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狂気の哲学アニメ『ミッドナイトゴスペル』|『アドベンチャータイム』を超える衝撃!

『ミッドナイトゴスペル』というNetflixオリジナルアニメ。

最初に予告編を見たときは気持ち悪い映像が並んでいる・・・なんだか、こんなの見たくないなぁ・・・と思っていたのですが、

しっかり見てみると、度肝を抜かれました!!

このアニメ構成が凄い。

地球から遠く離れた場所での主人公が、ゾンビだらけの地球に転送され、アメリカと思われる場所の大統領と大麻と精神に関する哲学を論じながら、ゾンビから逃げる。

という意味のわからない展開でありますが、意味はわからないなりに分解すると、

・映像:ゾンビから逃げるグロテスクなアニメ
・セリフ:大麻と精神に関する哲学(インタビュー調)

という二重構造になっている。

最初にこのアニメを見た時は、刺激的な映像を見せることで退屈な哲学の話題を飽きることなく見せることが目的なのか?

と思っていたら、「ゾンビ」という設定が最後にばっちり回収されると言うウルトラ C の着地!

このオチで描かれる社会と自分との繋がりとゾンビを結びつけるのは『アイアムアヒーロー』的でもあります。

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このカオスな設定を20分で語り尽くす衝撃。。。

詳しくは本編をご覧いただきたい!

この構造、どこかで見たことあるなと思ったら、案の定「アドベンチャー・タイム」のペンデルトン・ウォードが手がけている!

やー、これこそ新時代のアニメ表現。。。

なんだか意味のわからない映像を見せながら、主人公が次第に哲学を獲得していくという流れはリチャード・リンクレイター『ウェイキング・ライフ』を彷彿とさせます。

様々な登場人物の人生哲学を聴きながら、主人公が自分の人生について考えるという展開はもしかするとミッドナイトゴスペルに通じるものかもしれません。

シーズン1の1話目で、この衝撃!これからどうなるのか・・

今後が楽しみです!


英語のアニメなので、英語学習にも最適かもしれません。

しかも専門用語も学べる!

もし、Netflixで英語を学習されているのならこちらもどうぞ!




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