新潟競馬場をマッピングせよ!/新潟市マンガ・アニメ情報館

 新潟県に行く用事がありましたので、この機に新潟競馬場を攻略しようと思いました!
 以前記事にした「パークウインズ東京競馬場をマッピングしよう!」のが継続的にアクセス数が多いので、初めて競馬場に行く方の助けになる他の記事も書こうとは思っていたのですが、遠出する機会がなかったのですね。

 新潟競馬場に行ってみたいけど、事前に予習しておきたい……という方はぜひ役立ててくださいね!

 なお所用で長岡で宿をとっていたので、新潟駅までは18駅、1時間以上かかりました。新潟は関東人の感覚以上に広いですね。

 公共交通機関を使用して新潟競馬場へ行くには、新潟駅からバスに乗る必要があります。まず駅のバスターミナルへ向かいましょう。事前に調べた地図的には、東改札から出た南口のはず……。

 東改札から出た南口には忠犬タマ公の像があります。
 飼い主の猟師さんを雪崩から2回救ったおりこうさんのようですね。乳首があるのでメスなのでしょう。

CoCoLoとは駅ビルの商業施設のことです

 タマ公の像を横目に南口から出ようとすると、看板が目に入りました。
「バスターミナルは引き返して観光案内所の横の通路から行くと便利ですよ」と書いてありました。
 親切!引き返します。

左にVIE DE FRANCE、右に観光案内所

 写真の右側が南口だったので、そこから引き返してきました。ちょうど信越本線から降りた改札口の真向かいの通路がバスターミナルへの通路だったようですね。

 左手奥にはビックカメラの看板。
 その右側が11番バス乗り場で遠目にもギャン中どもが列を成しているのがわかりますね。8時30分頃に到着したのですが、既に列は3重ほどつづら折りになっていました。
 お客さんが多いので8時台のバスには乗れないかな、と思いましたが「未公表ダイヤ」のバスまで出動させてくれました、これはありがたい……。未公表ダイヤって少しエッチですね。

 バスの運賃は650円で前払い。交通ICの共通規格を使っているので関東で使っているICも使えます。私のモバイルPASMOも使えたので安心です。便利な時代になったものですねぇ。ただ、競馬場に行くのに片道650円は立地がクソと言わざるを得ない。

酷い立地。

 バスに乗って20分そこそこでようやく阿賀野川を渡り、到着したのは出発から30分後。無料駐車場が整備されているので、地図的には空港からレンタカー借りて行った方が便利なんですかね。

 バスから降りると「当日入場券を買う人は左、事前に購入してる人は右」と案内板が置いてあります。当日入場券を買うのは20分待ちと書いてありました。どうしてみんな事前にネットで買っておかないんですか!?私は買ってません!

 入場するとこんな風景です。
 正面は明るい雰囲気の7⃣テラスプラザ。テラスプラザが明るいので写真が暗くなっちゃった。まっすぐ進むと8⃣パドックです。
 左手側はターフィーショップと、雨除けの大きな屋根があるテラスプラザで食事ができるようにフードコートのお店があります。

 右を向くと、2⃣ニルススタンド。

 すぐにコースに出たい人はスタンドを突っ切って抜けると良いです。
 まずはコースに行ってみましょう。

ニルススタンド入場

 奥のガラス戸の向こうはもうコースです。

右側の壁には判定写真の掲示やサインの掲示をしていたりします

 ニルススタンドを抜けると、コースへ。そこはちょうどゴール板の前です。

 直線にそって左に進んでいくと、⑬ウィナーズサークル。

この動き……トキ!

 1000m直線コースが新潟競馬場の目玉ですが、観客が行けるのはここまで。スタート地点も見えません。

 コースは見終わったのでパドック方面に向かいましょう。

 写真手前の建物が新潟競馬場もう一つのスタンド「アイビススタンド」です。

 アイビススタンドの脇では、お子様が楽しめるイベントを開催中。これは自分がぬりえで色を塗った馬がバーチャル競馬をするゲームですね。

 こちらは謎解きゲーム。

 アイビススタンド脇を抜けると、フードカーや屋台が出ていますね。ちょっと見ていきましょう。

 「めしとも大賞典」というイベントを開催中だったので、なんとご飯が無料で配布されていました。

 屋台は定番のステーキ串や焼きそばたこ焼き、唐揚げ、極めつけにタピオカドリンクにゆめかわカラーのドリンク……「めしとも」とは一体なんなのか。

 新潟和牛のハラミ串を買いました。
 ……………
 ………
 …
 クッソ固い……。
 思えば、事前にしっかり焼いたものを、注文を受けて再度焼くという2度焼きをしていたようなので固くて当然なのである。約束された固さ。もう屋台でステーキ串系のものを買うことはあるまい。もう二度と。

 気を取り直してマッピングの続きをしましょう。⑨ポニーリンクです。うーん毛ヅヤがいいですね。鹿毛ですがグッドルッキングです。

 パドックへ来ました。奥は入場してきたニルススタンドと屋根のあるテラスプラザ。

 画像は私の推しの子、サンライズガッツくん(と丹内騎手)です。
 彼のお母さんのメジロマリアンは私が2010年5月15日に東京競馬場に行った時にすごく目線をくれた馬なので思い出深く、今でも産駒を毎年POGで指名しています。結果は5着、ガンバッタ。

