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責任をとるとは?を考えてみた。

責任は私がとります。

「責任」という言葉は日常生活でも馴染み深く、皆さんも一度や二度は使ったことがあるでしょう。 では、「責任をとる」とは具体的に何を意味するのでしょうか?

その立場を辞めることでしょうか? 政治の場面ではよく見られる表現ですね。「責任を取って辞任します」といった具合に。これはテレビを見過ぎでしょうか?(笑) 何かが起こるたびに誰かが辞職すると、事態はさらに複雑になりますし、「逃げるな」という感情も湧いてきますよね。

「責任をとる」ことについて、じっくりと考えてみましょう。

英語圏では「責任」には二つの意味があるそうです。

Responsibility: 未来に対して果たすべきこと
Accountability: 過去に生じたことに対する説明や対応 

これらを踏まえて、「責任」とは「権限の範囲内で果たさなければならないこと、及び、過去に生じたことに対する説明と対応をする義務」と私は定義しています。

要するに、それは義務です。

権限とは「付与された最高意思決定の範囲」と定義しています。

意思決定し実行したことが原因で問題が発生した場合、その問題が解決するまで対応する義務があり、必要に応じて説明する義務も伴います。

実際の場面で難しいのは権限の範囲ですよね?

組織とマネジャー間での認識に差があることが多いように思います。 我々はネガティブリストを作成し、認識の齟齬を埋める試みをしています。

労働三法、就業規則、ルールブック等を前提に、各事業に応じたネガティブリストを作成しています。 ネガティブリストとは、行ってはいけないことを明記したリストです。 コンプライアンスとルールを遵守し、ネガティブリストに4~5項目を定め、それ以外はマネジャーの意思決定で物事を進めます。 そして、定期的に個別面談を行い、状況をチェックし、継続するか改訂するかを日々検討しています。

これに対する反対の考え方がポジティブリストです。 ポジティブリストとは、行っても良いことを明記したリストです。 個人的には、ポジティブリストは漏れが発生しやすく、現場に即しにくいと感じています。 「この状況では○○しても良いのか?」と疑問に思うことがあれば、迅速な意思決定が妨げられる可能性があります。 そのため、我々はネガティブリストを採用し、権限を明確にし、その範囲内で責任を明確に定義し、行動してもらうよう努めています。

特にマネジャーは成果に責任をもちます。成果とは何でしょうか?次回は成果について考えてみたいと思います。

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