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理念とは?を考えてみた。
理念と聞くと、経営理念や企業理念などがすぐに想起されると思う。20代前半のころは法人の理念等を気にせず働いていたが、ある時理念について深く考えた時があった。
現代表の事業の進め方を近くでみていた影響だと思う。
今では経営者となり、とある事業の責任者でもあるため、意思決定の度に理念に反していないかと思考を巡らせる機会も増えた。
では、理念とは何か?
今日はここを深く考えてみたい。
理念の語源
理念という言葉は江戸時代前には存在しておらず、どうやら明治以降にある言葉を和訳して造られたようだ。(柳父章(1972)『翻訳語の論理-言語にみる日 本文化の構造-』、法政大学出版局)
ドイツ哲学の「イデー(Idee)」の翻訳語として誕生し、当初は理性観念と訳されており、観念には「深く思いをこらす」という意味が生じているらしい。(松本照敬(2018)「観念」、中村元編著『仏 教 語 源 散 策 』、 角 川 ソ フ ィ ア 文 庫、 KADOKAWA)
理性について調べてみると、カント哲学において概念的な思考、推理、判断をする能力であるとともに、衝動的な行動に対して、義務の意識に基づく行為を遂行していく能力。とのこと。
うーん、難しい。
私なりの定義
理念の語源をじっくり眺め、ネットサーフィンをして自分なりの定義というか、もしスタッフに”理念ってなんですか?”と聞かれたら下記のように答えるようにしている。
経営や事業をなぜ行うのか、それを明文化したもので、組織における意思決定の判断軸となるもの
今回は深堀りしないが、この理念の元にビジョン・ミッションが策定されるので、理念を深く考える意義は大きいと思う。
ちなみに弊社のビジョンマップはこちら!!
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理念を浸透させるには?
私は会議の議論の時などで問うようにしている。
それは理念に合致するか?
この問いを一緒に考えていくことで、自然と理念に沿った思考・行動にならないかと期待をもっている。
後は朝礼等で、
・どの行動が理念に即したものなのか、
・この事業はどのように理念と結びついているのか
を何度も、何度も、何度も伝えるように意識している。
まとめ
理念とは明治以降、ドイツ哲学の「イデー(Idee)」の翻訳語として誕生し、当初は理性観念と訳されていた。様々な情報を統合し、私は理念を”経営や事業をなぜ行うのかを明文化したもので、組織における意思決定の判断軸となるもの”定めた。
それでは経営ってなんだろう?
スタッフに経営って何ですか?
と質問されたら何と答えるだろうか?
次回は経営について考えたいと思う。
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