江澤大樹  

1976年 岩手県生まれ埼玉育ち殺陣師、スタントマンの顔も持つ SAMURAI文化の案…

江澤大樹  

1976年 岩手県生まれ埼玉育ち殺陣師、スタントマンの顔も持つ SAMURAI文化の案内人。 「面白く わかりやすく かっこよく」をテーマにのSAMURAI文化の盛上げを目指しています。 https://www.mononofu-guild.com

最近の記事

もし騎馬武者に襲われたら

あなたが山道で もしも騎馬武者に襲われたら。 その時の対処法をお教えします。 騎馬武者はヒット&アウェイを狙ってきます。 向かって右によけて相手が疲れるのを待ちましょう。 隙を見て どこかを掴んで引き摺り落とし、兜を掴んで振り回してください。 打撃は効きませんので関節技が有効です。 馬を驚かせ停止させての落馬を狙う場合 興奮状態の馬の停止は至難ですが、以下の事をお勧めします。 馬より大きい布を広げる 昨今のアウトドアグッズ、折り畳みテントなど良いかもしれません。

    • 矢は放たれた瞬間に決まる

      最良の結果の為には最良の準備 ーーー 箭の弦を離るるものは 衆を討つの善か 「闘戦経」 ーーー 激しい勢いで矢が弦を離れるのは小兵で大敵を討つ術そのもの。 鋭く激しく正確に放たれた矢は巨像をも倒す。矢を放つ瞬間に決まる。矢の放たれた後に当たるかを論議しても始まらない。

      • 御恩と奉公 その循環

        働きに対し見合った 報酬 報酬から生まれる  余裕 余裕から感じる   感謝 感謝の気持が生む  奉仕 大切なのはその   循環  食して万事足り  勝ちて仁義行なはる。       「闘戦経」 食べる事が出来れば万事は満ち足り 戦に勝つ事で仁義の道は行われる。 ご恩と奉公。

        • 大切なのは原則 方法ではない

          哲学や型は有用、使い方は貴方次第 ーーー 蓋(けだ)し古法の節制、信に重んずべきなり。 「李衛公問対」 ーーー 古来より伝わる原則は、出来る限り尊重するのが好ましい。 注意すべきなのは、尊重するのは「原則」であり、決して「方法」ではない。

        もし騎馬武者に襲われたら

          解決の糸口は正面突破だけじゃない

          解決は正面突破だけではない 揺さぶりをかけ より有利な条件で勝負しよう 「囲魏救趙」(兵法三十六計) 魏(ぎ)を囲んで趙(ちょう)を救う。 魏軍に包囲された趙の国を救うため 斉の国は魏軍との直接対峙をせず、その本国を包囲した。 魏軍は趙国からの退却中、斉軍の待ち伏せを受け敗れる。

          解決の糸口は正面突破だけじゃない

          人は城?

          人は城 人は石垣 人は堀 情けは味方 仇は敵なり  「武田信玄」 人との繋がりが強ければ それは城の強さに匹敵する 人への気持ちを大切に 人への憎悪、それが敵。 息子に言われた 「信玄ってひどいよねー、人を城だとか石垣みたいに使うんでしょー!」 あー、そうも聞こえるけどさ😅

          どんな人でも忘れちゃいけない事

          慣れてても油断するなよ 孫子十三篇 懼の字を免れざるなり  「闘戦経」 ↓ どんな達人でも相手を知り、懼(おそ)れることから。 13篇からなる孫子の兵法でも敵を懼れることから免れる事はできない。 懼れるは恐れるの意味だけではなく、畏まる敬う意味も含む。

          どんな人でも忘れちゃいけない事

          日本庭園の見方

          面白い。 日本庭園の見方! 園路を疑え は新鮮で納得。 でも見る直前に聞きたかった。。。 もっと魅力を広めるためにも目につくところに案内が欲しい。。。 京都の庭師が伝える「日本の庭」の見方・読み方・歩き方 https://story.nakagawa-masashichi.jp/98754

          日本庭園の見方

          人に教えるって。。。

          人を教うるに行を以てし 言を以てせず事を以てせず 乃木希典 人を教えるのは言葉でも制度でもなくその人の行動。 ですよねー ほんとですよねー いい人の背中を見て育ちたい。

          人に教えるって。。。

          型破り

          型破りな人 は メチャクチャな人 ではなく 型を破れるのは 型をよく知っているから。 破るべき物をTPOに応じて取捨選択するから。 まずは基本を大事に。

          混同されるサムライの説明を考える

          日本の「サムライ文化」の魅力を広くわかりやすく説明するには ブショウ ・戦国時代など、切磋琢磨した時代に発展した 兵法、建築、刀などを含む工芸品 と サムライ ・平和な江戸期に育まれた 自律を求めた精神性 に分けたらわかりやすいんじゃないだろうか。

          混同されるサムライの説明を考える

          リーダーとメンバー

          チームが良ければ負けない 良いリーダーはチームがいてこそ成り立つ。 ーーー 兵卒制あれば庸将と雖もいまだ敗れず。 若し兵卒自ら乱るれば賢将と雖も危うし。   「李衛公問対」 ーーー 兵の統制が取れていれば、将が悪くても負けることは無い。 逆に統制が取れていなければ、将が良くても負けてしまう。

          リーダーとメンバー

          いいハードを使うのは?

          良い物が有ればいいというものではなく良い物を活用する人材、技術が大切。 ーーー 武力なる物は艦船兵器等のみにあらずして之を活用する無形の実力にあり。百発百中の一砲能く百発一中の敵砲百門に対抗し得る  「秋山真之」 ーーー 武力は艦船の能力だけではなく、活用する無形の力(砲手の士気、実力)である。

          いいハードを使うのは?

          負けないために勝つために

          自分を磨けば負けず 相手を見て勝ち筋を見つける。 ーーー 勝つべからざるは己に在り。 勝つべきは敵に在り。 「李衛公問対」 ーーー 勝てない態勢を作ってしまうのは己の中にあり、勝つべき方法は敵の中にある。 自分の組織を最適化するのは勝利に必要だが、それだけでは勝てない。

          負けないために勝つために

          話せば伝わる?

          話せば 伝わる わけじゃない。 ーー 蓋し兵法は意を以って授くべく、 語を以って伝うべからず。  「李衛公問対」 ーー 兵法を授けるには言葉以外のものが必要であり、言葉だけで伝えることは出来ない。 仕事のやり方を言葉で伝えても、なかなか出来るものでない。

          話せば伝わる?

          尽くしても

          使い道の無くなったものの末路 狡兎(こうと)死して 走狗(そうく)烹(に)らる 「史記 越世家」 獲物のウサギが捕まって死ねば、不要となった猟犬は煮て食われる