アニメ思い出し語り 4 こてんぐテン丸

 藤田淑子の演じる主人公とちょっと聞かれた時、自分にはジェリー(トムとジェリー)、一休(一休さん)、木手英一(キテレツ大百科)と知性派のイメージがある。しかし実際には色々演じておられるのである。このテン丸は知性派とはまるでかけ離れたやんちゃキャラだった。

 正式には「ベムベムハンターこてんぐテン丸」というらしい。「ゲゲゲの鬼太郎」や「ドロロンえん魔くん」のような妖怪退治もので、自分のミスで逃がしてしまった凶悪妖怪を捕まえる。
 サポートの冷静担当(目玉親父やシャポー爺に当たる)として妖怪辞典を持ったカラス天狗のクロ(本当にカラスの容姿、声は「キン肉マン」のミート君の松島みのり)が付いている。
 そう言えばこの組み合わせ、キン肉マンとミート君の組み合わせにちょっと似てるかな。

 主題歌で装備の自慢をしたりしているけど、これは多分彼が「天狗」だからだろう。

 目玉親父役がいるというと、猫娘役(あるいは雪子姫役)はどうなんだとも思うが、アニメ版では終わり近くになってニーナちゃんが出てきた。詳しく覚えていない。
 それまでは人間側の美少女キャラのヨーコちゃんがヒロイン役で、すぐ後に始まる3期ゲゲゲの鬼太郎のユメコちゃんに近いポジションだった。

 ねずみ男的キャラはどうだったかな。いなかった気がする。敵側から話によって寝返るキャラがいても良かったような感じだけど。

 あと、人間側には妖怪に似た悪ガキトリオ、入道、カッパ、油すましがいた。だいたいこの3人とヨーコちゃんが事件に巻き込まれるんだったような気がする。

 妖怪ものって類似ジャンルにある「怪物くん」も含めてだけど、長く続いたり、続編やスピンオフが作られる事が結構ある感じだ。でも「こてんぐテン丸」のアニメは最終決戦まで行かずに残念ながら打ち切り、続編の話も聞かない。

 印象に残っている話は、なまずの妖怪が女の子を集めて人魚にさせ、「はあれむ」を作る話。ちゃんとその時はハート型の物を貼ったりしているんだけど、術が解けると放心状態の全裸の女の子達が池に立っているという話。

 再放送もなかなか無いよな。

サポートありがとうございます。 はげみになります。