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アケコンあれこれVol.1

久々のnote、というか存在を完全に忘れてたというアホっぷり……。
ここ数年色々あったのもあり記事にしたいなと思うも情報漏洩に抵触してしまうレベルの内容になること間違いないのでできねぇーわ~ということのオンパレードなので最近ハマっていることやら何やら書く方が幸せじゃね?
ということに落ち着きつつ、色々試したこととか誰かのためになれば幸いかなと思うところであります。
で、音楽活動はどないしたって聞かれても困る、なかなかうまくいかないってばさ……絶賛スランプ中ってやつで大きな壁崩すのが大変ですたい。

そのあたりは置いといて、本日はアケコン、いわゆるアーケードコントローラーについていろいろと実験したのでそれについて書き連ねていこうかと。

現在使用しているコントローラー

自分が使用しているのはGameSirという中国メーカーのアーケードジョイスティックコントローラーC2というものです。

GameSir C2

丁度Steamで鉄拳7をやろうかな~と思った際に
「あ、PCに接続できるアケコンがねぇーわ」
という状態だったのでヨドバシで1万ちょっとという値段で販売されてたこともあり、色々調べつつ購入したわけです。
ちなみに鉄拳の腕は全然うまくないです、下手の横好きレベルです。
7でのオンライン最高段位なんて三段止まりです、実質万年初段w

それはさておき、このC2は巷では遅延が凄まじいという話が挙がっていてちょいと不安感を抱きつつも実際に繋いでプレイしてみたら「遅延よりもボタンが気にくわねぇ」とw
レバーとボタンは業界標準ともいえる三和電子製のものが搭載。
この辺も調べて以前PS2~3時代に使っていたアケコンと同様であることを確認した上で購入したものの、「これ本当に三和製?」と疑いたくなる状態。
レバーは柔らかい点が前アケコンより好きではありましたがボタンがえらく反応が悪く、静音ボタンでもないのに押し心地と反応が悪い……。
しばらくはそのまま使用していたのですが、さすがになんとかしたいなと感じ思いついたのが
「そうだ、前のアケコン使わないからボタン替えればええやんけ」
と……そして初めてのC2バックパネルご開帳の儀を始め内部を確認。
中は正直良い出来というか、ファストン端子に保護スリーブも付いていて驚いた点……前のアケコンは天下のH社製でしたがファストン端子は丸裸wそれに比べたらスリーブ付いて配線も綺麗とか……見習えよH社とw
おそらく今は端子丸裸にはなってないとは思いますけどね。

そんなこんなでファストン端子を抜いてボタンを差替えていざ動作確認とプレイ……ぶっちゃけ元から付いてたボタン不良品だったんじゃね?と思うほどにちゃんと入力される……同じ三和電子製なのに……差替えボタンのほうが古いのに……さすがに笑ってしまう結末。

鉄拳で使用するLPRPLKRKのみボタンを差替え後


こうして自分が使っているC2はマイナーチェンジではあるものの、ボタン動作が改善され良い具合でしばらくプレイをしておりました。

その後しばらくして、鉄拳8発売がアナウンスされてからもまだ7で粘っていたときに新たに感じたのがレバーの柔らかさでした。
前のアケコンのレバーはC2と同じく三和製のJLFで割と固めでした。
しかしC2は同じ三和JLFでも柔らかい……ちょうどゲーセンで使い込まれたレバーに似た柔らかさに通ずる感覚で、購入当初は動かしやすいと思っていたのが最近はなんだかその柔らかさがあまりにも柔らかすぎると感じるようになっておりました……なんだろう、コロナ禍もありましたがそれとは関係なくゲーセンに行くことが無くなり使い込まれたレバーに触れる機会が消失したせいなのか、とにかく柔らかさが気に入らなくなったのでした。
そんな折、色々調べていたら三和電子がJLFレバー用のカスタムパーツを出していることを知り、もしかしたら問題が解消できるかもしれないと期待を込めて取り扱っている秋葉原の千石電商様にてパーツを購入。
これがきっかけでさらなるアケコンの沼にハマっていくと誰が予想したであろうか……この手のカスタムとか好きなのでハマるのも無理はないかw

三和電子製カスタムパーツ群

三和電子製パーツ換装による変化

レバーに使用する三和電子製カスタムパーツは主に3つ販売されてます。

1,ガイドプレート
2,スプリング
3,アクチュエーター

ガイドプレートは標準のものは一般的な四角型による8方向のものが搭載されており、アクチュエーターが当たる部分を押し上げてスライドさせると4方向 (上下左右のみ)に切り替えられるというガイドになってます。
ガイドはレバーの固さに関係ないですが、操作するにあたって入力感も変えたいと思いガイドも購入しました。
別売ガイドはアクチュエーターが当たる部分のチップが差替えできるというGT-8Xと対応するチップGTN-B(青)GTN-R(赤)GTN-Y(黄)の3種を購入。
あと1種類GTN-VI(紫)がありますが、こちらは丸型のチップのため
「さすがにこれは使わないわ……」と思い購入しませんでした。

