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FM大阪「マクセル・ユア・ポップス presents スーパーレディライブコネクション」大貫妙子 Aventure コンサート (1982年1月2日放送)

FM大阪「マクセル・ユア・ポップス presents スーパーレディライブコネクション」大貫妙子 Aventure コンサート(1981年9月19日、東京・渋谷公会堂にて収録)

放送曲目:
1. CARNAVAL
2. じゃじゃ馬娘
3. 愛の行方
4. 黒のクレール
5. チャンス
6. 恋人達の明日
7. 突然の贈りもの

演奏者:
大貫妙子
村上秀一: Drums
富倉安生: Bass
大村憲司: Guitar
富倉安生: Bass
乾裕樹: Keyboards
清水信之: Keyboards
EPO: Chorus
広谷順子: Chorus
松武秀樹: Computer Programming


 FM大阪「マクセル・ユア・ポップス」は、月曜日~金曜日の19時40分19時55分に放送されていた帯番組です。よく聞いていた頃のパーソナリティは、元モコ・ビーバー・オリーブの高橋基子さん。NHK-FM「ニューサウンズスペシャル」とともに、高橋基子さんの声に親しんだ番組でした。

 1982年の正月特番「スーパーレディライブコネクション」は、当時行われていたマクセルカセットテープのキャンペーンに連動して放送されたもので、キャンペーンソングを担当した大貫妙子さん(「黒のクレール」)、RAJIE(ラジ)さん(「ブラック・ムーン」)、吉田美奈子さん(「ブラック・アイ・レイディー」)のコンサートの模様が聞けました。手元のテープには、大貫妙子さんしか残していませんが、コンサートとしては別々に行われたものだったように記憶しています。

 1981年9月18日に行われた大貫妙子さんのコンサートは、「Aventure」と題されていました。1981年5月21日に発売された第5作のタイトルです。アルバムの発売記念コンサートとしては、名古屋、大阪でのコンサートの他、六本木「ピット・イン」でのライヴがありましたが、東京での大がかりなホールコンサートとしては最初のものでした。

 前述のキャンペーンソング、「黒のクレール」が披露されていますが、このコンサートの時点では、発売前でした(1981年10月21日発売)。テレビCMでは既に流れていたでしょうか。見た記憶はありますが、時期については覚えていません。

 私事になりますが、『Aventure』は、わたしにとっての「初めての」大貫妙子作品です。音楽雑誌でたまたま『Grey Skies』の紹介記事を見てから、知ってはいました。それこそ、「マクセル・ユア・ポップス」で聞いたことも覚えています。ただ、どちらかと言えば、イギリスのロックや欧州のポップスを好んでいたわたしは、アメリカンポップス寄りに思えた大貫さんの作品を積極的に聞こうとはしていませんでした。
 聞くようになったのは、高校の友人が「今度のはお前向きだと思うよ」と『romantique』(1980年7月21日発売)を聞かせてくれたのがきっかけ。薦めてくれたのは、単に、1曲目「CARNAVAL」がいわゆる"テクノポップ"だったからだと思いますが、続く、「ディケイド・ナイト」でやられ、「若き日の望楼」に聞き入ってしまいました。欧州志向だったからでしょうか。「若き日の望楼」について、その友人が「この曲はずるい。こんな風に歌われたら、泣かざるを得ない」と言っていたことが強く印象に残っています。そんなところへ、新譜として発売されたのが『Aventure』でした。1曲1曲にとても感激しました。その直前に高校を卒業し、感傷的になっていたことも影響していたかもしれません。

 大貫妙子さんのコンサートの模様も、このときの9月18日の録音が最初でした。ラジオを聞きながら、とても感激したことを覚えています、と言うよりも、感激したことしか覚えていません。

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