【最強画質】HONOR Magic4 Ultimate カメラレビュー【写真では敵なし】
どうも。しばもんです。
ついったー @monsivamon
今回は以前開封レビューを実施したMagic4Uのカメラについてレビューを実施していく。
開封の様子や内容物などについては以下ご参照ください。
カメラ構成、特徴解説
まずはおさらいも兼ねて簡単にMagic4Uのカメラのスペックについて解説をする。
Magic4Uは世界最高クラスのカメラハードを備えているが構成は以下の通り。前回記事よりF値について追記をしている。
メイン 50MP GNH(1/1.12 + OIS F1.6 27mm 8Pレンズ )
超広角 64MP OV64B (1/2 F2.2 最大11mm)
ペリスコープ望遠 64MP OV64B (1/2 + OIS 90mm F3.5 最大2700mm)
スペクトルカメラ 50MP (1/2.5 F2.0 )
3D Tof
フリッカーセンサー
GNHについて
今回特徴的なのはメインに採用されているGNHというセンサーである。
センサーサイズが1/1.12と現状世界最大クラスを誇るのだが、発表会で名前が明かされなかった為詳細不明で詳しいことは全くわからない。
どうやらSamsungのフラグシップセンサーでXiaomiのMi11U等が搭載するGN2のHONORカスタム品らしい。
だが、ポイントはそこではなく、レンズのF値が1.6と非常に低く設定されていることにより光感度性能が世界NO.1であることにある。
(参考までにほぼ同じセンサーのMi11UはF1.95)
つまり、同じ露光時間であれば理論上現在世界に存在するスマホカメラの中では暗所で最も明るい写真を撮影することが可能ということになる。
このセンサーは後で紹介するが、超広角やペリスコープ使用時にも使用されるためMagic4Uはメインだけでなく超広角やペリスコープ使用時でも暗所撮影に強いということになる。
OV64B DFFLについて
次に特徴的なのは超広角である。
センサー自体は前作Magic3PPと同じOV64Bを引き続き採用しているのだが、F2.2と若干F値が下がっている(前作はF2.4)ことに加え、世界初のデュアルフリーフォームレンズを採用していることにある。
フリーフォームレンズというと超広角で起きがちな写真の中央から四隅に向かって起きる歪みを減らすことができるのだが、採用機種はOPPO Find X3 ProやHuawei Mate40 Pro+といった一部のフラグシップが採用するに留まり、ましてやフリーフォームレンズを2枚採用というのはスマホカメラの進化を一段進めた格好である。
OV64B ペリスコープについて
特徴的かは微妙なところではあるが、センサーについては前作Magic3PPやP50 Proと同じOV64Bを引き続き採用。
F値も全く同じでスペック上は何も変わっていないのだが、DxOマークの望遠ランキングではP50 Proを抜き現在ランキング世界1位を獲得している。
ペリスコープに直接変化はないが、後述する融合先がIMX700からGNHへ変わったことで撮影後の処理へ何かしらの変化があったのだと思われる。
スペクトルセンサーについて
最後にスペクトルセンサーについて解説を加えておく。
これは光を分光するセンサーであるが、つまりどういことかというと、色の種類をより細かく判別するためのセンサーである。
イメージセンサー単独でも色の判別は可能だが、HONORは専用のセンサーをイメージセンサーとは別に使うことで写真における色の正確性をより高めている。
色の正確性というのはDxOでも重要視されており、おそらくここで点数を稼ぐために付けているのではないかと予想できる。
(※前作Magic3PPは代わりにモノクロセンサーを搭載していたがこれはメインセンサーの取り込める光の量を増やすために付けていたものなので今回のスペクトルセンサーとは役割が異なる。)
Ultra Fusion Photography
分離独立後のHONOR Magicシリーズのカメラで最大の特徴と言えるのはUltra Fusion Photographyシステムである。
