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インドへの道のり 〜インド入国〜

さてインド出国の当日になった朝。荷物をバックパックに詰め込み、成田空港へ向かう。私の旅のモットーとして、とにかく身軽に!というのがあって、荷物は最小限。化粧品も最小限、服も最小限にする。インドなので暑いだろうから服が嵩張らないのでよかった。荷物を少なくすると「私ってこのくらいの荷物の少なさで生きていけるのね・・!」とちょっとワクワクするし、身も心も軽くなる。

そんなこんなで成田空港に到着。現在インドの入国状況は結構ゆるくなってるとはいえ(ワクチン3回打ってなくても入れるのだ)、PCRの陰性証明書やら、それを政府?のHPにアップするやら、事前に観光ビザが必要だったりして、欠かせない事前準備が多い。何か忘れてないかちょっと不安になりつつも、タイ航空のチェックインカウンターに向かい、受付のお姉さんに書類の提示を求められる。

真剣な目で書類に目を通していくお姉さん。これで不備があって入国できなかったら悲しすぎる・・・。めっちゃ心臓に悪いヨ。無事チケットを発行してもらうことができて一安心。
いやでも、こうやって当日飛行機に乗れて本当によかった。日本〜インド往復で13万円の航空券、返金不可能である。PCRで陽性だったり、忘れ物をしたり、人身事故で電車が止まったりしなくてヨカッタ。というか、コロナが治まった頃にインドに行く暇ができてヨカッタ。何事も運とタイミングなんだよね。常に感謝して生きていきたいものです。

成田〜バンコク、バンコク〜チェンナイ、合計12時間の旅路。バンコクで5時間ほどトランジットがある。・・にしても本当に海外に行く実感がないっていうか、国内線に乗ってるノリでめっちゃリラックスしてる私。海外はヨーロッパ留学のおよそ2年半ぶり。あの時は、長期で行く&英語話せない&無事に目的地の農場に辿り着けるか!で死ぬほど緊張したなあ(遠い目)。あの頃に比べて、だいぶ精神的にも成長したってことでしょう。

出発に遅れはあったものの無事バンコク国際空港に到着!
トランジットでしばらく時間があるので、歩き回る。高級ブランド店が軒並みずらりと並んで、たくさんのアジア人(何人だろう?東南アジア顔が多い)が入っていく。すげーお金持ちなんやなあ。でも入っていく格好が金持ちっぽくなくて(ペラペラのTシャツにビーサン的な)不思議に思う…笑

煌びやかな空港は、人々の豊かさに対する欲望が詰め込まれてる感じがしたのだけど、同時に不安にもなる。みんながみんな物質的な豊かさを追い求める裏側で、何かが絶対犠牲になる。増えるゴミ、汚染される水、安い労働で搾取される労働者たち・・。私もそれに加担してるという事実に胸が痛む。いや加担したくないんだけど、都市に住む限り加担せざるを得ない。システムに暮らしが組み込まれてしまっているから。だから私は田舎や自然が多いところで自給的な暮らしがしたいんだったわ…。と、同時に私1人が頑張ってもどうせ意味はないというやるせない気持ち、将来の地球に対する不安な気持ちが渦巻く。
旅はいろんなことを思い起こさせてくれる。

さて、腹ペコなので空港内のレストランに食べる。無性にタイ料理が食べたくなって、トムヤムクン的なやつとスイカシェイクを注文。オーダーに来てくれた人がトランスジェンダーの女性だったと思うんだが、とても自然に溶け込んでて、さすがタイ!と思った。(タイは性転換手術とかが盛んでLGBTQ +に寛容な国のイメージがある。)

オーダーした料理うまいんだが、なぜか頭痛がしてきた‥
ヤバイぞここで体調は崩せない!

スイカシェイク、めっちゃスイカだった

お会計を頼むと、に、二千円!?高ない!? 
タイバーツしっかり計算してなかったわ…まあしょうがない。

ふらふらチェンナイ行きのゲートに向かうが、ボードに行き先も何も表示されてなくて、人もほとんどおらず不安になる。周りにインド人ちらほらいるし、きっと合ってる!と言い聞かせて、椅子3つに寝そべって飛行機を待つ。

定刻の1時間前、インド人が来るわ来るわ。ボードにもチェンナイの文字が記載されて一安心。インド人の顔は個性的で見るに飽きないので、出発まで人間観察をしていた。

無事出発。時刻22時半。日本時間ではとっくに12時をすぎている。眠い…。
寝る体制に入ると何やらいい匂いが漂ってくる。こんな遅い時間に、なんとしっかりとした機内食が配られ始めた。ナニイ〜〜〜〜!!!
あまりお腹は空いてなかったがせっかくのサービスなのでベジタリアンカレーを受け取る。パンやチャパティなどはアルミホイルに包んで、明日の朝ごはん用に取っておく。

味はふつ〜だった

まあまあ席は埋まっているフライトだったけど、なぜか私の3人掛けのシートは私だけだったので肘掛けを上に上げて、ここぞとばかりに寝そべる。うう最高や。結構爆睡した。いつの間にか飛行機はインドへと下降開始。飛行機の窓から見るチェンナイの街は、東京と全然違って光も控えめ、黒々とした木や植物が生い茂ってる感じ。東京ってほんと電気使いすぎなんよな。。

さて、インド人たちに混じってチェンナイ空港に降り立つ。う〜ん日本では決して嗅げない、独特の匂い。東南アジアでも同じような匂いを嗅いだ記憶が。人の生活臭とでもいうのか、結構嫌いじゃない。

外国人専用の出国手続きレーンへと進む。インド人以外の人を見れてちょっと安心する。1人ひとり、書類をおじさん2人がかりでチェックするので、なかなか列は進まない。時刻は0時を回っているが結構人がいるもんだなあ。

前の前のアジア系の女性(多分日本人)が指紋認証に手間取っている。というのもインド人のジェスチャーがまぎらわしいのだ。インド人は「Ok!グッド」みたいな肯定の
意味で、顔をグラグラとかしげる?ジェスチャーをする。みんなする。話しながらいっつもグラグラしてる。見てると可愛いんだが、意味を知らない外国人からすると「何、あたまグラグラさせてんだこの人たち…」って感じだ。私も当初意味がわからずに、会話が進まない経験をしたことがある😂 

ようやく私の番が回ってきて、書類に不備がありませんように・・と祈ってると無事入国できた!やったついにインドだぜ!!!

約束ではアニちゃんのルームメイトの彼女さんクリティカが、迎えにきてくれるとのことだったんだが、インドでSIMカードをまだゲットできていないので、連絡が取れない。
不安になりつつ恐る恐る空港の外に出ると、人!人の群れ!!!タクシーのおっちゃんたちが、真夜中だというのに空港で客待ちをしていて、すごく混み合っていたのだ。

が、私に手を振っている女性を無事発見!よかった出会えた…。
クリティカは親切にも真夜中にチェンナイ空港まで来てくれて、タクシーを捕まえて一緒にホテルに向かってくれたのだった。

ホテル到着。深夜だったので何も見えないが、部屋は大きくて綺麗でいい感じ♪
ただシャワーの水の出し方が全くわからなかったので明日聞こうと思う。

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