【全文無料】7/13日新弾以降のMD環境

どうも皆さんこんにちは。
「モノスト」 Monosuto (@monosuto0709yp) / Twitter といいます。

今回は「遊戯王マスターデュエル」で7/13日から追加された
【ドレッド・コンスピラシー】(以下DDCS)がもたらす環境変化について書いていきます。


新規カード一覧

一応、新規カードも抜粋して載せておきますが、一枚一枚を細かく解説などはしてないので、アプリ内で補完できる方は生じる変化まで飛ばすことをお勧めします。

蟲惑魔

アティプスの蟲惑魔

昆虫族・植物族モンスターを含むモンスター2体以上
①:リンク召喚したこのカードは罠カードの効果を受けない。
②:自分の墓地に通常罠カードが存在する限り、自分フィールドの「蟲惑魔」モンスターの攻撃力は1000アップする。
③:1ターンに1度、自分フィールドの昆虫族・植物族モンスターの数まで、相手フィールドの表側表示のカードを対象として発動できる。
そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。
その後、以下の効果を適用できる。
●自分の墓地から通常罠カード1枚を除外し、対象の表側表示のカードの内1枚を選んで破壊する。

シトリスの蟲惑魔

レベル4モンスター×2
このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:X素材を持っているこのカードは、このカードがX素材としているモンスターと同じ種族のモンスター(このカードを除く)が発動した効果及び罠カードの効果を受けない。
②:このカードのX素材を1つ取り除いて発動できる。
デッキから「蟲惑魔」モンスター1体を手札に加える。
③:元々の持ち主が相手となるモンスターが効果で、墓地へ送られた場合または除外された場合に発動できる。
その内の1体を選んでこのカードのX素材とする。

プティカの蟲惑魔

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが召喚に成功した時に発動できる。
デッキから「蟲惑の園」1枚を手札に加える。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のスタンバイフェイズに、相手は除外されている自身のモンスター1体を選んで特殊召喚できる。
③:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。

キノの蟲惑魔

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分フィールドに「蟲惑魔」モンスターが存在する場合、自分・相手のメインフェイズに発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は昆虫族・植物族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:このカードはモンスターゾーンに存在する限り、「ホール」通常罠カード及び「落とし穴」通常罠カードの効果を受けない。
③:自分の魔法&罠ゾーンにセットされたカードはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。

蠱惑の誘い

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体または通常罠カード1枚を手札から捨てて発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
②:墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の、昆虫族・植物族のレベル4モンスター1体または通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。

蠱惑の園

このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:自分は通常召喚に加えて1度だけ、自分メインフェイズに「蟲惑魔」モンスター1体を召喚できる。
②:このカードがフィールドゾーンに存在する限り、自分の昆虫族・植物族モンスターは、それぞれ1ターンに1度だけ戦闘では破壊されない。
③:自分フィールドのモンスター1体を除外して発動できる。
自分の手札・墓地から「蟲惑魔」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

狂惑の落とし穴

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:相手がモンスターの特殊召喚に成功したターン、相手フィールドの攻撃力2000以上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。
その後、自分の墓地に「ホール」通常罠カードまたは「落とし穴」通常罠カードが存在する場合、相手の墓地からモンスター1体を選んで除外できる。

ホールティアの蟲惑魔

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
このカードは手札から通常罠カード1枚を捨て、セットしたターンに発動する事もできる。
①:このカードは発動後、通常モンスター(植物族・地・星4・攻400/守2400)となり、
モンスターゾーンに守備表示で特殊召喚する(罠カードとしては扱わない)。
②:墓地のこのカードを除外し、自分の墓地の「蟲惑魔」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚する。

暗黒界

暗黒界の龍神王 グラファ

「暗黒界の龍神 グラファ」+闇属性モンスター
このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:相手がモンスターの効果・通常魔法・通常罠カードを発動した時に発動できる。
その効果は「相手は自身の手札を1枚選んで捨てる」となる。
②:融合召喚したこのカードが相手によってフィールドから離れた場合に発動できる。
自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「暗黒界の龍神 グラファ」1体を選んで特殊召喚する。
その後、手札があるプレイヤーは自身の手札を1枚選んで捨てる。

暗黒界の魔神王 レイン

①:このカードは自分フィールドのレベル7以下の「暗黒界」モンスター1体を持ち主の手札に戻し、墓地から特殊召喚できる。
②:このカードが効果で墓地へ捨てられた場合に発動できる。
デッキから「暗黒界の魔神王 レイン」以外のレベル5以上の「暗黒界」モンスター1体を手札に加える。
相手の効果で捨てられた場合、さらに自分のデッキ・墓地からレベル4以下の「暗黒界」モンスター1体を選んで自分または相手フィールドに特殊召喚できる。

