ダイヤモンド

初めまして、もんぺです。
ふと思いたって、BUMP OF CHICKENの曲について、僕が思うことを書こうと思います。
今回の曲は「ダイヤモンド」です。

この曲を初めて聴いたのは、小学生か中学生だったと思います。
BUMPの曲を聴くようになって、近くのレンタル屋さんでその時出ていたアルバムを全部借りて、その中の一つ「jupiter」に入っていた曲。

最初は本当に記憶に残りませんでした。
同じアルバムの中に入っていた天体観測やハルジオン、ダンデライオンが気に入って、それ以外はランダム再生の中で気づかないうちに流れていく曲。
なので初対面の印象は薄い曲でした。

でも、高校に入り、部活に入ってもなかなか試合で結果が出ずレギュラーになれない時に、不意に今まで聞き古していたはずの冒頭の歌詞がスッと入ってきて聴き入りました。

「何回転んだっていいさ」

ありきたりといえばありきたりの言葉ですが、こんなフレーズから始まる曲なんて他にあるんだろうか。
そこから続く優しい歌詞とサビの力強い声、シャウトが僕に力をくれました。
それ以降、ダイヤモンドは僕の自分応援ソングになりました。

実際、この曲は人生のいろんな段階でお世話になりました。
自分の進路を変えたくて、それまで追いかけていた夢を捨てて、何もすがるものがなくなった時も

「何回迷ったっていいさ」

「散々迷いながらどこへでも行けるんだ」

と僕の背中を押してくれました。
そして、新しい道に進んで、右も左も分からずただ苦しい日々が続いて自分を嫌いになった時にも

「弱い部分 強い部分 その実 両方がかけがえのない自分」

「誰よりも 何よりも それをまず ギュッと強く 抱きしめてくれ」

と歌ってくれます。
この曲は自分の失敗や迷いを受け入れることで、それらがこれからの自分を作っていく糧になる、生きた証になっていくことを教えてくれるすごい曲だと思います。
まだまだ僕も半人前で、生きていくのって大変だなぁと思いながら日々生活しています。でも「生きている」ということが一番大事だと思っています。生きていてもいいことがあると言う保証はないですが、生きていればいいことがある可能性があります。そして何より「いいこと」を決めているのは自分なので自分を受け入れて変えられればもしかすると少し生きるのが楽になるのかもしれません。
この曲を20歳そこそこで考えて歌ってて、しかもデビュー作だなんて、BUMPには驚きですね。

僕はこれからもこの曲をポッケに入れて生きていこうと思います。
もしここまで読んでくださった方がいれば、ぜひBUMP OF CHICKENの「ダイヤモンド」をぼんやり聴いてみてください。
今は響かなくても、いつか自分が求めている時に優しく力強く励ましてくれる曲になると思います。


あとがき

僕は音楽とかは全く詳しくないですし、BUMPについても特に詳しいわけではありません。なので、大した内容の文章は書けません。
ただ、BUMP OF CHICKENの曲が好きでその言葉に本当にいろいろな場面で助けられてきました。
なので、その時の思いと、「BUMPの曲っていいよね」という感情を共有したくて書いています。
もし、同じような経験がある方はコメント等でお話を聞かせていただければ嬉しいです。

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