これは何を言ってるかというと、超広角とペリスコープ撮影時には一般的なマルチフレーム合成だけでなくx0.6~x3.5の間はメインカメラも同時に撮影を行い、それぞれの写真を合成して1枚の写真に仕上げるということである。
色の正確性や像の歪みの少なさに優れるメインカメラとその他のレンズで撮影した写真を合成することでノイズと歪みの低減に成功している。
AI ISP
Magic4Uには最近中華フラグシップスマホで流行りつつある独自ISPが搭載されている。
HONORいわく、動画撮影機能の1つであるスーパーナイトモードで使われているらしい。
作例
というわけでオタクの戯言はさておきいよいよ作例についてである。
お昼編
正直ケチの付け所がないので適当に貼っていく。
Magic4Uの写真は昼夜問わずではあるが、全体的に色味と解像感が素晴らしい。
ほぼ同じセンサーを積んでいるので当たり前ではあるが、撮った感覚的にはMi11Uに近い。
ファーウェイがMi11Uを作ったらこうなるんだろうっていう感じ。
全部書くのめんどくさいのでこのコーナーだけ何ミリで撮ったか記載する。
飯テロ
次にメシウマショットだ。
こちらもケチの付け所がないので適当に貼る。
都市夜景
ここからはフラグシップが得意とする領域である。
まずはこのスマホの変態的夜景性能を見せびらかすために拡大図をつける。
今までいろいろなフラグシップを買ってきた筆者ではあるがこんなにノイズが乗らず、しかもディテールを夜景で保持できることに衝撃的だった。
Find X3 Proと比較
概ねMagic4U優勢という認識で良いかと。
超広角はFind X3 Proのほうが良い写りをする。
これはおそらくセンサーサイズの差によるものである。
改めてIMX766の超広角スゲー。
動画
画質に関してはなんの不満もないが、自分が動きながらの撮影はHuaweiの伝統ではあるが相変わらず苦手なよう。
次回作では手ぶれ補正の強化に期待したいところ。
これはMagic4シリーズで追加された機能であるスーパーナイトモードで撮影をしている。
おそらく前述したAI ISPとやらが機能しているのだと思われる。
スマホで動画を撮っているのに看板が全然白飛びしないのに感動した。
おそらく、夜の動画では画質という意味では全スマホ1位かと思う。
ちなみに超広角は60fps撮影不可。
ペリスコープ動画も撮れているか不明。
これらに関してはMagic3PPの時と同じことが起こっていると思われる。
詳しくは以下の記事で前機種Magic3PPにおける超広角と望遠の動画について語っているのでそちらを参照願いたい。
まとめ
世界最強のスマホカメラ、いかがだっただろうか?
個人的にいろいろなフラグシップを購入してきてはいるが、正直写真性能という意味では天井にふさわしい機種かと思う。
そもそものハードのスペックがとても高く全眼ハイレベルな端末は今年リリースされた端末としては現状Magic4U以外に存在しない。
ファーウェイがアメリカからの制裁を受け始めてもう3年が経とうとしているが、その見た目やUltimateという名が表すようにファーウェイのMateシリーズの後継者となったであろうことは疑いようがなく世界一位の座を受け継ぐにふさわしい端末、カメラ性能であると感じている。
ファーウェイのお家芸とも言えるオートで適当にとっても画質がいいというのもきちんとHONORに継承されており、誰が使っても世界最高の写真が手軽に撮れるのは本端末の魅力の一つであると感じる。
今年(2022年)のカメラフラグシップはMagic4UやXiaomi 12 Ultra(仮)をはじめとする中国大陸限定でリリースされるモデルが多いのでグローバルモデルにこだわりがあるならvivoやGalaxyを買ったほうが良いと思うが、とにかくきれいな写真がスマホで撮りたい、それ以外はGMS含めどうでもいいのであれば本機はとてもおすすめである。
17万円というとてつもなく高級な本機種ではあるが、カメラ性能だけでなく見た目や質感が素晴らしく所有感を満たしてくれるので価格は高かったが買ったことに悔いはなくものすごく満足しており、めちゃくちゃ気に入っているので今後も大切に扱っていこうと思った。
スキ!されると記事制作のモチベーションになります。
ではまた。ちゃーお。
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