暗黒界の門番 ゼンタ

自分は「暗黒界の門番 ゼンタ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
①:このカードを手札から捨てて発動できる。
デッキから「暗黒界の門」1枚を手札に加える。
②:このカードが除外された場合、自分フィールドに「暗黒界」カードが存在していれば発動できる。
このカードを特殊召喚する。

暗黒界の隠者 パアル

このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが効果で手札から墓地へ捨てられた場合、「暗黒界の隠者 パアル」以外の自分の墓地の「暗黒界」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを自分または相手フィールドに特殊召喚する。
相手の効果で捨てられた場合、さらに自分の手札・墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、悪魔族モンスター1体を選んで自分または相手フィールドに特殊召喚できる。

暗黒界の文殿

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分メインフェイズに発動できる。
手札から「暗黒界」モンスター1体を選んで捨て、自分フィールドの全ての「暗黒界」モンスターの攻撃力はターン終了時までこの効果で捨てたモンスターのレベル×100アップする。
②:元々の種族が悪魔族のモンスターが「暗黒界」カードの効果または相手の効果で自分の手札から捨てられた場合に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。
自分の手札を1枚選んで捨てる。
その後、自分はデッキから2枚ドローする。

暗黒界の傀儡

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
①:お互いの墓地のカードを合計3枚まで対象として発動できる。
そのカードを除外する。
その後、手札から悪魔族モンスター1体を選んで捨てる。
②:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、除外されている自分の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを手札に加える。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。

暗黒界の登極

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:お互いのメインフェイズに発動できる。
自分のフィールド・墓地から、悪魔族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
「暗黒界」モンスターを融合召喚する場合、手札のモンスターを捨てて融合素材とする事もできる。
②:このカードが墓地に存在する場合、自分メインフェイズに発動できる。
このカードを手札に加える。
その後、手札から「暗黒界」モンスター1体を選んで捨てる。

暗黒界の懲罰

このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:自分または相手がモンスターを召喚・特殊召喚する際に発動できる。
それを無効にし、そのモンスターを破壊する。
その後、手札から悪魔族モンスター1体を選んで捨てる。
②:自分フィールドの「暗黒界」モンスターが戦闘または相手の効果で破壊される場合、
代わりに墓地のこのカードを除外できる。

ラビュリンス

迷宮城の白銀姫

このカード名の①③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「迷宮城の白銀姫」以外の「ラビュリンス」カードの効果または通常罠カードが発動した自分・相手ターンに発動できる。
このカードを手札から守備表示で特殊召喚する。
②:自分フィールドにセットされたカードが存在する限り、このカードは相手の効果の対象にならず、相手の効果では破壊されない。
③:通常罠カードが発動した時に発動できる。
そのカードとはカード名が異なる通常罠カード1枚をデッキから選んで自分フィールドにセットする。

ビッグウェルカム・ラビュリンス

このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
①:自分の手札・デッキ・墓地から「ラビュリンス」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
その後、自分フィールドのモンスター1体を選んで持ち主の手札に戻す。
②:墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
そのカードを持ち主の手札に戻す。
自分フィールドにレベル8以上の悪魔族モンスターが存在する場合、代わりに相手フィールドのカード1枚を対象とする事もできる。

ジェネレイド

影の王レイヴァーテイン

レベル9モンスター×2体以上
①:「影の王 レイヴァーテイン」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力は1000ダウンする。
③:自分・相手ターンに、X召喚したこのカードをリリースして発動できる。
EXデッキから天使族モンスター以外の「ジェネレイド」Xモンスター1体を特殊召喚する。
その後、このカードが持っていたX素材の数まで、自分または相手の、フィールド・墓地のカードを選んでこの効果で特殊召喚したモンスターの下に重ねてX素材にできる。

王の呪 ヴァラ

このカード名の②③の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:「王の呪 ヴァラ」は自分フィールドに1体しか表側表示で存在できない。
②:このカードが手札・墓地に存在する場合、手札から他の「ジェネレイド」カード1枚を墓地へ送って発動できる。
このカードを特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
③:このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
自分の手札・墓地から「王の呪 ヴァラ」以外の「ジェネレイド」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

その他

神碑の牙フレーキ

「神碑」モンスター×2
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:EXモンスターゾーンのこのカードが戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
相手のデッキの上からカードを2枚除外する。
②:このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
③:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合、自分の墓地の「神碑」速攻魔法カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを手札に加える。

魔界特派員デスキャスター

効果モンスター2体
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
①:自分フィールドのモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりに自分フィールドの悪魔族モンスター1体をリリースできる。
②:「魔界特派員デスキャスター」以外の自分の墓地の悪魔族モンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札を1枚選んで捨て、対象のモンスターを特殊召喚する。
この効果の発動後、ターン終了時まで自分は悪魔族モンスターしか特殊召喚できない。

