モノタロウで10年以上続くタウンミーティング。Monthlyで全社員が会社の現在地を知る仕組み
※本記事の内容は取材時のものであり、組織名や役職等は取材時点のものを掲載しております。
写真はタウンミーティングで社長の鈴木さんがお話しになっている様子
コロナ前はワンフロアに社員がたくさん集まっていましたが、現在はほとんどの社員がオンラインで参加しています
こんにちは。モノタロウ人材開発グループ所属の堀と申します。簡単に自己紹介させていただくと、前職は人材業界の会社に所属しておりまして、2019年9月よりモノタロウに加わっています。転職してすぐに世間の状況が大きく変わり、本当に変化対応力が大切だなと、感じる昨今です。
さて私の話はこれくらいにして、今回は転職した中でも特に印象に残った当社文化の一つ、「タウンミーティング」についてお伝えしていきたいと思います。
タウンミーティングとは
Wikipediaで調べると「地域住民の生活に関わる事項を扱う集会」という意味のようですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0_(%E5%AF%BE%E8%A9%B1%E9%9B%86%E4%BC%9A)
当社におけるタウンミーティングは
・原則、月初に1回、全社の正社員を全員集めて開催
・社長から会社の現状、課題、方針等についての説明
・全社員への共有事項の説明
・新入社員の方の自己紹介
等が主な内容です。
これらを社長が中心となって、全社員に伝えていきます。
雰囲気は派手なものではありませんが、会社の状態や現在の意思決定の方向性をデータや決算資料などを用いて正しく全員が知ることができる場だと感じています。
会社の現在地を正しく把握できることの、何がいいのか
情報共有のスピード感
例えば1月5日にあったタウンミーティングでは、2020年度(2020年1月～12月)の売上高の共有がありました。
当社の売上高は2020年度で1500億円を超える見込みです。社会環境によってどのセグメントにどのような影響があって2020年の結果に至ったのかという分析が、年始2日目に全体に共有されました。この売上規模がある中では、とても分析と共有のスピードが速いと言えるのではないでしょうか。
その背景には、毎日の売上状況が見える化されているという、整備されたデータ基盤があることが関わっているように思います。
個々の主体性の土台
私は、これまで複数の企業を経験してきました。自分の部の全体の売上ぐらいは大雑把に理解していたように思いますが、会社全体となるとなかなか明確に示していただけることは無かったかと思います。
これは私の考えですが、「主体的に働く」ということは、今がどういう状況なのかを把握しておくことと密接に関係していると思います。全体の状況がわかるからこそ、何のために自分の仕事をしているのか、何に繋がっているのかがイメージできる。そして、自分が何をすべきかを考えられる。それゆえに現在地を知ることは、個人個人が業務に取り組むための主体性を発揮できる土台となっているのではないでしょうか。
それに、例えば「昨年より売上が20％成長しました」「社員が1年で100名増えました」等の話があると、純粋に嬉しいですよね。引き続き頑張りたいと感じます。
経営を見るスキルの向上
個人のスキル向上という観点で見ると、ビジネスモデルやコスト構造等がより分かるようになったと思います。粗利や販管費、そうした言葉を聞いても以前はなかなかイメージできなかったのですが、タウンミーティングでは、それらの動きを含めた丁寧な説明により、自分の仕事だけでは知ることのできないことも、理解できるようになってきました。
例えばユーザー属性が変わることで配送費用が上がる理由の説明など、勉強になることがたくさんあります。ビジネス全体の動きがリアルに見えるからこそ、いちビジネスパーソンとしての力が伸びたように感じています。
トップからのダイレクトメッセージ
社長の鈴木さんからは、先述の事業の現状の話だけでなく、社員皆へ向けたメッセージもあります。
特に大切にされているのは「変化をとらえて、1人1人が考えて成長し、チャレンジしていこう」ということだと感じています。技術革新も市場環境の変化のスピードが早く大きい時代ですから、自分自身もそうであり続けなければと考えています。会社全体がそう志向していることで、自分の中にある想いを強めることができますし、アウトプットを行い実現していかないといけないなと実感できますね。
このように、モノタロウの社員が会社のおかれた情報をタイムリーに知って行動に移すことができる上で、タウンミーティングは大きな役割を果たしていると私は考えています。
こうした内容に興味をもっていただいた方に、ぜひ当社の仲間として働くことをご検討いただけるととても嬉しいですね。