 パドック脇には河野一郎先生像。
 不正を日本中央競馬会に暴かれそうになった逆恨みで安田伊左衛門を引退させて有馬頼寧に日本中央競馬会の理事長を変更する圧力をかけたとかかけなかったとか本に書いてあったのを読んだ記憶があります。
 孫は河野太郎氏ですね。

 その横には馬頭観音碑。
 手を合わせてきましたが、馬券のご利益はないようでしたね。でも無事に新潟遠征を終えることができましたので、旅の安全にご利益はあったようです。

 ぐるっと一周回ったので、スタンド内でご飯を食べましょう。

 屋台はハズレを引いたので、ちょっと良いものを食べましょう。
 それに、スタンド内の椅子はマナーの悪い場所取りによってすべての椅子がもはや座れない状態であり、ゆっくり休憩しながらテイクアウトご飯を食べられるスペースなどありません。
 なので、ゆっくり休めるニルススタンド3階のイタリア軒に行きます。

 エスカレーターを登って、正面には吉野家。その吉野家をパスして指定席方向に行くとイタリア軒です。もちろん指定席はとってなくても入れますよ。早い時間帯なら空いているので、早い時間帯がおすすめです。

 見てくれよこの例のホテルのベストショット!
 いや、絶景かな絶景かな。

 たれカツ重を頼みました。フードコートのたれカツ丼のほうが安いのですが、ゆっくり休憩できる分比較的お高めです。

 たれカツは普通のおいしさですね。
 ぶっちゃけますと、たれカツ自体は新潟駅の駅ビルCoCoLo内の新潟串カツセンターのたれカツ串のほうが美味しいです。
 ただ、このたれカツ重の特筆すべきポイントはご飯とみそ汁でしょう。ご飯は柔らかめに炊いてあるのですが決してベチャッとしているわけでなく、表現が難しいのですが「淡く炊いている」とでも言いましょうか、咀嚼するにしても飲み込むにしても抵抗がない感じなんですよね。それでいて後味がほんのり薄っすらと甘い。ご飯おいしいです。
 みそ汁は出汁。出汁が強いですね。まるで蕎麦つゆのような強烈な出汁のうまみが後に来ます。みそ汁だけおかわりが欲しいや。洋食屋なのにね。

 ニルススタンド2階はバリエーション豊富なフードコート。SAPPOROの新潟限定ビール「風味爽快ニシテ」を飲みつつもつ煮などいろいろ食べるのにはこちらが良いかもしれません。

 といったところで、一通り新潟競馬場も探索したので新潟競馬場マッピングは以上となります。

 帰るのにもバスを使わないといけないんですよね……。

 バス停は結構歩いたところにあります。新潟競馬場公式の地図は詐欺だと思います。騙されないでください。
 お昼時のバスは、新潟駅経由の終点が「万代シティ」行きとなっています。
 万代シティとは新潟駅の北側に広がる繁華街のことですね。
 地方都市は新幹線駅と繁華街が少し離れたところに位置していることが珍しくありませんが、新潟もまた悪の組織JRに利権を取られないように頑張って開発をしたのでしょう。

 バスの終点は万代シティパークにあるバスターミナルです。隣には伊勢丹、少し歩くと新潟市マンガ・アニメ情報館があるので観光しに行きましょう。
 ちょうど人気漫画家の赤坂アカの世界展が開催されていました。

 昨年東京で開催して、京都広島等々巡回して佐渡出身の赤坂アカさんの地元新潟で開催しているようですね。

 日曜ですが客入りはそこそこ。ちょっと詰まる程度でゆっくり鑑賞することができます。
 展示構成としては、全作品のカラーイラストをおそらく全部かき集めての展示、かぐや様は告らせたいコーナーは作中のシーンの学問的考察と赤坂アカさんのコメントによる解説、推しの子コーナーはネームと漫画両方の掲示、恋愛代行コーナーは巡回展の開始時点では話が進んでいなかったので1話のネームと試し読みだけ、という具合でした。

 原作者と作画が分かれてる分かれてない問わずネーム見るの好きなんですよね…。

 巡回展ということもありかなり気合が入っていて競馬場を練り歩いて残り少なくなった私のバイタルが死ぬ程度には楽しめましたので、新潟競馬場を観光がてら訪れる方は新潟市マンガ・アニメ情報館で特別展が開催されているかなども調べておくと良いですよ。

 常設展示はマンガやアニメの作り方を細かく映像で教えてくれる仕組みになっていましたので、特別展が開催されていなくてもじっくり時間はかけて楽しめると思います。なにより繁華街に近く、新潟駅も一応徒歩圏内なので労力をかけずに観光するには最適な施設でした。

 この記事をここまで読んでくださった皆様が良い新潟観光ができますように。

 長い記事になりましたが、最後に一つ。
 新潟競馬場の立地はクソ。

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