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はたらく現場

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喪に関わるひとたち編(霊柩車の工場の職人さん、墓じまいを任される石屋さん、ホテルマンのように自宅のお葬式を取り仕切るひと、若い女性納棺師さん、きびきび祭壇の花を飾るひと、、、)
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#東風

『ケアを紡いで』のカメラマンのはなし

テロップのないことが新鮮なドキュメンタリー語り手☘️田中圭さん 聞き手🌙朝山実(写真撮影も) カメラマンではあるが、田中さんはジブンが専門職だ、という意識がつよくあるわけでもない、らしい。 なんで? 「カメラがよかったねえ」 と、最新作『ケアを紡いで』(大宮浩一監督)の評判は高く、監督の大宮さん(『夜間もやっている保育園』など)は取材を受けるたび、カメラのことをイイね、イイねと言われるものだから、もうスネてしまっているという(といっても監督自身が見込んだ選択眼の正しさを確認

全員爆笑でまったくの新人監督の映画『日本原』の配給を決めた、彼らの理由

「日本一」の低温殺菌牛乳を生産するある牛飼い農家の一年を追ったドキュメンタリー映画『日本原 牛と人の大地』(黒部俊介監督)が9月17日より東京・ポレポレ東中野、大阪・第七藝術劇場での公開がはじまった。 夏のある日、届いた試写の案内葉書にこんな言葉が書いてあった。 〈父が牛飼いになって、もうすぐ50年になります。牛飼いになる前、父は医学部の医学生でした。〉 日本原という場所には一度も行ったことはないが、学生時代からの友人がよく行っていたところだったのと、医者を志した若者が