三和製ガイドプレートとチップ

それぞれ何が違うのか簡単に説明すると

GTN-Bは横方向(もしくは縦方向)にくぼみが付いており、通常のチップより横(縦)方向へしっかりと入力されるチップ
GTN-Rは上下左右に突起が付いており、各方向への入力感が増すチップ
GTN-Yは8角形状の形になっており、各方向への入力がしやすくなるチップ

と、それぞれに特徴を持っています。
使用感はあくまでも主観によるものなのであまり参考にはならないかもしれませんが、それぞれで以下のような使用感でした。

GTN-Bはくぼみにより通常の四角ガイドよりも横方向への入力がしっかりするため、連続での横方向への入力はしやすくなり、鉄拳ではブライアンのマッハパンチ(マッハキック)等の→→(←←)や、ドラグノフのロシアンフック・アサルトやキングのシャイニングウィザード、各キャラが持つスラッシュキック等の→→→(←←←)入力が入りやすくなる。
また、三島系キャラのステップ入力(→☆↓↘ or ←☆↓↙)やドラグノフやブライアンで使用するステップ入力(↓↘→ or ↓↙←)の際も横方向への入力のしやすさの恩恵があり、別方向への誤入力が減る。

GTN-Rは上下左右に付いた突起により8方向全てに入力感がアップし、GTN-Bよりも各ステップやコマンド入力がしっかり入るため誤入力が減る。
下段攻撃の際の↓入力もしやすいため各キャラの下段攻撃入力の際の誤入力も減り、確実に各方向へ入れたい人はGTN-Bよりこちらのほうが良い。

GTN-Yは8角形のためGTN-Rのように確実に入れたい人向け。
GTN-Rよりも回転系コマンド、↓↘→のステップ入力、半回転系(キングのジャイアントスイング等)が滑らかに入力できる点が強いが、その形状ゆえに各方向への入力時のレバー傾斜が大きくなり、四角ガイド基準のGTN-B及びGTN-Rとは使用感が全く別物になるため人によっては逆に扱いづらくなる。

といった具合でした。
個人的にはGTN‐Rが抜群に使用感が良かったという印象です。
入力時にクリック感があり、各方向に止められるというのは非常に大きく、通常の四角ガイドでは暴発してしゃがみパンチに化けたりした技が格段に暴発が減り、おすすめとしてはGTN-Rが一番かなと感じました。
次点でGTN-Bで、GTN-Rには及ばないまでも上下入力のクリック感を抜きにして横方向にしっかりはまってくれる入力感が欲しい人にはうってつけと言えるチップではないかと。
誤算だったのはGTN-Yで、レバーシャフトの傾斜が思ったよりも倒れ込むので逆に扱いづらさを感じ、何度差替えて試しても「あ、無理」とw
おそらく内径が大きく感じられる点が扱いづらさを生み出しているのでしょう。
これで内径が狭くなっていれば正直化けると思うんですが三和電子さんどうでしょうか?内径狭くしたの出してみません?(マテ

さて、次はスプリングです。
こちらも4タイプ販売されていますが、そのうちの2タイプを購入。
JLF-SP-B(青)JLF-SP-R(赤)の2つですが、スプリングはレバーにおいて固さに関わる部分になるので使用感は大きく変化します。

三和製スプリング

特徴は以下のようになっています。

JLF-SP-Bは倒し始めの加重→倒し切った加重が共に1.5
JLF-SP-Rは倒し始めの加重→倒し切った加重が共に2
※数値は標準が1とした際の数値

正確には数値は倍数ではないらしいんですけど実質は倍だと思ってもらってもいいんじゃないかなと思います。
標準のスプリングと比べたら明らかに違うことがわかるので……。
ちなみにこちらも黄色と紫があり、黄色のJLF-SP-Y1.3→2となっており、紫のJLF-SP-VI1→1.5となっています。
ちなみに、別日に黄色のJLF-SP-Yも購入して試していますのでこちらの使用感も記しておこうかと思います。

JLF-SP-Bは標準では柔らかすぎるしレバーの戻りも甘いと感じる人が最初に試して欲しいと感じるスプリングで、ある意味標準とは違う固さのスプリングの基準としてもらうのもアリ。
ただし、標準スプリングとは明らかに固さが違うのは感じられるため最初は違和感を抱くが、やりすぎないレベルのスプリング換装として手を出しておいて決して損はない。

