に作例を載せる。
望遠と顕微鏡について
正直この2つは色んな意味で微妙なので軽く流す。
まず望遠だが色がおかしい上に解像感が微妙で個人的に使いたいと思えなかった。
以下の作例はメインレンズのデジタルズーム1.3倍と望遠レンズを使ってズームした場合である。
色の違いに注目いただきたい。
次に顕微鏡である。
作例を載せますが、「だから?」としかならない。
話のネタにしかならず日常生活において使い道は皆無である。
余談
昨年のOPPO系統としては最高スペックだったはずのOnePlus9 Proはこんなにきれいに写真を取れた記憶はないし、手ぶれ補正Proや長時間露光撮影なども無かったのでOPPOグループとしてはOnePlusをOPPOの頂点スマホとするのを辞めんたんだなとFind X3 Proを使ってみて確信に変わった。
ここはOnePlusファンの一人として残念に思った次第である。
総評
カメラのスペックに派手さはないが、使うとわかる良さが詰まっているスマホカメラであると感じた。
特にフリーフォームレンズを搭載したIMX766の超広角や動画撮影時の手ぶれ補正Proはこの機種でしか味わうことができないであろう感動があった。
しょぼいながらも望遠レンズを搭載しているので撮影の幅としては顕微鏡カメラ含めて広めであり、フラグシップとしては一定の水準にある機種であるのは間違いない。
というか、4万円でこのクオリティはやばすぎるので記事執筆時点(2022/5/6)でどれだけ全国に在庫があるかは分からないが、見つけたら即買いしていいレベルであると思う。
auでは現在定価も改定されて8万強くらいなのだがこのレベルのカメラの完成度を持った端末としては破格と言って差し支えないと思うので定価で買っても損しないと感じた。
色々と言ってはいるがなんだかんだ今の値段ならおすすめである。
スキ!されると記事制作のモチベーションになります。
ではまた。ちゃーお。
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