ツイーターを外にするか内にするか・・・

ちょっと思い立ってモニタースピーカーを横置きにしてみました。

※下のスピーカー(YAMAHA MSP5)は台座としてのみ使用してます。

縦置き時に不満だったのは、音の横方向への広がり。

それを解決するために最初は定石を外し、ウーファーを外側にして置いてみました。はじめのうちはその広がり具合に満足したものの、いろいろな音源を聴いてチェックしたところ、広がりすぎて奥行き感の再現が不自然になってしまっていたのに気づきました。特にオフマイクだけで収録したような音源は音像が崩れてしまってダメでしたね(^^;;

そこで定石通りにツイーターを外側にして設置。すると、不自然だった音像も正常になり、ベースやキック、そしてボーカルなどがビシッとセンターに定位するようになりました!縦置き時に気になってた音場の狭さも解消され、かなり良い感じに♪ いやぁ、真鍮のインシュレーターを足の上に落としながら奮闘した甲斐がありました(笑)

このスピーカー(Dynaudio BM5A)のクロスオーバー周波数は1.5kHz。つまり、音楽を構成する周波数帯の大部分を占める中域以下はウーファーが受け持つことになるので、それが外側にあると広がりすぎて中抜けしたような感じになるようですね。スピーカーの間隔を狭くすれば、ウーファーが外側でももうちょっと良く鳴ってくれる可能性もあります。

今回はツイーター外側が当たりでしたが、必ずしもそうした方が良い結果が得られるとは限りません。スピーカーの機種、部屋の環境、そして求める音によってセッティングは変わってきます。3WAYスピーカーの中にはウーファーが外側にあり、内側はツイーターのスコーカーが縦に並んでるようなものもありますしね。

スピーカーのセッティングはとてもセンシティブなもの。置き方、スピーカーの間隔、内振りの角度、床面の材質、インシュレーターの有無やその種類などによって大きく変わります。面倒でもいろいろと試行錯誤してベストなセッティングを見つけたいものです。

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