神羊樹バロメット

レベル4モンスター×2体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードのX素材を1つ取り除き、自分の墓地の通常罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードをデッキの一番下に戻す。
その後、自分はデッキから1枚ドローする。
②:通常罠カードが発動した場合に発動できる。
自分フィールドのX素材を1つ取り除き、手札からレベル4モンスター1体を特殊召喚する。

威迫鉱石サモナイト

①:自分の墓地のモンスター3体を対象として発動できる。
自分はその3体の中から1体を選ぶ。
その後、相手は以下の効果から1つを選び、自分はその効果を適用する。
●選んだモンスターを特殊召喚する。
●選んだモンスター以外の対象のモンスターを可能な限り特殊召喚する。

生じる変化

【DDCS】以前の環境

【DDCS】以前の環境は、【クライマックス・オブ・ザ・ショウダウン】(以下COTS)によって追加された「深淵の獣」の追加による光・闇を用いるデッキへの圧から動いたといえるでしょう。
「深淵の獣」によって完成展開がより強固になった「烙印深淵デスピア」
「深淵の獣」下でも十分なスペックを誇る王者「ティアラメンツ」
「深淵の獣」を回避するべく生まれ、流行った「地属性GS」
「深淵の獣」を搭載しつつ、多様な展開と妨害をする「60GS」
新規リンクモンスターによって展開が補強された「スプライト」

主な環境はこのあたりでしょうか。
その他にも、「墓地メタ・罠」からなる「ビート」系
「アトラクター」を強く使える「ふわんだりぃず」
「神碑」「ヌメロン」等も一定数、存在していました。

「深淵の獣」を対策するか
「深淵の獣」と共生するか
これが前期の主なデッキ構築における思考でしょう。

積まれる誘発にも少々の変化が生まれ
少数ではあるものの《エフェクトヴェーラー》が誘発の択になったり
「深淵の獣」との兼ね合いから《DDクロウ》が入るようになったり。
「深淵の獣」を中心に、追加されたカードなども用いて環境が動いていたのが、【DDCS】以前の環境でした。

【DDCS】以降の環境

【DDCS】以降の環境は、
新規融合体を手に入れて暴れている「ティアラメンツ」
前弾から変わらず強力な立ち位置にいる「烙印深淵デスピア」
圧倒的な先攻番長として生き続ける「スプライト」
特にメスも入ったわけではないので「地属性GS」「60GS」もみる中
頭角を現し始めたのが、「ラビュリンス」となっています。

他にも、
相変わらず「ふわんだりぃず」「罠ビート」も環境に存在する形で
「深淵の獣」への対策に重きが置かれる形は変わらず、一部テーマが新規として強力なカードを手に入れた。といった形になりました。

これらの変化が招くものとして、私が一番に挙げたいものは
《ハーピィの羽箒》《コズミックサイクロン》《拮抗勝負》の本格採用
と、それからなる魔法・罠を重く用いるテーマに対しての逆風です。

中でも、僕が推したいのは《電光ー雪花ー》です。

このカードは特殊召喚できない。
①:このカードがモンスターゾーンに存在し、自分フィールドにセットされた魔法・罠カードが存在しない場合、お互いに魔法・罠カードをセットできず、フィールドにセットされた魔法・罠カードは発動できない。

自身も魔法罠の使用に制限を受けますが、それを置いても非常に強力な拘束効果を持っており、これもデッキによっては採用を検討されるかもしれません。

そもそも
前弾から一定数存在していた「罠ビート」
「深淵の獣」ギミックの採用から生まれる「復烙印・烙印の獣」
「ティアラメンツ魔法・罠」への回答

これらから、セットカードへの対応は以前から考えられていました。

それに加えて【DDCS】による「ラビュリンス」の爆発的増加
「ラビュリンス」で《天獄の王》の効果で《ハーピィの羽箒》をセットする人も多くいたことから、かなりの人数が《ハーピィの羽箒》を投入していることが分かります。

まとめ

環境考とするには、まだ日も浅いところではありますが
・「ティアラメンツ」「烙印深淵ドラグマ」「スプライト」
等のOCG11期のメンツに加えて、「GS」が環境の頭を押さえる中
「罠ビート」「ラビュリンス」「ふわんだりぃず」等のテーマも台頭しつつある。
・今後の展開として、《コズミックサイクロン》《ハーピィの羽箒》などの魔法罠に対して強く出るカードの流行が考えられる。
・環境トップは変わらず「ティアラメンツ」であることは変わらないが、考えるべきデッキの幅が広がった。


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