Claude 3.5の公開アーティファクトのリミックスでの提案機能

生成AIの練習帳 16
Claude 3.5の公開アーティファクトのリミックスでの提案機能

○公開アーティファクトをリミックスで読み込むと、便利なことにClaude 3.5側からそのアーティファクトへ3つの提案がなされる。この提案内容がすごすぎる。もちろん自分でもこの公開アーティファクトを読み込むことができるので、生成AIと無限に会話を続けることができる。

○前回の続きの事例をあげてみる。

○元のアーティファクト

質問(この質問はClaude 3.5が勝手に作成している)
「こんにちは、クロード!このアーティファクトのいくつかのバリエーションを探りましょう。このアーティファクトを再現した後、リミックスする3つの方法を提案できますか?」

「高齢者デイサービスの課題分析と対策(オズボーンのチェックリスト使用)」
https://claude.site/artifacts/a6e7cc3d-2743-40b7-9124-53cb6f575d31

さて、このアーティファクトをリミックスする3つの方法を提案します。

  1. テクノロジー統合に焦点を当てる:コンテンツを整理して、さまざまなテクノロジー(AI、VR、IoTなど)を高齢者デイケアサービスのさまざまな側面にどのように適用できるかを強調することができます。これには、既存のアイデアを再編成し、技術的な解決策を強調する新しいアイデアを追加する可能性があります。

  2. 持続可能性中心のアプローチ:高齢者のデイケアサービスをより環境的および経済的に持続可能にすることに焦点を当てるために、コンテンツをリミックスすることができます。これには、サービスの社会的持続可能性の側面を考慮しながら、エネルギー効率、廃棄物削減、費用対効果の高い運用に関連するアイデアを強調し、拡大することが含まれます。

  3. コミュニティ統合モデル:高齢者のデイケアサービスがより広範なコミュニティとどのように統合されるかを強調するために、コンテンツを再構築することができます。これには、世代間の相互作用、コミュニティパートナーシップ、多目的コミュニティセンターとしてのデイケア施設の使用を促進するアイデアの再編成と拡大が含まれます。

これらのリミックスの1つを進めましょうか、それとも別のアイデアがありますか?」

○質問
「一番の提案をお願いします。」

回答
「はい、承知しました。それでは、最初の提案である「テクノロジー統合に焦点を当てた」リミックスを行います。この新しいバージョンでは、高齢者デイサービスにおける様々な技術(AI、VR、IoTなど)の適用に焦点を当てて内容を以て構成します。

https://claude.site/artifacts/e450aac9-72ee-4519-afc1-2cc1de65a9c5

このリミックスバージョンでは、高齢者デイサービスにおけるテクノロジーの活用に焦点を当て、以下の7つの主要カテゴリーに再構成しました:

  1. AI(人工知能)の活用

  2. VR(仮想現実)技術の導入

  3. IoT(モノのインターネット)の活用

  4. ロボット技術の導入

  5. テレヘルス・遠隔医療の活用

  6. デジタル化とクラウド活用

  7. 先端技術の応用

各カテゴリーには、元のアーティファクトの内容を再構成し、新しいアイデアを追加して、テクノロジーを中心とした革新的なアプローチを提示しています。この新しい構成により、高齢者デイサービスにおけるテクノロジーの可能性と課題がより明確になり、未来志向の戦略立案に役立つでしょう。
この新しいバージョンについて、さらに詳しく説明したり、特定の部分について掘り下げたりすることはできますが、いかがでしょうか?」

○時代の流れを痛切に感じてしまう。個人的なことを書くと、livedoorブログが2003年11月にサービスを開始し、それをいち早く施設のホームページのメインに取り入れたのが12月(福祉施設では初めての試み)であった。施設のホームページは介護保険が始まった2000年から考えていて、2002年5月に外部委託をせずに職員だけで立ち上げた。立ち上げ当初から、施設のホームページでは情報発信に重点をおいた。ブログの特性をいかして現場からの発信を試みた。今でこそブログの活用なんて誰もが思いつくが、当時はそんなことを考える人は福祉施設にはいなかった。

○少し、10年前と20年前を振り返ってみたい。Claude 3.5に室する。

質問
「高齢者介護施設でのIT導入は遅れていますが、10年前の高齢者介護施設ではどのようなITが導入されていたのでしょうか。​​​​​​​​​​​​​​​​」

回答
「10年前、つまり2014年頃の日本の高齢者介護施設におけるIT導入の状況は、現在と比べるとかなり限定的でした。当時の主なIT導入例として、以下のようなものが挙げられます:

1. 介護記録システム:
パソコンを使用して入居者の日々の状態や介護内容を記録するシステムが一部の施設で導入されていました。ただし、紙ベースの記録も依然として主流でした。