JLF-SP-RはJLF-SP-Bと比べても明らかに固く、標準と比べたら別物レベル。
いきなりJLF-SP-Rに手を出すとあまりの固さに標準スプリングのほうが扱いやすいと感じてしまうほどのため、JLF-SP-Bを試した後、固さがもっと必要だと感じられた場合にJLF-SP-Rへ換装してみるのが吉。
レバーを倒す際にある程度の力は必要になるが、同時にニュートラルへの戻りも速くなるため、三島系のようにニュートラルを挟むステップを入力するキャラには相性が非常に良く、方向入力より戻りのレスポンスを求める人にもこのスプリングへの換装はおすすめできる。
しかし、戻りの反発力によりレバーを叩く/弾くような形で動かすプレイスタイルの人によっては戻りの際に逆方向への誤入力が発生する可能性があるため注意が必要かもしれない。

JLF-SP-Yは上記JLF-SP-BとJLF-SP-Rの中間に位置するスプリングで倒した際の力はJLF-SP-Bに近く、戻りはJLF-SP-Rに近いという印象。
良くも悪くも中途半端に感じつつもあり丁度良く感じつつもある。
個人的にピーキーなほうが好みではあるため標準よりはマシといったところ。

以上がスプリングに関して感じたところです。
どのスプリングも昔の自分だったら固くて絶対無理と感じたでしょうが、今は固いスプリングによるレバー制御が合っていますね。
クイックさや固さを求めるならスプリング換装が一番効果があります。

お次はアクチュエーターです。
こちらはレバーの動作スイッチとガイドに触れるパーツになります。
このパーツが太ければ太いほどマイクロスイッチを速く動作させガイドにも速く当たることができるため、より小回りにレバーを動かすことが可能になるわけです。
こちらも3種類ある中の2つ、JLF-P-B(青)JLF-P-R(赤)を購入しました。
残りはJLF-P-W(白)という静音レバーに標準搭載されているらしい通常のJLFレバー標準のものより少し太いアクチュエーターになります。
小回りの利くレバーにしたいこともあり、青と赤のみ購入となりました。

三和製アクチュエーター

太さはそれぞれ以下のようになっているようです。

JLF-P-5(JLF標準)=φ15.8
JLF-P-W=φ16.2
JLF-P-B=φ16.45
JLF-P-R=φ16.7

標準とJLF-P-Rを比べると結構太くなってます。
現物目視で太さが違うのがわかるレベルだったりするので、より速くより小回りなレバーにしたい場合はかなり効果が見込めます。
以下、換装してみた際の所感です。

JLF-P-Bは標準と比べると太いが実際に換装し動かしてみるとあまり違和感を感じない程度であり、少々の遊びを持たせつつ速さと小回りさを求める場合は選択肢としてこちらに換装すると良いと思う。
これで太いと感じるようであればJLF-P-Wというもう少し細い選択もできるため、他パーツと同じようにカスタム用の基準として考えるのも良い。

JLF-P-Rはしっかりと太さを感じるため、レバー傾斜及び可動域も狭くなり遊びを可能な限り少なくしたい場合はこちらがベストになる。
無論、標準とは明らかに動かした際の感覚は別物となるため、レバー入力のレスポンスに戸惑うかもしれない。
また、人によってはコマンドが誤入力されて扱いづらい状況も考えられる。
その場合はJLF-P-BやJLF-P-Wのほうが合うと思われる。

ざっくりではありますが、自分が感じたのはこんなところです。
各パーツそれぞれ決して値段が高いわけではないので、様々な組み合わせを気軽に試せるので三和電子JLFレバーをもう少しなんとかしたいと感じている人はまずこれらのカスタムパーツを試してみてほしいです。

自分が一番気に入ったのは全て赤パーツで統一したカスタムです。
固いスプリングと太いアクチュエーター、全方向への入力感が増加するので安定感は非常に高いですが、JLF標準からはかなりかけ離れたものにはなります。
しかし、コストパフォーマンスは非常に高く、簡単に固いレバーへと変化させられるので、柔らかいのが苦手な方や小回りの利くレバーを求める方には一度試して欲しいと感じるカスタムです。

全て赤パーツで統一されたJLFレバー

そんなわけで、アケコンカスタム第一段階は以上になります。
しかし、このカスタムでも段々満足ができなくなりさらなるカスタマイズへと進んでいくわけです……沼です完全にw
Vol.2では再びのレバーカスタムについて書いていく予定です。
三和純正のカスタムパーツが気になる方の参考になれば幸いです。

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