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【初めての稲作レポ】サクナ初見並走会! in 積みゲーやらんの会

イオラナ(こんにちは)!
 積みゲーやらんの会(※1)の違法建造像、ものモアイと申します。
今回は先日、積みゲーやらんの会(以降、「積みやら」と表記)にて行われた「天穂のサクナヒメ初見並走会」に参加した感想なんかをツラツラ書こうと思います。

※1...積みゲーやらんの会
 みんなで積みゲーを”ガッツリ”プレイする日を作って消化するイベント​を不定期で開催しています(公式原文ママ)。皆各々好きなゲームを日々VCでライブしたりしています。
 詳しくは【積みゲーやらんの会 紹介Note】をご覧ください!
https://note.com/tsumiyara_kai/n/nac9a17cbfac9
【Discordサーバー招待リンク】はこちら!
https://discord.gg/7faMBuEgr5
(または画像をクリック!クリック!)

積みやらアイコン

※この記事内では「農家」というワードが多々登場しますが、”ゲーム上のロールプレイを揶揄した呼称”となります。実在の農家ではたぶんありません。

はじまり~開催日

 ―令和3年6月末、某Discordサーバにて一人の積み人が突如声を上げた。

サクナヒメ初見並走会開催したいです!」

 人生で一度きりの初見プレイ、しかも”あの”名作「天穂のサクナヒメ(※2)」をみんなで同時にワイワイする、そんな垂涎の提案に誘われた積み人達は即座に反応した。

 ※2...天穂のサクナヒメ
 インディーズゲームでありながらも世界累計出荷本数100万本突破したリアル稲作シミュレーション&2Dアクションゲーム。あまりに作りこまれたゲーム性と話題性からパッケージ版の入手が困難となり、令和の米騒動とまで言われたという。

 土地だけ買っていた就農者(※ゲームの話です)、途中で農業から逃亡した水飲み百姓(※ゲームの話です)、夏の就農支援(某サマーセール)でつい新規就農した百姓(※略)。。。
 数名の迷える隠れサクナ農家がそこにはいた。適切なアドバイザーである野生のプロ農家(※)も交え、着々と話は進んでいった。

 そして、あれよあれよという間に開催日が決まった。わずか1日たらずのことである。開催日が決まってからも続々と隠れ農家たちが現れ(炙り出され?)ていた。
 そして去る、令和3年7月17日、土曜日、ついに開催日を迎えたのだった。初見並走者は10人以上となっていた。

そして初見プレイ!

 開始時刻が近づき、続々と積みやらDiscordサーバの専用VCチャンネル(その名も稲作会議!)に集まる農家や、Twitchで配信する農家たち。稲作やストーリー進行のサポート、解説や実況、司会をして頂くベテラン農家さんたちも待機し始め、定刻15:00、―開墾!GL!

 先行者たちの稲作に対する驚愕、困惑、悲鳴を聞きつつ、少し遅れて拙像も開墾。先行農家さんたちの状況やプロ農家のアドバイスを聞いていたので、”同じ轍は踏まねぇ”、"後発農家余裕っしょ"、そんな気持ちで田植えを始めた。
 ―そんな慢心はすぐに砕かれた。

 田植え。まずまっすぐに植えれない。どこにどう植えるのか?疎植って何!?水の量?水温?何が何だか、良し悪しすら分からず、とりあえず進めていた。
 春がすぎ、分けつ?水抜き?日照が!雨が!水かさが!虫が!病気が!素材が!飯が!探索が!う〇こー!、などと米騒動しながら夏が過ぎていった。
 そして夏が終わり、実りの秋の到来である。僅かながらの土地に、申し訳程度の稲穂たち。けれども、それは初めての苦労と努力の結晶、黄金の稲穂。初めての収穫、秋雨にも悩まされた稲架掛け(はさがけ)、地味にもどかしい操作感の脱穀、ぐおおおおお怒涛の籾摺りだー、を経てようやく精米完了!――格は低かった。。。

それでも初収穫は

 嬉しいもので。少ない収穫量ながらも確実にサクナ様のステータスはアップし、米由来の加工品も作れたり、稲作のアレコレも覚えたりと、得るものは非常に多くあった

 ―冬。稲作もひと段落し、いざ探索に本腰を入れる時期。米パワーで強くなったサクナ様。苦労した敵(兎鬼や猪鬼、スズメやスズメやスズメ)もタコ殴りにできた。そして新たな巨大鹿にボコられたりと、このゲームのキャッチコピー「米は力だ!」を体感できた。苦労の対価がレベルデザインとしてよく表せられた、とても良いゲームだと感じさせれた。発売時の話題性のそうだが、評価がとても高いのはこのような点にあるのだと思われた。

 そして2年目の春を迎えた。・・・田起こし?え?何それ?私、知りませんが?去年はなかったことが。上がる難易度。そう、知りませんが?去年はなかったことが。上がる難易度。そう、1年目はチュートリアルだった。それからも24時間作業や新しい知識や農法を覚え、苦労し、3年目の収穫を終え、今回の拙像の並走会は終わった。
 なお、並走会は唐突に指名された代表者による困惑の「この聞かず!」(パァン)の一丁締めで〆括られたことをここに報告する。

並走会を終えて...

 純粋に楽しかった、そう思える何かがサクナヒメと並走会にはあった。ゲームをほぼぶっ続け(※よい子は真似しないでね)で"ガッツリ"プレイしたのは学生以来だが、そうまでさせるものが確かにあったのだ。
 それでもまだこのゲーム、序盤も序盤である。米作りの新たなノウハウ、便利グッズ、技やキャラ、ストーリーなど、この先もやることは盛沢山であろう。やったね!まだまだ遊べるドン!

初見プレイを並走すること

 初見プレイはよほどシンプルなゲームを除き(例外もあるが)、迷いつまづき、時には理不尽さにガッ〇ムするのが付き物だと思う(それが醍醐味でもあるのだが)。
 一人で黙々とやるのはもちろん良い(感動モノなどは特に)。が、誰かと一緒に、または誰かに見てもらい、酒の肴(愉悦)になるもの一興だと最近は特に感じている。あるいは既プレイ勢として後方ベガ立ちするのも良い(私もしてみたい)。「ソロプレイゲームは一人でするもの」、その考え方はもはや過去のものなのだろう。
 情報共有のしやすさ・早さは勿論のこと、つまづき(許せねぇ)、"沸き"、感動の共有、あるいは可視化された遅れからの焦り。”同じ”内容を同じ条件でプレイすることで図らずも浮き彫りになってしまう腕前(あるいはゲームセンス)の差。初見プレイで、かつ、並走して初めて気付くこと、見えてくる景色は確かにあった。

最後に

 共に並走された新人農家の方々、的確なアドバイスと実況、司会をして頂いたベテラン農家の方々、何よりこの並走会を提案頂いた某農家さんに感謝の意を表してここに筆をおく。(了)

筆者について
 ものモアイと申します。
電子の海のバーチャルイースター島でYoutubeやらTwitchやらを眺めていたら、たまらなくなり自らもネットの海に漕ぎ出した白黒の石像です。
 ちなみにイオラナはイースター島の言語で「こんにちは」を意味します。

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