2. 勤務管理システム:
職員のシフト管理や勤怠管理にコンピュータシステムを使用する施設が増えつつありました。

3. 見守りカメラ:
プライバシーの問題もありましたが、一部の施設では入居者の安全確認のためにカメラシステムを導入していました。

4. ナースコールシステム:
入居者が助けを求める際に使用する基本的な通信システムは、多くの施設で導入されていました。

5. 服薬管理システム:
入居者の服薬スケジュールや投薬記録を管理するシステムが、一部の先進的な施設で使用されていました。

6. 基本的な施設管理システム:
入居者の基本情報管理や請求書作成などの事務作業に、コンピュータシステムを利用する施設が増えていました。

しかし、これらのシステムの多くは現在のものと比べると機能が限定的で、施設間でのデータ共有や連携は難しい状況でした。また、導入コストの高さや、高齢の職員のIT技術不足なども、広範な普及を妨げる要因となっていました。

現在と比較すると、クラウドベースのシステムや、AIを活用した介護支援、IoTデバイスを使用した健康モニタリングなどは、まだ一般的ではありませんでした。

更なる詳細や特定の分野についての情報が必要でしたら、お知らせください。​​​​​​​​​​​​​​​​」

○この説明通りであり、まだまだ施設全般に利用されるとは考えられていなかった。事務員が介護保険の請求業務をパソコンでやり、介護支援専門員はパソコンでケアプランを作り、一部の先駆的施設では介護職員が介護記録をパソコンで入力していた。これは今までの手書きをパソコンで清書するという形であり、介護職員も介護支援専門員もさほど利便性を感じてなかったと思う。ITが介護の現場に入ってくると考えていなかった。僕は当時から介護職員ひとりひとりにパソコンを持たせたかったが、法人の古い体質の雰囲気に負けてそこまではできなかった。

○では、20年前はどうだったのか。これもClaude 3.5に聞いてみる。

○質問
「20年前はどうでしたか」

回答
「20年前、つまり2004年頃の日本の高齢者介護施設におけるIT導入状況は、現在や10年前と比べてさらに限定的でした。当時のIT環境を考慮すると、以下のような状況だったと考えられます:

1. 基本的な事務管理システム:
一部の大規模施設では、入居者の基本情報管理や請求書作成などの事務作業に、パソコンを使用し始めていました。しかし、多くの施設では依然として紙ベースの管理が主流でした。

2. 初期のナースコールシステム:
多くの施設で、入居者が緊急時に介護スタッフを呼ぶための基本的なナースコールシステムが導入されていました。ただし、これらは現在のような高機能なものではなく、単純な通信機能のみを持つものがほとんどでした。

3. 限定的な介護記録:
一部の先進的な施設では、パソコンを使用して介護記録を入力し始めていましたが、ほとんどの施設では紙ベースの記録が主流でした。電子化された記録システムは、まだ珍しいものでした。

4. 初期の勤務管理:
大規模な施設では、エクセルなどの表計算ソフトを使用して、職員のシフト管理を行い始めていた可能性がありますが、多くの施設では手書きの勤務表が一般的でした。

5. インターネット利用の始まり:
一部の施設では、事務作業や情報収集のためにインターネットを利用し始めていましたが、介護現場での活用はほとんどありませんでした。

6. セキュリティシステム:
防犯カメラなどの基本的なセキュリティシステムが導入され始めていましたが、現在のような高度なシステムではありませんでした。

この時期は、介護保険制度が開始されて間もない頃(2000年に開始)で、制度への対応に追われていた時期でもあります。そのため、ITシステムの導入よりも、新しい制度に基づくサービス提供体制の整備に注力していた施設が多かったと考えられます。

また、当時はまだインターネットの普及率も低く、高齢者介護の分野でのIT活用の認識も低かったため、現在のような積極的なIT導入の動きはほとんど見られませんでした。

多くの施設では、介護そのものが人の手によって行われるべきだという考え方が強く、IT導入に対する抵抗感も大きかったと推測されます。​​​​​​​​​​​​​​​​」

○こんな時期に僕の場合、情報発信に重きをおいたホームページを立ち上げ、ブログを使って毎日介護現場から発信を続けた。時代の最先端を走っていたと思っている。

○それが、今やIT導入の話しを生成AIはこんなにも生々しいアイデアで表現している。この中に述べられている

  1. AI(人工知能)の活用

  2. VR(仮想現実)技術の導入

  3. IoT(モノのインターネット)の活用

  4. ロボット技術の導入

  5. テレヘルス・遠隔医療の活用

  6. デジタル化とクラウド活用

  7. 先端技術の応用

○それぞれの項目ごとに5個の提案がなされている。めちゃくちゃすごい内容のアイデアが出されている。施設のスタッフだけでは到底無理であろう。専門家と討論していくみたいだ。詳しくはリミックスされたアーティファクトを読んでください。

○こんな実践が現実味を帯びていると思うと、本当に隔世の感がある。大きく時代が転回する真っ只中に僕たちは立っているのだ。これらのアイデアをどれだけの管理者が理解しているのだろうか。管理者が無理なら、若いスタッフが変えていくしかないだろう。がんばろう。(^_^)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?