俺の触れた「剣と魔法の世界」

 自分の場合、幼稚園とか小学校に行っていた頃には「剣と魔法の世界」についてあまり触れなかった。

 なんかちょっと関係あるかなという部分をメモしておく。

 小学校低学年くらいの頃に公会堂で映画を観た。『長靴をはいた猫』というやつである。若い頃の宮崎駿が関わっていたという。
 この作品とその続編に出てくる刺客というか、殺し屋の猫達が自分は好きなんだが、それはまあ置いておいて。

 勇者にあたるピエール、ヒロインのローザ姫、そして魔王ルシファとキャラも揃っている。「魔王との結婚」もよくある要素だ。クライマックスの魔王の城での戦いの場面はもとになった童話には無いようなのだが。

 この『長靴をはいた猫』こそ、自分が「魔王と勇者の戦い」と言われてすぐに思い浮かぶ作品である。

 テレビアニメだと『ポールのミラクル大作戦』(1976)はリアルタイムで観ている。主人公のポールが異世界の魔王ベルトサタンにさらわれたヒロインのニーナを助け出すのが前半のストーリー。それを助ける妖精のパックンは、こちらの世界ではぬいぐるみに宿っている。また、ニーナの飼い犬ドッペも仲間になる。

 ポール達は魔王に対して、オカルトハンマーや、その力でミニカーから変化させたミラクルカー等を使って対抗する。

 あとは、あまり無いな。

 よく読んでいた『ドラえもん』にもそれっぽいモチーフが出てきた事はあった。『ゆめのチャンネル』ではとらわれの姫となったしずちゃんの所に、勇者のび太が豚に乗って颯爽と現れる。馬は大きくてこわいとか言っていた。そして魔物を見ておもらししたり。

 また、『立ちユメぼう』では魔境を愛犬ドラと冒険する話が現実と交えながら展開される。話の展開が思ったように行かず、遊びにまぜてもらった妖精から墨を塗られたり(丁度正月だった)、宝でも見つからないと話が終わらないと愛犬ドラに要求したりという、ちぐはぐな所がおかしかった。

 異世界冒険的な要素のあるゲーム作品が一般的になっていくのは、もう少し後の事である。

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