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Adphox BME-200 バイノーラル録音テスト(※要ヘッドフォン)

Genki Mishima
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バイノーラルマイクのAdphox BME-200を導入したので、軽くテストしてみました。
バイノーラル録音とはステレオ録音方式の一種で、簡単に言うと人間の耳の構造を模した状態で録音し、それをヘッドフォン等で再生することにより、実際に耳で聴いたような臨場感を得られるというものです。

デモは3部に別れていて、内容は以下の通り。

【1】屋外(公演脇の歩道)を歩行しながら
【2】鳥小屋の前にて
【3】自宅RECブースにてトイ・グロッケン、トイ・ピアノ、Rhodes、鍵盤ハーモニカを演奏
   ※最後の演奏はトイ・グロッケンに顔を近づけ、指で演奏してます

前述の通り、ヘッドフォンまたはイヤフォンでお聴きください。
こんなイヤフォン型のマイクですが、周波数レンジも広く、とても自然に録れてます。
屋外での録音では、若干リバーブがかって聞こえますが、それは実際に建物に反射して発生する残響音で、そういう普段気づかないような音も克明に記録されます。
ファイルはMP3ですが、オリジナルの24bit/96k WAVでは、アナライザーで見ると25Hz〜40kHzまで収録されてるのが確認でき、よりリアリティのある音で録れてます。
音の前後感がちょっと曖昧な気がしますが、本来バイノーラル録音はダミーヘッドと言われる人の頭を模したものに耳のカタチをしたユニットを取り付け、その耳の穴の奥にマイクを仕込む・・・つまり鼓膜の代わりにマイクを仕込んでるワケで、構造上、耳の外にマイク部分が露出してしまうこの手の製品の場合、外耳の影響が少ないため、ある程度は仕方ないかと思われます。

それにしても、こんな高性能なマイクがわずか2万強で手に入るとは・・・。
今後の音楽制作に役立ってくれそうです!

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