本当のタモロスが始まる

「ブラタモリ」が終わるという。いつか終わるのは分かっていたが、秒読みが始まると寂しさを感じる。

「タモロス」という言葉が流行った頃、「タモリ倶楽部もブラタモリもあるのに何がロスだ」と思ったものだった。

 あの時はたかが「笑っていいとも!」が終了するだけの話であった。言っては悪いが自分から見れば「いいとも!」からは「タモリ的マニアックさ」が感じられなくなっていたので、どうでも良かったものであった。

 前に書いたかも知れないが、「騒動宗他力本願寺派」を名乗り、「安産スッポン!」とか叫んでいた頃が、自分にとって「いいとも!」が面白かった時期である。

「おじさんは怒っているんだぞ」のコーナーで「お前ら(チ◯コ)が右向いてるとか左向いてるとか、話題にしてるらしいな」とか言っていたりもした。

 増刊号で嵐山光三郎が、放送内容と全く関係ない話をゲストとしていたりしたが、これはこれでおかしかった。

 そして、「タモリ的マニアックさ」の真骨頂であり、おそらく昨今の「鉄道ブーム」を生んだ(もちろん「鉄子の旅」や「青春鉄道」といった他の要因もあるのだが)「タモリ倶楽部」が終了、本当の「タモロス」の日が近づいている事を感じた。

 さらに「ブラタモリ」が終わる。自分の観ている番組からタモリがいなくなるのである。あとは観るとしたら「徹子の部屋」にゲストで出た時のマニアックなモノマネぐらいだろう。

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