生クリームをうまく使ってずるい味「クリーミーすぎる明太子パスタ」
紋白蝶読者のみなさま、こんにちは。
老舗イタリアンのシェフに、料理の取材をしていたときのこと。どんな料理も、生クリームを加えると目に見えて味わいに厚みが出る。生クリームってずるいよね、という話になりました。日本のカルボナーラに生クリームを使うレシピが多いのも、チーズの味を補う以上に、生クリームを使った味は支持されやすいということを、ファミリーレストランや大手食品企業の開発者がよく理解しているからだ、と。現地の味とは違った日本人の好みを追求すると、実は無意識の生クリーム支持者が多いのかもしれません。
確かに、生クリームをパスタやグラタンなどのソースに加えれば、その濃厚な乳脂肪が、料理の格をぐっと押し上げてくれます。
ところが家のキッチンで料理する場合、生クリームを敬遠する人が多い。日持ちがしない、余らせがち、そもそも高い。確かにちょっと遠い存在かも。でもだからこそ、私は生クリームを推していきたいのです。とくに冬は。だって生クリームを使った温かい料理は、無条件に人を幸せな気持ちにしてくれるからです。
いつも1パック全部使いきれない、という声あり。私もそう。そこで今月は、1パック200mlを2回で使い切るよう、2つの生クリームレシピをご紹介します。
まず今回は、クリーミーすぎる明太子パスタ。これ、ほぼ温めて混ぜるだけでできます。リッチなソースに明太子の辛さがほどよく馴染んで非常に食べやすく、わが家のJC(女子中学生)娘も大好物。
では、パパッと作っていきましょう。
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「クリーミーすぎる明太子パスタ」
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